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2015年01月01日
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カテゴリ: Etc・・・
お正月なので日本の国歌について

「君が代は千代に八千代にさざれ石の巌となりて苔のむすまで」

この動画は 【ねずさん】の情報 を元に制作された動画です。

その意味を知って、ちょっと感動します。
長文ですが、以下をご覧下さい。

<意味>

「君」は、「口」ヘンと「尹(イン)」を組み合わせた文字ですが、
「尹(イン)は、「手」に「|」(つえ)を持っている姿です。

「口」は、その聖職者が口を開けて、何かを説いている姿です。
つまり「 」という字は、会意形成文字で、 高貴な人をあらわす文字 です。
読みは「クン」です。

「君主(クンシュ)」となると「高貴な人=君(きみ)の主人」、偉い人です。
つまり「君」という字は、高貴な人であり、源氏物語は朝顔の君や、藤袴の君など、
美しい女性たちに「君」の尊称をつけています。
「君」が天皇をあらわす-というのなら、源氏物語の女性たちは全員、天皇ということに
なってしまう。実は、古代日本語で「き」は男性、「み」は女性をあらわす言葉なのです。

日本神話に登場する最初の男女神は、 イザナ「キ」 イザナ「ミ」 であり、
「おきな=翁」「おみな=嫗」という言葉もあります。
イザナキ、イザナミ以前の神々は性別がなく、日本の神々で最初に性別を持った神として
登場するのが、イザナキ、イザナミです。
その最初の男女神は、イザナキつまり「いざなう男」、イザナミ「いざなう女」として登場します。

つまりイザナキ、イザナミの物語は、誘(さそ)いあう男女の物語でもあるわけです。

二人は天つ御柱で出会い、
キ「我、成り成りて、成り余るところあり」
ミ「我、成り成りて、成り足らざるところあり」と声をかけあい、
互いの余っているところと、足りないところを合体させて、子を産みます。

大切なことは、男女が互いに「成り成りて」というところです。
「成り」というのは、完全に、完璧に、という意味です。
知性も肉体も、まさに完璧に成長し、成熟したのです。
ところが、完璧に成長したら、互いに「余っているところ」と「足りないところ」があった。
これは矛盾です。

そこで二人は互いの余っているところと、足りないところを合体させて
「子」が生まれたのです。
「きみ」とは、「完全に完璧に成長した男女の喜びであり、尊敬し敬愛する人の喜びであり、
「きみが代」は、その「愛し尊敬する人の時代」という意味となります。
その 「愛し尊敬する人の代」が、「千代に八千代に」と続く のです。
歌はさらに「さざれ石の巌となりて」と続きます。
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さざれ石は、小さな小石が結束して大きな岩石となっているという点です。
ひとつひとつは小さな小石でも、大きな力でみんなで団結したら、それは大きな「巌」となる。
つまりさざれ石は、 「きみ=男女」の結束 、そして生まれて来る子供達や
新たに親戚となる者たちなど、そのすべての人々が、大きな力のもとで
固く固く団結しあい、協力しあうことの象徴でもあります。
そして最後に「君が代」は、「苔のむすまで」と締めています。

苔は、冷えきったり乾燥しているところには生えません。
濡れていて、水はけの良いところに生育します。カビとは違うのです。
つまり、濡れたものと、固いものがしっかりと結びついたところに苔は生えます。
すなわち「苔」は、
涙を流し、互いにしっかりと協力しあい、長い年月をかけて生育する。

それは、 男女のいつくしみと協力 を意味します。

そんな意味の歌となっています。
素敵な歌ですね。





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Last updated  2015年01月01日 13時42分49秒
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