高野悦子『二十歳の原点』

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19才の思い出@ Re[4]:高野悦子さんの命日(06/22) 団塊世代さんへ 早速のコメントありがと…
団塊世代@ Re[2]:高野悦子さんの命日(06/22) 19才の思い出さんへ メッセージ読みまし…
19才の思い出@ Re[1]:高野悦子さんの命日(06/22) 団塊世代ベンチ組さんへ はじめまして、…
団塊世代ベンチ組@ Re:高野悦子さんの命日(06/22) 「合掌」 53回目の命日も過ぎました。 …
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2005/06/06
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カテゴリ: カテゴリ未分類
完全主義と対人恐怖症
下宿から一歩ふみ出すと意識はかたばる。電車の中にもホームにもキャンパスにも、人、人、人だらけであるから。私は人がこわい。会う人会う人が、私の弱点を見すえているようなのである。いつからこんなになげやりで、陰険になったのだろうか。私はおっちょこちょいで、朗らかな女の子ではなかったのか。私の心はこのごろではいつでも沈んでいる。
 往来を歩いていて、私と同じようなおどおどした臆病なまなざしをいくつか見つけて安心した。私のような人間が他にもおるんだと。生きることに強い欲望をもたず、かといって自殺する気もなく、波にゆられて小さな手をバチャバチャとさせて生きていく人間が。
 生きていくよろこび、生きる価値あるいは自殺の意義と価値を見出さなくては。
(別の日の日記)
この一週間、私は非常にびくびくとした生活をした。人に会うのを極度にきらい、人と話すとき自分の浅はかさやエゴイズムなところを出すまいとつくろい、それらが出ると大失敗でもおかしたように、自分ではダメな人間だと思いこんだ。寝たり食ったりするだけに興味をもっている。精神的な高潔さはほとんどないつまらないバカな人間であることは百も承知のはずじゃないか。失敗をおかしてしまったことより、失敗を成功に変ずることを考えるべきだよ。
      高野悦子著『二十歳の原点序章』(新潮社)より引用
悦子さんの中学・高校時代の日記を読むと完全主義者的資質を感じます。しかし完全な人間はいません。不完全(未熟)な自分を見られたくないということが対人恐怖症に結びついたのではないか。





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Last updated  2005/06/06 10:50:40 AM
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