高野悦子『二十歳の原点』

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19才の思い出@ Re[4]:高野悦子さんの命日(06/22) 団塊世代さんへ 早速のコメントありがと…
団塊世代@ Re[2]:高野悦子さんの命日(06/22) 19才の思い出さんへ メッセージ読みまし…
19才の思い出@ Re[1]:高野悦子さんの命日(06/22) 団塊世代ベンチ組さんへ はじめまして、…
団塊世代ベンチ組@ Re:高野悦子さんの命日(06/22) 「合掌」 53回目の命日も過ぎました。 …
http://buycialisky.com/@ Re:生きるとは?しあわせとは?(03/23) cialis neurological effectscialis 2 5 m…

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2005/06/29
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「生きている」実感がない
3月8日
ニ、三日前、太宰を二、三頁読んだ後で、ポットのコードを首に巻いて左右に引張ったりしましたが、別に死のうと思ったわけではなく、ノドを圧迫したときの感触を楽しんだだけでした、しめあげられたノドは息をするにもゼイゼイと音をたてまして、妙に動物的に感じました。
 私はアフリカ的なジャズとか土人の叫び声が好きです。ミリアムマケバとかゴリラ、そしてコヨーテなどが好きです。彼らには強烈な「生」がある。私は生きているらしいのです。刃物で肉をえぐれば血がでるらしいのです。「生きている 生きている 生きているよ バリケードという腹の中で」という詩がありましたが、悲しいかな私には、その「生きている」実感がない。そしてまた「死」の実感もない。もっとも「死」が実感となれば生も死も存在しなくなるのですが。
 アルバイトをしてウェイトレスに投げかけられた優雅な微笑に、恥ずかしげに嬉しげに微笑んで、生きる勇気が得られたと思っているチポッケな私であるのです。・・・

誰もいない
誰もいない 長い長い孤独の夜よ
寒い心に ひざかけ巻いて
宛名のない 手紙を書くの


うつろな目の色 とかしたミルク
小さい秋 
小さい秋 見つけて

黙して笑う時
悲しさが全てを支配している時
深淵の暗さが 孤独の味気なさが
光なき世界の道標
全ての虚偽を微笑んで拒絶しよう
耐えて孤独者の長い道を
光りを絶って歩みゆかん
      高野悦子著『二十歳の原点』(新潮社)より引用






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Last updated  2005/06/29 11:30:38 AM
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