人生ぼろぼろ

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2006.02.05
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映画”オリバー・ツイスト”を是非見ようと思っている。

ロマン・ポランスキー監督、舞台は19世紀イギリス、
チャールズ ディケンズ 原作、おすぎ絶賛、主人公の
男の子がかわいい、どうしても見たくなるでしょ。

公開までにまず原作を読んでおこうと思って先月買った。

もう2週間もたっているのに、まだ読み終えていない。

だって、じぇんじぇん~、面白くないの。
ほんとつまんないよ。

理由はまず、翻訳が古いから。

そのまんま翻訳なので、日本語として支離滅めつ。
やたら”(ほにゃらら)”とか”ーというのは、ほにゃららー”
()、--を多用して複雑怪奇な日本語にしている。

登場人物で”忍術小僧”というニックネームの男の子が
いるのだが、このセンス、まさしく50年前。
伊賀ものを読んでいるんじゃなんだから。
(でも映画ではなんて訳したんだろう?)

見ればこの本、24刷改版、50年以上前の訳。
”ゐ”とか”ゑ”とか旧文字だけ直しました、という
そのまんまロングセラーでした。

私が文学少女だったころの翻訳モノってこんな感じだったんだ、


ありがたいわ、今じゃ大体、日本語にほとんど違和感なく
すーらすら読めるもんね。
翻訳の世界は知らない間にすごく進化してました。

この際いいたい。
新潮文庫の人、

越前敏弥(←ダヴィンチ・コードを訳した人ね。
この人の訳好きなんですわ)に訳させろ。

あと内容。
ディケンズって、イギリスの夏目漱石だと思っていたが
私のかいかぶりでした。漱石さん、ごめんなさい。

ありえない偶然が2つも3つもオリバー君に起こるのだけれど
そりゃないでしょ、という感じ。偶然もほどほどに。
ほんと、この人巨匠なんですか。

もし、もーし映画見て気に入ってその勢いで原作まで
読んでしまおうという方、

”読まなくていいです”











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Last updated  2006.02.06 00:33:58
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