Flatのガンプラ製作日記

Flatのガンプラ製作日記

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

flat2775

flat2775

Calendar

2022.11.02
XML
カテゴリ: 本の感想
書籍の感想です。
今回は「桜風堂ものがたり」です。


桜風堂ものがたり [ 村山早紀 ]

桜風堂というのはある町にある書店です。
ただ、物語はすぐに桜風堂には行かず、
銀河堂という書店を舞台に始まります。

書店って読書家にとってはワクワクする場所な
わけで私も大好きです。

台頭などもあり、書店は数を減らしているのが現状です。
銀河堂は老舗デパートに入る老舗書店ですが、
悪く言えばやや古めかしい書店と言えるでしょう。

そこに勤める月原は隠れた名作を見抜く力が高く、
「宝探しの月原」などと言われています。
そんな彼が見つけた「四月の魚」という作品。
賞を取ったわけでもなく、人気作家の作品というわけ
でもないため、ほとんど誰にもマークされていません
でしたが、月原のカンが良作であると訴えます。

その作品を売るための作戦を考えていた時期に事件が
起きます。

万引きは書店にとってかなりの痛手です。
1000円の本が万引きされた時、1000円の本を売っても
50円しか利益がないとしたら、20冊売ってやっと
万引きの被害を取り戻せるのです。
なので万引きされたのを見て、追いかけない書店員は

しかし、逃げた高校生は道路に飛び出し、車に
轢かれてしまいます。
命は助かりましたが、世間は「たかが本のために、
そこまで追い込む必要があったのか」という論調に
染まっていきます。
追いかけた月原はその戦犯としてさんざん叩かれます。
批判の矛先が銀河堂、更にはデパートにまで向かい
始めた時、月原は退職を決意します。
月原にとって銀河堂は自分を犠牲にしてでも守るべき
大切な場所だったのです。

そんな彼を結果的に救うことになるのが桜風堂な
わけです。
しかし、桜風堂は桜風堂で困っていたわけで、桜風堂は
月原を救ったかもしれませんが、月原に救われたとも
言えるかもしれませんね。
そして彼が見出した「四月の魚」は共感するものが
増え・・・

本に対する愛が溢れた作品です。
ちょっと描写が冗長に感じられる部分もありますが、
先へ先へとテンポ良く読み進める作品ではないので
これはこれでありなのかな。

読後感はとても良いです。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2022.11.02 23:10:12
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: