Flatのガンプラ製作日記

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2020.11.15
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カテゴリ: 本の感想
書籍の感想です。
今回は「京都北嵯峨シニガミ貸本屋 その人生、修正します」です。


京都北嵯峨シニガミ貸本屋 その人生、修正します【電子書籍】[ 桔梗楓 ]

タイトルから「お仕事小説」かなとか思ってしまっていたのですが、そうではなく・・・
夏休みに京都に遊びに来た高校生の晶は、京都の北嵯峨で不思議な貸本屋を見つけます。
その店主は比良坂と言い、シニガミという猫が暮らしています。

そんな不思議な貸本屋に迷い込んでしまった晶だが、その貸本屋はだたの貸本屋
ではなかったのです。

未練を断ち切るために、本を修正できるというのです。
しかし、修正できる部分は1行のみ。付け足すでも、削除するでも、書き換えるでも
良いのですが、1か所しか修正できません。

そんな場面に成り行きで遭遇してしまった晶はぐうたらな比良坂の代わりに亡者たちの
本当の未練を聞き出し、成仏に向けて手助けしてあげることになってしまうのでした。

ここまで聞けば比良坂というのが、黄泉比良坂から来ているのだとわかると思いますが、
彼も実は死者で、黄泉比良坂で月読命(つくよみのみこと)が自分の代理として
依り代として選んだ存在だったのです。
しかし、この比良坂ぐうたらで、面倒くさがりで、黄泉比良坂の番人という役職で
ありながら、死者の気持ちにちっとも寄り添わない、なんともまあ情けない
男(ただしイケメン)なのです。

断ち切り、満足して三途の川を渡るときの道案内をする係なのですが、比良坂が
ダメダメなせいで、ちっとも亡者が満足できず、ずーーーーーっと道案内の仕事が
できていませんでした。

晶は亡者の想いに寄り添うことで、彼、彼女に自分の貸本を修正させ、そして
修正後の世界に満足を感じさせることができたのです。


自分なら何を頼むだろうな、とか考えちゃいました。
あ、一応NGもありまして、「自分が死ななかったことにする」というのはNGです。
死は絶対の理で覆すことができない。それ以外はほとんど修正することは可能です。
ただし、修正しても「自身の死」は絶対なので、「究極の自己満足」ということの
ようです。
果たしてどんな修正を選ぶのか、その結果、どんな別の結末が待っているのか・・・

さてさて、この貸本屋ですが、本当は亡者にしか見えないらしいです。
亡者になると、この貸本屋に引き寄せられるそうです。
亡者にしか見えないこの店に、なぜ晶が入ることができたのか・・・
その謎が明らかになったとき、晶は重大な決断を迫られるのでした・・・

面白かったです。おススメ。





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Last updated  2021.04.03 13:46:06
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