EP82スターレット・サーキット走行最高! 警察は?( ^ ^ ;

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その31以降



昨日首都高を走りましたGTです。
こんにちは~♪

いやぁ~、風がめちゃくちゃ強かったですね。
車体が右にぶれまくりでした。
重ステにしてあるからステアがとられたときに、
それを修正しようとこちらも力を入れるのですが、
結構力入れてました。
2tトラックなんて常に車体が3度くらい傾いてましたよ。
キャンバーかよ!

さて、大黒パークに入ったのですが、
途中の下り道で警官2人を目撃しました。
ははーん、何か取り締まりやってるな~?
シートベルトかぁ?
とりあえずスピード測定用の器具は
見当たりませんでした。
シートベルトや携帯の通話とかを見てるのでしょう。

そう思ってパーキングに入りました。
すると大きな電光掲示板がありまして、
違法改造取締り中の文字が。

ドキっっ( ^ ^ ;
こーゆーのは私の車は目をつけられやすいです。
と思いつつも警官達の固まりを無事にスルーできました♪

取り締まり現場(大黒)

それにしても車両多い!
人数多い!
捕まってる車両1台だけ!
少ない!

群がる警官

1台捕まってる車両がいましたけど、
なんか餌に群がるアリに見えたのは気のせいでしょうか?
しかも違法改造しているような車両には見えないのですが・・・。
シートベルトとかで捕まったのでしょうかね?

昨日は首都高でたっくさんパトカーみました。
みなさんも気をつけて下さいね。

2008.2.24.



警察と!? その32-1

最近読んでいる本を紹介しようと思います。
もちろん私がコメントしたいことがあるからなんですけどね~。
紹介する文献は「警察裏物語」(北芝健著、バジリコ株式会社)です。

『交番勤務の日常

 街角のある交番の前を通りかかると、おまわりさんが机の前に座ってなにやら書き物をしている。あるいは交番の前に突っ立って「ぼー」っとしている。そんな光景に出くわしたことがある人は「おまわりさんてずいぶんと暇なんだな」などと感じたことがあるかもしれない。
 しかし、それは大変な間違いだ。警視庁管内、とくに都心の交番はトイレに行く暇もないほど忙しい。
 なぜなら、近所に空き巣が入れば、真っ先に現場に急行しなければいけないし、不審な人物を見かけたら、さりげなく職務質問もしなければいけない。
 その合間に立番をしていると、道に迷った人たちが交番に駆け込んできて、目的地への道順を尋ねていく。
「これでやっとトイレに行ける」
と思ったら、外国人旅行者や若い女性が
「一緒に写真を撮ってくれ」
と息もつかせてくれない。
東京の中心部、数寄屋橋や銀座四丁目交番、歌舞伎町、渋谷、六本木あたりの交番はおそらく日本で一番忙しい交番だ。』

(「警察裏物語」 北芝健著バジリコ株式会社 P52~P53より抜粋)

ほぉ~、交番でぼぉ~っと立ってる警官を見て
私が 暇そうだねぇ~ なんて思ってたのは間違いでしたかね。
ちょっと反省です( ^ ^ ;

でも警察署内で数人の警察がだべってるのを見たときは、
やっぱり暇なんだなぁ~って思っちゃいました。
あと、私の仕事もトイレに行く暇もないほど忙しい時もありますね。
夜の10時半くらいまで、一食もご飯を食べられないこともありますな~。
突然のお客様が来れば対応しますし、質問があれば
食事を食べずに答えますから。
休憩時間削ってますよ、つまり時間外。
そして夜遅くまで残業しても残業代出ねぇ~!
その残業代をもらうにはかなり労力使っての法的措置が必要なのですよ。
それに比べれば、警官の忙しいなんて全部給料のうちでしょう。
お金もらってるんだから忙しいのは当然です。
時間外なんてことがない公務員のほうが条件いいなと思いました。


その32-2

引き続き同書「警察裏物語」(北芝健著、バジリコ株式会社)の紹介です。

『ノルマはないけれど・・・・・・

 銃の摘発でも交通違反でも警察官にノルマが課されるということは文書上、基本的にはない。ところが、他署や他本部などで極めて大掛かりな摘発例などが出てくると事情は一変する。
 例えば銃の摘発の場合、他部署で何丁も出たりすれば、そのとばっちりがこちらにも降りかかってくる。本庁の担当官が警部補クラスの集まる懇親会などの場で、
「○○署はもう何丁も挙げたぞ。おまえら何してるんだ」
と発破をかける。
 署長にいうのではなく、警部補クラスにいうところがミソで、こうなると、無言のノルマが発生することになる。』

(「警察裏物語」 北芝健著バジリコ株式会社 P139より抜粋)

私も仕事としてのノルマはないと思っていました。
でも実質的なノルマがあると思っていました。
やっぱりノルマありと見るべきみたいですね。

※  GTの別HP では、参考書籍について紹介しています。役に立つものばかりなので、是非読んで見てください。

また、そろそろ始動する警察シリーズは、以下のシリーズの続きです。
シリーズを最初からご覧になりたい方は
こちら へお進み下さい。
フリーページへ進みます。その30シリーズを最初からどうぞ。

結構傑作だと思うその26シリーズをご覧になりたい方は こちら へお進み下さい。


その32-3

引き続き同書「警察裏物語」(北芝健著、バジリコ株式会社)の紹介です。

『 駐車違反や飲酒運転の取り締まりなどにも無形のノルマがある。
 交通課の女性警察官などが精力的に取り締まりをしているが、とくに三月から五月ごろまでの間は、学生や会社員の新人歓迎会や転勤にともなう送別会などが多くなるため、駐車禁止や飲酒運転の取り締まりは厳しくなると考えておいたほうがいい。
 一方、駐車違反の取り締まりには民間委託の方向が打ち出されており、ウラでは政権与党と委託企業との間で政治資金の提供などの密約もあるとささやかれてもいる。』

(「警察裏物語」 北芝健著バジリコ株式会社 P140より抜粋)

もはや交通取締りにも実質的なノルマがあることに驚きません。
それはそうと、3月~5月が取り締まりが厳しくなるのは知りませんでした。
今4月ですが、まさに厳しいシーズンですね~。
みなさんもお気をつけ下さいね☆

これを見れば1年前に全くの安全運転をしていた私を
違反で取り締まったのも納得です。
あれは3月でした。
そして今年も3月に取り締まってます。
・・・と思ってみたものの、私が捕まったのはスピード違反でした。
「駐車禁止や飲酒運転の取り締まり」ではないですねぇ~。
3月は年度末で数字合わせのための
無形ノルマが発生してるのでしょうか・・・。

それから駐禁取締りの民間委託について。
そうか!
自民党への献金が増えることは容易に想像できますね。
自民党もその見返りがあるから駐禁取り締まりの
民間委託の法案を通したと考えると、不自然さは無いように思えます。



その32-4

引き続き同書「警察裏物語」(北芝健著、バジリコ株式会社)の紹介です。

『爆弾処理の恐怖

 私が盛り場の交番に勤務していたころのことだ。管内の某大手化粧品会社に爆弾を仕掛けたという電話が入ってきた。
 この時期、都内で過激派が企業に爆弾をしかけ、大勢の犠牲者が出ていたことで、この予告電話に管内は騒然とし、直ちにわたしたち交番勤務の警官も現場に急行した。
 爆弾処理というのは防護服を着た特殊任務をこなす専門の爆弾処理班が編成されており、発見された爆弾を深川の射撃場に運びいれ、液体窒素で冷却して電流が流れないようにして、解体作業を行うことになっている。
 しかし、その前段階である「爆弾発見から処理班に渡すまで」は、その場にいる警官たちの仕事になる。結局、防護服も着ていない交番勤務のおまわりさんが、とんでもないほどの恐怖を味わうことになるのだ。
 道端に置いてあったクリスマスツリーを通りがかった警官が不思議に思い、どかせようと持ち上げたとたんに仕掛けられた爆弾が破裂し下半身を吹き飛ばされたり、爆弾を発見しようと配電盤をそっと覗き込んだ瞬間、中に仕掛けられた爆弾で顔の半分を吹き飛ばされ、今なお生き続けている被害者の実例が頭をよぎる。』

(「警察裏物語」 北芝健著バジリコ株式会社 P59~P60より抜粋)

命がかかる危険な仕事もあるわけで、
これには頭が下がります。
いいことをしているわけですから、
無意味な点数稼ぎの取り締まりがなければ、
警察をものすごくいい目で見れるのですけどね~。




その32-5

前回の「爆弾処理の恐怖」のつづきです。

『 そんな思いが交錯する中、地域課の係長が
「爆弾捜索に七人がいる」
といい出した。
だれかが
「なぜ七人なのか」
と聞くと、係長は
「本庁からの指示だ」
と下を向いて答えるだけ。
 いい換えると、警官の被害を最小限に抑えたいという本庁側の考えからだ。また係長が
「処理班がこちらに向かっているが、いつ着くかわからない。早く見つけないとこちらの負けだ」
といえば、どこからか
「そんな勝ち負けの問題じゃないだろう」
という批判めいた声も上がった。
 こうした危険の伴う作業の場合、上司が名指しで下命することはできない。万が一、被害がでれば組織の責任問題になるからだ。あくまでも志願を募り
「自らの意志で現場に赴いた」
という体裁を整えなければならないのだ。そこで課長は
「爆弾を捜索してくれる意思のある方は?」
とすまし顔で聞いてくる。しかし、だれも爆弾が仕掛けられているところなどには行きたくない。
だれも声をあげず「しーん」とした時間が永遠にも思えるほど過ぎたとき、突然、先輩のHさんが
「かかあももう死んだし娘も嫁にやったから、この辺でお国のために死ぬか。オレがやっぺ」
と、どでかい声でいい放ち、手を挙げた。
 Hさんは、一般人に暴力をふるった警視総監の甥っ子をぶん殴ったことがあるというほど、性根の座った男で、上司だろうとずけずけとものをいう茨城県出身の硬骨漢だ。みんな陰で「ヒロじい」と呼んでいたが、尊敬され愛されていた。』

(「警察裏物語」 北芝健著 バジリコ株式会社 P60~P61より抜粋)

こういう人のおかげで日本の安全が維持されているといえるでしょう。
ありがとうございますm(_ _)m



その32-6

前回の「爆弾処理の恐怖」のつづきです。

『 それを聞いて満足そうにうなづいた課長はさらに
「二番目ないか?二番目は?」
と声を上げる。
 まるで賭博場で「丁ないか?半ないか?」というような調子なのだ。
 しかし、みんな下を向くか、無表情のままだ。「おもしれえや」と思った私は
「オレが根性みせてやる」
 といって手を上げた。
 当時、わたしは独身で、しかも家から追い出されていた。警官になってからもいいたい放題だったので、先輩などからは目の上のたんこぶ扱いにされていた。ここらで
「オレはおまえたちよりも度胸があるぞ」
 というところを見せつけて、ぐうの音もでないようにしてやろうという思惑もあった。係長は私が志願すると
「ありがとう」
 といってくれたのだが、今でもはっきりと目に焼きついている。
 こうなるとこちらは強い。普段から先輩風を吹かせている古手の警官たちに向かって
「なんだ、根性ねえのかよ。次いねえのか?」
 と大声でいうと、ようやく次々と力ない手が上がってきた。
 やっとのことで有志の決死隊七人がそろい、ビルに入っていくと、もうそこには一人の社員の姿もない。しーんと静まりかえっているだけだ。
 しかもあちらこちらにいくつものダンボールの箱が転がっている。その箱の一つにでも爆弾が仕掛けられていて、こちらがうっかりまごつこうものなら、それで「ドカン・・・・・・・」という被害妄想もある。
「どうして日本の会社にはこんなに箱が多いんだろう」
 と思ったものだ。』

(「警察裏物語」 北芝健著 バジリコ株式会社 P61~P63より抜粋)



その32-7

引き続き「爆弾処理の恐怖」のつづきです。

『 廊下にある配電盤の前に立ったときが一番緊張した。
 ゆっくりと鍵を開け、目をつぶって大きく深呼吸する。殉職したら四千五百万円の弔意金は祖母にあげてくれとすでに届けてある。
「うっかり顔半分をふっ飛ばされて、苦しみぬいて死ぬくらいなら、いっそ一気に死んだほうがましだ」
 と思いながら、目を「かっ」と見開いて気合とともに
「えぃ!」
と一気に扉を開く。
 しかし、なにも起きない。
「ふぅ!」
 と大きく息を吐いて、気を持ち直して次の階に上っていく。この繰り返しが極度のストレスになったのを昨日のことのように覚えている。
 捜査する場所は事務所や給湯室、トイレにまで及んだ。
 さすがに化粧品会社だけあって、社員には若い女性が多いのが特徴だ。洗面所には化粧道具がほったらかしにされ、電話交換室の中には食べかけのお菓子が歯型をそっくり残して、放り投げてある。トイレの便器にはりっぱな大便までもが、流されずに水にぷかぷかと浮いていた。
 爆弾を仕掛けられたという電話があったので、至急非難するように社内放送があったらしいが、人間というものは、慌てるとこうもだらしないものかと実感させられた。ま、無理もないかもしれないが。
 結局、爆弾は発見できず、いやがらせを目的とした「いたずら電話」だったので、一人のけが人も出さずに済んだ。その後も同様の事件が何度かあったが、このとき以来なぜか
「自分は死なない」
 と思い込むようになり、爆弾発見のために志願が必要なときには、いつも真っ先に手を上げていた。そうすることによって周囲に対する発言権を高めていったともいえる。
 と改めて当時を振り返ると、やっぱり少し頭がへんだな(笑)。』

(「警察裏物語」 北芝健著 バジリコ株式会社 P63~P64より抜粋)

いやはやこういった仕事は本当に大変そうです。
私の会社では命の危険を感じるほどのストレスを感じることはありません。
それに比べて爆弾を探すというのはかなりのことですね。

それはそうと、発言権を高めるために
真っ先に手を上げるというのは、
なんかいい印象を持てませんでした。
閉鎖的な縦社会という印象です。
実際はどうなんでしょうか・・・。

それにしても、
「大便までもが、流されずに水にぷかぷかと浮いていた」とはねぇw



その32-8

今回は不祥事をもみ消すことについてです。

『 不祥事のもみ消し

 もうだいぶ前の話ではあるが、山口県警のキャリア警察官が、美人の誉れ高い若い人妻を誘って勤務時間中にラブホテルに行き、帰りしな、その人妻を助手席に乗せたキャリア警察官の運転する車が、公道に出た瞬間に通行人と接触してしまったことがある。
 ところがこの警察官はしかるべき処置をせずにその場を立ち去ってしまい、署にもどってから、上層部を巻き込んで事故をもみ消し、結局、通りすがりの車によるひき逃げ事件として処理してしまったという「事案」が発生した。
 この事件は最後まで表沙汰にならずに、ヤミに葬られてしまった話で、山口県で起きた事件にもかかわらず、不祥事のもみ消し事例として東京にまで聞こえるほどの伝説となってしまった。
 この話しを聞いた私と仲間は、捜査のついでに一度山口に出向き、事の真相を確かめたことがある。周辺の人間にそれとなく話しを聞いたところ、やはり事実であったのだ。
 警察内のエリートであるキャリア警察官が巻き起こした不祥事を周りが寄ってたかって、組織的にもみ消した悪例の一つだが、こうした事例が表面化することは、これまでほとんどなかった。』

(「警察裏物語」 北芝健著 バジリコ株式会社 P143より抜粋)

(゚Д゚;) (゚Д゚;) (゚Д゚;) (゚Д゚;) (゚Д゚;) (゚Д゚;)
勤務中にラ・・・・・
これだけでもとんでもないことです。

大体民間の会社で勤務中に何時間も外に
出ることなんてできるとこないっしょ!
あっても例外的なわけで。
こっちはご飯食べる暇もないっつーの( ̄д ̄”)

それだけでなく、もみ消してしまうとは(゚Д゚;)
接触してしまった人は大丈夫だったのでしょうか。
軽く接触程度で怪我はなし?
人と接触したらバレて懲戒処分でしょ!
表面化しないというのが腐ってますね。



その32-9

「不祥事のもみ消し」についてのつづきです。

『 ところが最近はずいぶんと様相が変わってきた。
 まずこの山口県警のキャリア警察官の不祥事のようなことが起きれば、もみ消すどころか署長や本部長クラスのクビが飛ぶことになる。』

(「警察裏物語」 北芝健著 バジリコ株式会社 P144より抜粋)

最近はもみ消すことができなくなってきたということですね。
これはいい方向だと思います。

『 さて、最近はあまりにもウラ金問題や収賄事件、情報漏えいなど警察を舞台にした不祥事事例が多く伝えられるようになった。こうした事例はあたかも自爆テロや内部告発という形で表面化しているのが実情だ。
 例えば、ウラ金問題では北海道警察のノンキャリア警察官の出世頭ともいうべき人間がザンゲをするなど、ここ十年の間に警察社会には大きな異変が起きている。
 こうした中でアンチ警察勢力が力を得て、警察攻撃に拍車がかかっており、多くのジャーナリストがマスメディアを通じて警察たたきを繰り返し、今もなお騒然とした状況だ。』

「アンチ警察勢力が力を得」たということですが、
これよくわかりませんね。
私の感覚では、警察があまりにもひどく自浄作用に乏しい、だから問題になり、
それを直すような動きが活発になっているような感じがします。
つまりごく自然な流れということです。

車の違法改造もできない方向になっていますよね。
フェンダーハミダシ車がオートバックスやアップガレージとかの有名店で
もはやピット作業をしてくれなくなってきているのです。

運転中に相手を死傷させた場合の「業務上過失致死傷罪」に加えて、
飲酒運転などの場合は「危険運転致死傷罪」が新たに作られました。
これも問題ある運転を直す方向ですが、飲酒運転による悲惨な
死亡事件が起こったことを考えれば自然な流れでしょう。

それに対して「警察攻撃に拍車がかかっており」
というのは警察よりの発言かと思います。



その32-10

更に「不祥事のもみ消し」についてのつづきです。

『そうした勢力に対抗し、私、北芝健一人が警察擁護派としてメディアで孤軍奮闘しているのはおかしなものだ。
 実際、多くの人から
「そんなに悪い組織をかばってどうするつもりなのか」
 ときつい指摘を受けることもあるが、私としては「かばえるところはかばう」ものの、その一方で警察内部に巣くう『膿』は出してもらいたいと切望している部分もある。
 私自信警察に身を置き、現在もOB団体に所属している人間の一人として、
「ヤミのウラ金作りや収賄は全くなかった」
 と言い切る気もないが、実際には表面化している事件の何倍かはあるやも知れぬと踏んでいる。だからこそ、しかるべき浄化勢力によって警察内部にある化膿した部分を取り除かれることが必要だと思うのだ。
 こうした流れを受けて、最近では警視庁や県警レベルでも浄化の方向に動き始めている事実があるので、警察を心から愛するものとしては、近年大変うれしいのだ。』

(「警察裏物語」 北芝健著 バジリコ株式会社 P144~P145より抜粋)

警察がよくなるには、まず外部からの圧力かなと思っています。
それがないと自浄できないのではないでしょうか。
「最近では警視庁や県警レベルでも浄化の方向に動き始めている事実がある」
ということですが、マスメディアによる警察への批判がなかったら、
浄化の方向へは動かなかったように感じています。
ということで、やはり私たちも警察に対して
不当なことは不当だと主張していくことが必要だと思います。

犯罪捜査などは別として、ほとんどの交通取締りについて
警察を支持できることってないと思います。
支持できない取締りには、これからもしっかりNOを
言っていこうと改めて思いました。



その32-11

ここから警察のウラ金について触れます。

『警察とウラ金

 昨今、「捜査用報償費」の扱いがマスメディアで大きく採り上げられるようになった。
 都道府県警の本部が警察庁と情報交換をする際に使用された捜査用報償費で賄っていたことが大きな問題となり、全国の警察で幹部警察官の接待などに流用していた実情が内部告発的に表面化している。その使途が不明瞭だという点においては疑問の余地もない。
 しかし、年間八十億もの捜査用報償費がすべてキャリアの接待や一部の警察幹部の懐に入っていたようにいわれているが、必ずしもそうではない。キャリアに対する異様に手厚い金の使い方は確かに問題だ。ただ、企業や政治機構内で権限上位者が転勤する場合、歓迎会を行ったり、餞別を出したりというのは、日本において一般的な習慣であろう。
 警察機構もパワー順位が厳格にあるだけでなく、人間関係の情緒として、その例外ではない。過剰な接待でなければ、餞別などは当たり前のことでもある。折に触れる程度の回数で、学生時代に死に物狂いで勉強してきたキャリアに食事ぐらいふるまっても行き過ぎた額でなければご褒美の続きと考えてあげてもいではないか。マンションが買えるほど捜査用報償費を流用するのはよくないが、食事程度のガス抜きは必要だといえる。』

(「警察裏物語」 北芝健著 バジリコ株式会社 P154抜粋)

ほぇ?
まさか行き過ぎた額でなければ流用OKとでも言いたいのか?

私も餞別を出すことがよくあります。
職場スタッフで飲みにいったりして、
「食事程度のガス抜き」をします。
必要だという感覚はわかりますね~。
ただ、普通自腹ですけど。

もう少し見てみましょう。


その32-12

ちょっと間が空いてしまいましたが、「警察とウラ金」についてのつづきです。
(今回のシリーズを最初からご覧になりたい方は こちら へお進み下さい。フリーページへ進みます。暫くスクロールするとその32シリーズを最初から読めます。)

『 ノンキャリ警察官の場合はそうではない。汗水たらし危険と隣り合わせで働く警察官に、上司が一日の終わりにちょっとしたお茶菓子を振舞うこともある。
 しかし、これも毎日、上司が自腹を切るとなると、なかなか大変だ。操作をスムーズに行うための活力源として、わずかばかりの捜査用褒章費が使われたこともしばしばある。
 予算の名目と使途が違うということに目くじらを立てれば、すべての省庁が疑惑の対象になってくる。例えば、外務省、厚生労働省、財務省、経済産業省・・・・・・も例外ではない。むしろ、
「警察は業者にたからないだけ、こうした省庁よりもずっとましだ」
と私自身は考えている。
「ウラ金、ウラ金」と抵抗できない警察に何百本も「矢」を打ち込むのは、そろそろ止めてはいかがだろうか。単なる娯楽のための野球選手が毎年、何億も稼いでいるのに対し、警察官が爪の先ほどの給料で跋扈するチャイナマフィアに立ち向かえということ事態、おかしなことだ。野球選手はどんなに打率が良くても治安をよくし、国民の生活を改善することはできないはずだ。
 自爆テロのごとき内部告発は、たしかに立派な行為ではあるが、一九九九年に警察庁が
「経理はまっとうにやろう」
 という触れを出しており、その後、加速度的に不正経理が是正され、現在は月一万円、捜査員に捜査活動費が手渡されている。浄化されている証しだ。』

(「警察裏物語」 北芝健著 バジリコ株式会社 P155より抜粋)

私の理解では、この著者は、
大変なんだから、多少のウラ金は仕方ない、
そう言っていることになります。
あり得ん!
ウラ金はウラ金であってはならないものです。
あるなら無くすべく手を打っていくべきものです。
それを矢を打ち込むのを止めてはどうかって、
止める必要ないですね。

警察が他の省庁よりましだという言い分もおかしなものです。
相対的に他よりましなら許されるというものではなく、
絶対的にまずいものはまずいのです。

野球選手のことに触れていますね。
確かに私の感覚でも野球選手はもらいすぎだと思います。
でも彼らは不正行為をしてお金を得ているのではありません。
でも警察は不正行為をしているのです。
それを許す気にはなれませんね。
感情的に言えば、
「おまえら不正はするし、点数稼ぎの取り締まりは
するし、最低だな!!」
(もちろん全員が最低ではないですけど。)

私の職場で、私が上司として部下の活力源として
飲み会などで自腹を切ったこが何回もあります。
正直 痛いなと思っていました。
だけど経理をごまかして
お金を使っていいとは思いませんよ。

最近は不正経理が是正されてきているのは
いいことだと思いました。
ただそこで一言 言いたいです。
問題になったから警察庁が触れを出したわけで、
自浄力があるとは言えんね。

みなさんはどう思いましたか。

※  GTの別HP では、参考書籍について紹介しています。役に立つものばかりなので、是非読んで見てください。


また、そろそろ始動する警察シリーズは、以下のシリーズの続きです。
シリーズを最初からご覧になりたい方は
こちら へお進み下さい。
フリーページへ進みます。その30シリーズを最初からどうぞ。

結構傑作だと思うその26シリーズをご覧になりたい方は こちら へお進み下さい。

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