天使と住む楽園

2006/03/06
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カテゴリ: その他
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万寿美の獣医学入門 No.201 から

■クマの手 クマの胆汁

 中国ではショッキングな出来事があった。中国『遼瀋晩報』によると、このほど、唐山市の動物園から行方不明になっていたツキノワグマが生きた姿で発見されたのですが、なんと、四本の「手」が全て切断されていたそうです。いわゆるダルマ状態。

 つまり、切断されたのは手首から先の部分のことで、これは、「クマの手(熊掌)」が中華料理の高級食材として取引きされているからです。あの満漢全席という、中国の宮廷料理です。私は、もちろん食べたことは、ありませんが、豚足と同じように、コラーゲンだっぷりらしい。

 それだけではなくもう一つ、「クマの胆(熊膽)」が高価で取引される漢方薬であるという根深い問題があります。日本でも、「熊の胆」は漢方薬として古くから用いられていますが、どうやって「胆汁」をとるのか?

 生きたまま、クマの胆のうに直接チューブを入れ、一日二回胆汁を抜き取る方法でした。その結果、殺害される中国のクマの数は減りましたが、反対に捕獲されたクマたちは死ぬまで拷問のような苦しみを受け続けることになりました。

 胆汁は、1ミリリットリ、高価な値段で取引されているようです。これは、ベトナムの健康ビジネスになっています。クマの胆汁を欲しがる人がいる限り、こういうことをビジネスは続くのでしよう。



 クマの胆汁の効用は、漢方薬では、胆のう・胆管疾患、肝疾患などに広く用いられています。また、海外でも使われており、欧米諸国においては、胆汁うっ滞性肝疾患や慢性肝炎への有効性、最近ではC型慢性肝炎の研究されているとか。

 薬効起源である熊胆は、中国唐時代の薬物書「新修本草」にはじめて収録・注解されています。古くから鳥・魚・獣類の胆は薬物として用いられており、その発祥の地は西域(ギリシャ、インド、サラセンなど)と推定されています。
 日本には奈良時代、遣唐使によって伝来したと考えられていますが、庶民に広く普及したのは江戸時代の漢方医学の大家、後藤艮山(ごとうこんざん)という人が熊胆丸(ゆうたんがん)なる丸剤を作ったことからだといわれています。
 熊胆は万病の薬として古来より特に腹痛の妙薬として推奨されてきました。

人間は、本当に何でも食べます。その相手に苦痛を与えないように、とか考えていると、食文化は難しい問題が一杯あります。獣医師として、そして各国の文化を考えながら、伝えていきたいです。

とありました。

熊の手って、ここまでしても食べたいものなのかな~?
でもコラーゲンが多いのか・・・・。
ま、コラーゲンは魚から摂ればいいしね。
何も、めったに食べることの無いっていうか、普通は一生食べることの無い熊から摂る必要も無いわね。
そういえば、私の父は富山出身。

実家では、お腹が痛くなると、「熊さんがん(熊の胃とも言うのかな?)」という真っ黒くて苦い仁丹のような物を飲んでいた。
きっとこれも、熊の胆汁から作ったものなんだろうね。
今考えると、お腹が痛いのはしばらく我慢すれば治るのに、早く治そうとするあまり、その影では熊ちゃん達を犠牲にしていたのね。
人間がちょっとの我慢をしないで楽になる為に、他の動物を苦しめる。
知らなかったとは言え、すごく申し訳ない気持ちだ。

なので私は動物の捕食には全く異論はないのだけど、こういった捕食の仕方は自然の摂理には適っていないと思う。私が熊の立場なら、どうせ手足を切るのなら、全てを有効利用してくれた方が報われると思う。
まあ、熊の気持ちは熊にしかわからないけど。


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Last updated  2006/03/09 10:27:30 PM


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