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2007.08.25
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カテゴリ: 詩
恵みの雨が 降っていた

生命を宿したその水は

大地を駆け巡り やがて海へと消えていった

物には 器というものがある

どんなに多く注いでも それ以上に満ちる事はなく

どんなにゆっくり注いでも それ以上に変わりはない

人は時にそれを 一度で流してしまうものだ

どんなに彩りを抑えきれなかった水でさえ 

無くなってしまえば 器のみ



また注ごうかな  またいっぱいにしたいな

そう思う

だが 満ちてしまえば それは流れてしまい

そこに螺旋の階段を上る自分を見るのだろう

願うなら

ゆっくり ゆっくり

絶えず注ぎ 絶えず流れ

器の限度を常に保つ事に 永遠を欲するのかもしれない

たとえ注ぐ手が 自分の手ではないと知っていても

そこに永遠を見る限り そこに意味を見出す限りは

器をそっと覗く 自分の顔が映っていた



それはまるで 合わせ鏡に映る無限の自分


こんな言葉がある

"合わせ鏡に映る無限の像の一つは その人間の最期の顔だという"

私の最期は どんな顔をしているのだろうか

・・・いや 本当は知っている




泣いていた。







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Last updated  2007.08.25 13:52:11
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