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〜気まぐれ〜

〜気まぐれ〜

2021/02/07
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カテゴリ: アクアリウム入門
​​​​アクアリウムに限ったことではありませんが、みなさんは照明を選ぶ際に何を基準に選ぶでしょうか?

 まず思い浮かべるのが、【明るさ】や【光の色合い】といったところかと思います。

 他にも【使用電力(電気代)】【耐久性(寿命)】【電球の種類】などもありますが、製品に記載された内容やメーカーから公表されている内容から明確に判断しやすいですよね。

 いっぽう【明るさ】や【光の色合い】を比較するための指標はひとつではないため意外にわかりにくかったりします。

 白熱電球や蛍光灯が主流だった時代は
  明るさは【W】表記で使用電力が大きいほど明るい
  色合いは【昼白色】や【電球色】といった視覚的に白っぽいか温かみのある色かといった程度でした

 LEDが主流となった現在では
  明るさは【 lm 】(ルーメン)
で表記されるようになりました。

 使用される単位が多くなりわかりにくくなったように感じますが、実際には最近の表記こそ本来の【光】の特性を表すための単位であり、それだけ自然光に近い【光】再現できる照明になってきたということでもあるのかなと感じています。

 それでは実際に照明を選ぶ際にそれぞれの単位が何を示しているのかを簡潔にわかりやすくまとめてみたいと思います。

 注:難しいことは私もよく分かりませんので感覚的に捉えた表現になっております(笑)
   詳しい方、根本的に間違えていたらご指摘お願いします...m(_ _)m



【明るさ】:「ルーメン【lm】」と「ルクス【lx】」

 一般的に【lm:光束】や【lx:照度】で表記されますが、この違いは何か・・・

 【lm】:ルーメン - 光束
     光源(電球やLEDチップ)が放つ光を数値化したもの

 【lx】:ルクス - 照度
     照射された範囲(照らされる対象)の光を数値化したもの

 つまり、【lm】は照明の明るさを、【lx】は実際に照らされた部分の明るさを数値化したものになります。



 【lx】を用いる場合、実際に照らされる部分の明るさとなりますが、光源からの距離で明るさも変わりますので、製品情報として表記される場合は測定時の光源からの距離も書かれています。使用する範囲での明るさは分かりやすいのですが、同一条件での測定値がわからないと器具同士の明るさの比較ができません。

 器具の性能としては【lm】の値が大きい方が明るいということになりますのであまり気にする必要はありませんが、アクアリウム照明として使用する場合、単純に考えると 60cm水槽用の【1000lm】の照明と 30cm水槽用の【500lm】の照明ではそれぞれの適合水槽に設置したとき見える明るさは同じということになります。



【明るさ】:「ルーメン【lm】」と「ワット【W】」

 水草などの育成環境の説明ではいまだに 60cm水槽で 20W 2灯 などと説明がされていたりします。

 それではLED照明に置き換えた場合どうなるのか?という疑問から、
 【lm】と【W】の関係について調べてみました。



 東芝の「フィッシュルクス(FL20SBRF)」という観賞魚用の20Wの蛍光灯がメーカー公表値で【420lm】となっていました。ちなみに同シリーズの(FL40SBRF/40W型)が【1010lm】。

 同じ20Wであっても白熱電球と蛍光灯でこれだけの違いがあります。一般的な照明と観賞魚用の照明でも違いはあるかもしれませんが、ワット数を単純に【lm】に置き換えることはできないようです。

 しかし、「フィッシュルクス(FL20SBRF)」は観賞魚用の蛍光灯ですので単純に考えると以下のようになります。

    20W 1灯 - 【  420lm】
    20W 2灯 - 【  840lm】
    20W 3灯 - 【1260lm】
    20W 4灯 - 【1680lm】
    20W 5灯 - 【2100lm】

 【ニッソー】PG スーパークリアー 600 程度のLED照明ですと約5,000円前後で【1250lm】の照明を設置できるので充分ですよね。

 しかし、実際には【アクロ】TRIANGLE LED GROW 600 など10,000円を超える価格で【3000lm】以上の照明も売られており、それらが人気だったりもするのはなぜか・・・

 そこで重要なのが【光の色合い】の部分になってくるのだと思います。



【光の色合い】:「ケルビン【K】」と「演色性【Ra】」

 色合いとしては【K】(ケルビン)という表記を目にしたことがある方は多いと思います。

 【K】は色温度を示す数値として用いられ、【5,000K】~【6,000K】が太陽光に近い(白)色、数値が小さくなるにつれて【4,000K】程度で黄色に近くなり、次第に赤みを帯びて【2,800K】程度が白熱電球のような色となっていきます。反対に数値が大きくなると次第に青みを帯びていき【12,000K】で晴天のような青さの色を表す単位となっています。

 しかし、【K】はあくまで色の寒暖を表しているだけで、太陽光の中には目に見えない色も含めてさまざまな波長が存在しているため、【5,000K】位だから太陽光と同じように見えるというわけではありません。

 そこで太陽光に近い光かどうかを判断するための指標となるのが【Ra】(演色性)という数値になります。自然環境の太陽光での見え方を【100】としたときにどれくらいそれに近い色が表現できるかという度合いを数値化したものです。こちらの数値はすべての製品に記載されているわけではありませんが、演色性の高さを特徴とした製品に記載されているような印象ですが、実際に使用してみると【Ra 80】クラスと【Ra 90】クラスでは見違えるほど発色が違います。

 水槽内を綺麗に魅せたいのであれば【Ra 90】以上をおススメします。



【明るさ】と【光の色合い】:水草の育成と「波長」

 水槽内の演出のための照明であれば、結論から言ってしまえば演色性【Ra】の高い製品を選べば良いことになりますが、生体や水草に影響を及ぼすのはそれだけではありません。

 光とは(電波のような)波長の集まりであり、波長によって決まった色の光があり、それぞれの波長が集まることで目に見える光となっています。

 赤外線や紫外線という言葉はみなさんご存じだと思いますが、これらも光に近い波長をもつものになります。

 目に見えないため「光」として取り扱うべきではないかもしれませんが、少なくとも太陽光の中にはこれらの波長も含まれていて、生物はそれを浴びて生きているので、水槽内の環境を自然に近づけるためにはこれらについても無視はできないと思います。

 とはいえ、そんなことまで勉強してたらきっと学者さんレベルになってしまいそうです(笑)

 各メーカーさんがいろいろ研究されて商品化されたものを選んで使用するのですからそこまで深く考える必要はないのですが、水草を育成する場合は製品によって「波長」の構成が違う ということだけは認識しておくと良いと思います。

 というのも、照明に含まれる「波長」のバランスによって水草の成長の度合いも違ってくるからです。

 植物ごとに成長に必要とする波長が異なるようで、通常のアクアリウム照明でうまく成長しない場合「赤」の波長が不足していることからか、水草育成用のアクアリウム照明では植物が好むとされる【赤】や【青】の波長を強くしたものが多く販売されています。

 実際には、水中では【赤】の波長から吸収されやすい性質もあるため、照度を上げすぎずに植物の成長に必要な波長を増強するといった考え方で製品開発されているのだと思います。

 波長のバランスはおそらく演色性にも影響を及ぼすので、自分の目指アクアリウム環境に何が適しているかというのは予算も含めて模索しながら選択していくしかありませんが、これから水草育成を始めようとされる方に少しでも参考になればと思いまとめてみました。


【コスパ的におススメな照明】


【Ra92】低価格で演色性の高い照明

 点灯モード切換で【赤/青】のみの点灯も可能




点灯モード切換で【赤】【青】波長を優先しつつ照度を抑えて全波長で水槽内を照らせます

陰性水草やコケの発生を抑えるのに効果的

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Last updated  2021/02/07 06:00:05 AM
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