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August 26, 2005
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カテゴリ: 株関連




エルスバーグの壺の問題

 それぞれ100個ずつの玉が入った2つの壺がある。Aの壺には黒い玉が50個と赤い玉が50個入っている。しかし、Bの壺の内訳は不明である。この状況で黒い玉を取り出したときには1万円もらえるが、赤い玉を取り出したときには何ももらえないと言う賭けをすることになった。さて、あなたはAとBのどちら壺から玉を取り出すだろうか。


 まず、私が思ったのはこの問題は賭けが成立していないと言うことです。黒い玉を取り出したら1万円もらえるのに、赤い玉をとりだしたら何ももらえないだけでは賭けとはいえません。本当なら赤い玉を引いたら1万円払わなくてはいけません。まぁ、これを言い出すと問題にならないのでここでは無視するとしましょう。

 私なら迷わずAの壺を選びます。Aならば黒:赤の比率は50:50ですので1/2の確立で勝つ可能性があります。Bの方の壺は内訳が不明ですが、黒:赤が50:50で入っているとはとても思えません。赤い玉が51よりも多く入っている可能性が高いと思います。この賭けを提案して壺と玉を用意した人は、こんな手間を掛けて、わざわざ自分が損をするような事をするとは思えないからです。

 ですから50:50のイーブンで勝負できるAの壺を選ぶのが間違いの無い選択だと思いました。


 本の中では黒い玉か赤い玉を引く確率はAの壺も、Bの壺も同じであるとなっていました。

Bの壺の内訳は不明です。しかし、赤:黒の組み合わせは

100:0、99:1、98:2、97:3・・・・50:50・・・・2:98、1:99、0:100



 この問題の回答者の大多数はAの壺を選ぶそうです。
「黒い玉と赤い玉の内訳を知ることが賭けを有利にするわけでもないのに、内訳が分かることに安心したのである。ここから、人は一般的には無知の状態を避けようとすると言う傾向の存在が推測できる。これは曖昧性の回避として知られている。」と結んであります。


 私は曖昧なのが嫌なのではなく、内訳不明な壺の中身は高い確率で自分に不利な条件の玉が入っていると思ったからAの壺を選びました。この実験から「曖昧性の回避」を実証することはできないのでは?と思いました。

 行動ファイナンスは社会学と同じで突込みどころ満載で「?」と思えるような個所がたくさんあります。工学系の人が読むと証明になってないよ、と思ってしまいます。(金融工学だって工学だ!というのは勘弁してください。)

私の解釈が間違っているのかな?詳しい人がいましたら教えてください。


*用語解説*
エルスバーグの壺は角田さんが考えた問題ではなく、1921年にフランク・ナイトと言う人が「リスク、不確実性、そして利益」という著書の中で提起したものだそうです。





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Last updated  August 26, 2005 06:01:08 PM コメント(8) | コメントを書く
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Mr.Ryu @ この映画 気になっていました。想像どおりの内容み…
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