元代表の穴

元代表の穴

PR

Calendar

Profile

かとう あきら

かとう あきら

Freepage List

Archives

2025/12
2025/11
2025/10
2025/09
2025/08
2025/07
2025/06
2025/05
2025/04
2025/03

Category

日記

(7224)

入院中

(29)

号外

(82)

Keyword Search

▼キーワード検索

2023/02/23
XML
カテゴリ: 日記
2023/02/01

ジョン・ブアマン監督「​ 未来惑星ザルドス ​」(1974)観る。
この超カルトな作品を長野でふつーに観られる日がくるとはなあ…
死なないでいるとこーゆーおもしろいこともあるので油断できない
赤褌一丁のショーン・コネリーの勇姿にほれぼれ👏
テーマは深くて観念的な前衛だが、結局のところそれほど難しいこと言ってるわけでもなくてけっこうシンプルな作品。喜劇的活劇的要素もあって意外と楽に観られる。
ジョン・ブアマンが繰り出す悪夢的イメージを浴びつつ、ショーンコネリーの赤褌一丁の大活躍やシャーロット・ランプリングの美しさを気楽にたのしむのが吉。



特権階級(エターナルズ)が支配する不老不死を達成した社会。
もちろんそこは理想の楽園とはほど遠い退屈な世界で、生命力とか活力とはほど遠い。そりゃあそうだろう。
ここに下層階級の不死のある獣人(ブルタールス)の戦士ゼッド(ショーン・コネリー)が投入される。ゼッドはもちろん生命力と活力に満ちた存在だ。その生命力にエターナルズたちは動揺する。彼らは元気に エレクト するゼッドの男性器を熱心に観察したりする(^_^;)不老不死の世界には性器も欲望も不要なのでこれは興味深い現象なのだ。
この社会では罪を犯すと、老人の姿のまま永遠に生きるという「罰」が与えられる…老いが永遠に続く絶望。
若く美しいままの永遠を手に入れるためには対価が必要で、悪魔に魂を売り渡したり定期的に人間の血を吸わなければいけなかったりものすごい孤独と戦うことになったりする。それでも人間は永遠の若さに憧れ続けた。
古来から不死は罰として、一種の地獄としても捉えられてきた。実際、今の世界は医療の発達で死にたくてもなかなか死ねなくなってる。
もう死んでいるからなかなか死ねないゾンビのように、老人はなかなか死なせてもらえない。これはやっぱり一種の地獄…。昔から語られ続け、考察されてきた問題が、現在の我々にとっては既に身近で超リアルな問題になってる。ヨーロッパ諸国の安楽死制度…。
今は1974年の公開時よりもはるかに多くの人がこの作品を切実な気持ちで観るだろう。だからこの作品を今改めて観直すことは意義あることだと思う。
未来を描くSF作品だがエターナルズの感じが、退廃期のローマ時代の富裕層のように描かれているのがおもしろい(フェリーニのサテリコンのような)

ショーン・コネリーもいいけど、
これはバートレイノルズでも見たかった気がする。
それにしてもシャーロット・ランプリングの美しいこと✨


必殺仕掛人#9「地獄極楽紙ひとえ」三隅研次監督回。録画で見る。良い。お茶坊主登場。やっぱりお茶坊主っておもしろい存在だなー。

夕メシ、ピザ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2023/02/23 02:03:42 PM


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: