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2018/09/27
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カテゴリ: 日記
09/24午後夜

長野ロキシーへ。
白石和彌監督「​ 止められるか、俺たちを ​」(2018)の先行上映&舞台挨拶。
定員200以上のロキシー1が満員札止めになった。
場内は上映前からすごい熱気だった。
素晴らしい!



まだ公開前なので、詳しく書かないようにしよう。

めっちゃおもろい
予想をはるかに越えたおもしろさ。
熱い坩堝のような作品。

ものすごく骨太でがっしりした体型の若松監督をスマートな体型の井浦さんが演じるってのは正直不安だった。
でも、実際観てみたらこれがもう、何の違和感もなく若松監督そのもの。驚愕。
単なるモノマネとゆー域は完全に超越してる。
「モノマネ」も もちろんしていて、モノマネがほとんどギャグみたいになってるところすらある。
井浦さんの場合はギャグのはるか向こう側に突き抜けてる。確信犯。
ただひたすら深い尊敬と愛情を込めて若松監督になり切った井浦さんの姿勢にはひたすら感動。
魅力的な「人たらし」で無茶苦茶で時々超いい加減な天才…若松監督....
映画そのものも坩堝のように熱い青春群像劇。胸アツだ。感動。
当時の若松プロの状態が既に異常な坩堝だ。
足立正生大和屋竺荒井晴彦高間賢治福間健二大島渚....といった人々が日常的に入り乱れて飲んで議論して映画を撮っていた。ほぼリアル梁山泊。
唖然とするような異様な状態。

そんな若松プロを助監督・吉積めぐみの目を通して描く。
彼女の視点で描くことで、客観的な冷静さを保つことができるようになってる。絶妙な距離感だ。もし直接的に若松プロと若松監督を描いていたら、スタッフもキャストもみんな想いが強すぎて、こーゆー感じのいい具合の客観性を獲得することは難しかったかもしれない。今は亡き若い助監督の目を介していても尚、この熱さなのだから...。
吉積めぐみを演じた門脇麦ちゃん、最高に魅力的だった。おれは彼女の出演作をそんなに沢山観た訳ではないけれど、今作の麦ちゃんは出色のむぎちゃんだと思う。
こんな風に役者の皆さんのことをいちいち挙げていたらキリがないので、それでも「おばけ」役のタモト清嵐さんは素晴らしかった。
彼の何とも言えないスコーンと抜けた感じの存在感が素敵だ。
この作品には必須の存在だったのだろうと思う。
彼と麦ちゃんのシーンはとりわけ素晴らしい。
ちょっと目頭が熱くなってしまう程よかった。

白石作品は「凶悪」以後、
おれはけっこうしっかり追いかけて観てる方だと思うが、
この作品はちょっと「特別」な感じがする。
ホントに観てよかった。

「孤狼の血」の感想はこちら

「彼女がその名を 知らない鳥たち」 の感想はこちら

「牝猫たち」の感想はこちら

上映後に

ロキシーの高橋さんのMCもgoodでした。
パンフにサインもらって、握手もしてもらった。光栄です。
このパンフは異常に充実してる。
読み応えありすぎ。
このパンフは買った方がいいです。
井浦さんの「キラキラ…」についての発言に大爆笑&激しく同意。
この作品こそが正統的な「青春キラキラ映画」だ!
必見。
ロキシーでは更に意欲的なイベントが続く。
井上監督や高間賢治氏のトークもあるし、
若松監督の「 ゆけゆけ二度目の処女 」の上映があったりする。
ロキシー、攻めまくりだ。超アグレッシブ。すげえ!





やなぎや ​で夕食。
秋刀魚、とんかつ定食、担々麺(大辛)を家内とシェアして食う。






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Last updated  2018/11/12 09:21:32 PM


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