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フルートの音は、テクニックよりも、
その日の心の状態・思いやり・温度がぜんぶ出るという哲学。
“声楽のように吹け”がモイーズ流。
指より、まず“息が言葉を話すこと”が音楽
モイーズが何度も生徒に言っていた言葉。
音が揺れる・苦しい・詰まる理由の9割は“息の流れ”にあると考えてた。
区切るのではなく、“息の方向性”でストーリーを語ることを大切にしていた。
息を吐き切る前の気持ちで、次のフレーズが自然に生まれるイメージ。
フォルテは“大量の息をぶつける”ことではなくて、
“息のスピードと方向で響かせる”こと。力む生徒に何度も言ってたフレーズ。
音符=息の形。
譜面に書いてない“呼吸の彫刻”をつくることが音楽、という考え。
まさにモイーズの核心。
“高速パッセージ=素晴らしい”じゃない。“伝えたい音楽を自由にする道具”が技術。
現代の超絶技巧系とは対照的。
派手さより、あたたかいメッセージを大切にしていた。
宗教的というより、“心を鎮めて吹け”というニュアンスに近い。
息の流れを整え、静かに音と向き合う時間を大切にしていた。
音楽を先にイメージして、そこに身体を合わせる。
“先に心 → 次に技術”というモイーズ哲学そのもの。