ブラック企業で働く40代男性が奮起する

ブラック企業で働く40代男性が奮起する

2026.03.07
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テーマ: 働き方(86)
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当ブラック企業は、たびたびコンサルタントを導入します。
ある時のコンサルタントは、
『皆さんの個人の目標を掲げましょう!そして、社長にプレゼンするのです!さぁ、やりましょう!私が、全力でお力になります!』
と言ってコンサルがスタート。

社長にプレゼンすることにどんな意味があるのか?

と疑問を抱きながら。

ブラック社長に気に入られようとしたのかは分かりませんが 現実的に不可能な目標や、お角違いな目標を掲げる者も数名いました。

現場を熟知しているベテラン社員はその様子を冷ややかな目で見てましたが、現場を知らないブラック社長は、社員の成長を夢見て、瞳を輝かせておられたように見えました。

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プロの仕事と業界を覗いてみよう コンサルの歩き方 [ とあるコンサルタント ] ​

 目標を掲げた当初は、コンサルタントも親身になり、社員一人一人にアドバイスをしたり、面談を行ってフォローをしていましたが、掲げた目標が問題外なものばかりな事に気が付いて、焦っておられる様子を何度も見ました。
『あのコンサルタントは、高い金持って行って何の成果も出せない奴だ!』
と、自分の現場知らずを棚に上げてご立腹。当然、僕も八つ当たりを受け、
『あなたもあのコンサルタントと同じで、金だけ持っていくやつだ。何もしていないのに、給料がもらえるあなたが羨ましい。』
とか言っておられました。
僕は白いブリーフが味方に付いている。
そう自分に言い聞かせて、耐えていました。

いつになっても、成果があげられずにいたコンサルタントは、2年の契約であるにも関わらず、1年で解約されることになってしまいました。
コンサルタントが去る当日、ブラック社長主催で
「コンサルタント先生、さよならの会」
が開催されました。会社近くの、そこそこ大きめの旅館がその会の会場でした。

業務終了後に強制参加です。会費は一人3,000円の一部自己負担。仕事ではないので、当然のように残業代は発生しません。
こんな会社が、こんな経営者がこの世には存在するのです。

実は、僕はコンサルタントに秘密裏に相談を持ち掛けていました。

 現場を知らず、知ろうともせずに現場からの発言を聴かない。
 それを知りながら、ブラック社長に対し何も発言できない経営陣。
 ブラック社長に叱責を受けるのを避けるため、問題点を隠蔽する体質。
他の社員とは違い、僕とコンサルタントとの距離は近いものでした。

さよならの会の最後の挨拶で
「皆さんとは、もう二度とお会いすることは無いと思います。こちらも勉強させていただきました。ありがとうございました。どうぞ、末永く元気にこの会社様を支えていってください。」

と、いろんな意味に捉えられる挨拶を残し、コンサルタントは去っていきました。

どうやら、コンサルタントは、その会場に宿を取っていたようで、話の流れで一緒にその旅館のお風呂に入ることになりました。





当然、僕は白ブリーフ。隠すことではありません。
コンサルタントに凝視されたように思いましたが、僕の勘違いでしょう。自意識過剰になってはいけません。白ブリーフ対しては、一切言及されませんでした。

替えの下着を持ってこなかったので、その旅館の売店で下着を購入。

いろんな話を聞かせてもらいました。
そのコンサルタントは、僕の8歳年上。この業界のコンサルタントとしては、若い部類にはいるそうです。

目標をプレゼンさせたのは、ブラック社長の指示だったようで、私もあのようなプレゼンは意味がないと思っていた。きつい言葉で押し切られ、了承したとも教えてくれました。

「使用原料や、原料産地の明記が不十分です。改良しましょう。」

「工程に危険が伴う部分があるので改善しましょう!」

など、様々な提案をしたらしいですが、すべて社長に拒絶され、

「そんな提案はあなたの仕事じゃない。わたしの言うように動いてくれたらそれでいい。あなたに工程や原料に関して口を出す権限は与えていない。」

とまで言われたようで、ほぼ呆れ果てていた様子。
なるほど、

こちらが金を出してやっているんだ、私の指示に従いなさい。

のスタンスなんですね。
コンサルタントの提案を無視して社長がコンサルタントに指示するなら、コンサルタントは要らなくない?

そう思った時、コンサルタントっていう仕事は、会社や社員のために仕事をしているのではなく、社長をはじめ、経営者からお金を貰うために仕事をしているんだと思えました。
コンサルタント曰く
こういう会社は、珍しくはないが、社長が他の会社の飯を喰ってないというのは聞いたことがない。

この会社の体制を変えるには、社長の交代しか無いように思う。
そして、最後に

前期の業績が良かったので、税金対策として私はあの時呼ばれたんです。
と、告白してくれました。
それを聞いて、

『やっぱりな!』
と思いました。
あの頃は、ブラック社長の金の使い方が異常でした。
何度も海外出張に出たり、高級車を購入したりで、羽振りがよろしかったです。
業績が上がるということは、作業も労働時間も増えます。​

信じられないかもしれませんが、社員への還元はほとんどありませんでした。
『コンサルタントを導入することが社員への還元です。個々の能力を上げて、会社を支える社員になってください』
ということなんでしょうね。


お風呂から出た後、僕はその旅館の売店で買ったトランクスで帰路につきました。記憶にないくらい 久しぶりのトランクス と、コンサルタントからの情報にモヤモヤしながら、ふらふらと帰宅しました。

コンサルタントからの情報を忘れてしまいたい。僕にはやっぱり白ブリーフしかないと強く思いながら、またブラック社長の元へ帰っていきました。





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Last updated  2026.03.07 13:47:25
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