長崎:島原

鯉

長崎県の島原は水がとてもきれいなところで、いたるところから水が湧きでています。
日本全国鯉の泳ぐ掘割は数多くあれど、
島原ほどきれいな掘割はめったにありません。


かんざらし

こちらは島原にあるしまばら水屋敷です。
水屋敷では湧水を縁側から眺めながら名物かんざらしをいただくことができます。
このぼーっとするひととき、都会にいては味わえませんよねぇ。
水屋敷の2階はここのご主人が集めた招き猫コレクションでいっぱいです。


☆旅のエピソード

私は島原には諫早からの始発の電車で来ました。
その島原鉄道の中からは有明海の日の出の様子が見え、なんとも言えない感動に浸ったものです。
車窓からの風景っていいですよね。
普段何気なく見ている景色も不思議と違った風景に見えるものです。

通学の学生たちに囲まれながら島原に着いたのは8時頃。
まだ店なども開いていない時間でした。
もちろん観光客などもおらず島原城や武家屋敷などを見て回って、
上の写真のしまばら水屋敷に着いたのは何時頃だったでしょうか?
開館にはまだ時間がありましたがどうしても中に入りたかったのでそこで待つことにしました。

するとすてきに身なりを整えた老婦人と中年の男性がやってきました。
まだ開いてないことを知ったこの二人の観光客も私と同じように開館を待つことにしました。
そこで私はその二人に話しかけてみると、
二人は大阪から来た母子で、前にも父親を入れて三人でここに来たことがあるということでした。
今回は父親は都合により来ることができなかったそうです。

そしてそんな話をしていると開館の時間になり、中の座敷で湧水を見ながらお茶をしました。
その間も、その両親とは別居しているという男性の母親への気遣いというものは、
目の前の湧水さえかすんで見えるくらいすがすがしいものでした。
老婦人は「今は私も体が弱くなってしまったけど、こうやって息子が毎年旅行に誘ってくれるんです。」
と本当にうれしそうで、今でもあの笑顔が私の記憶から消えることはありません。



© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: