「何か言えよ!」
「あ、もう始まってました!?」
「何をぼーっとしてるのだ」
「いやぁ、何だか眠くて」
「ダメだよ、夜更かしなんかしちゃ」
「ローク先輩…子供じゃないんだから」
「まぁ確かに昨日は寝るの遅くなっちゃいましたけどね」
「デッキでもいじってたのか?」
「いや、以前買った『デジモンアドベンチャー』が楽しくなってきちゃって」
「続いてたんだ」
「最近、行き帰りの電車の中でも進めてますよ!」
「あれ?満員でゲームなんて出来ないとか言ってなかった?」
「スペースが出来る場所と時間帯を覚えました」
「頑張るね」
「んで、今日丁度アポカリモンを倒したとこまで行きました」
「クリア?」
「いや、これからウォーゲーム編に入るっぽいです」
「なるほど、そう繋がるか」
「いやぁ、デジモンアドベンチャーと言うと思いだすなぁ。 あれは紅狐が小学生のころか…」

「うん、まぁ色々とね」
「ローク先輩、その件について是非詳しく!」
「そ、そうだ! 早くデッキ編集しないと~! 明日会社の同僚にルール教えるんだった~」
「話を逸らすな! で、ローク先輩!」
「あぁ、あれは忘れもしない…」
「やーめーてー!」