南仏・プロヴァンスの食卓から 21/11/04~   by ローヌのほとり

南仏・プロヴァンスの食卓から 21/11/04~   by ローヌのほとり

Dec 6, 2004
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だから、ここはガイドブックに載るのを拒否している店なんだそう。載るとひとがいっぱい来て、忙しくなって、ひとを雇わなければいけなくなるし、経営上、色々規制が付くからだ。

Mの話では、フランスには、ミシュランの星の実力があっても、経営者の都合で載せないレストランというのもあるそうだ。ミシュランに載ると、経営的に規制が多くなって、逆に儲からなくなるという理由から。そういう隠れ星?レストランがフランスにはいくつもあるそう。フランスって奥が深い(笑)。

私たちが選んだのは、43ユーロ(5100円くらい)のコース料理。これがメニューの中で一番高かったから選んだのではなくて、前菜にフォアグラがあったから。

席についたら、アペリティフを頼む。アペリティフ・ド・メゾンがモモのシロップが入ったシャンパンだったので、全員それにした。私は、シャンパンは特に好きではないので、ああ、シャンパンね!くらいの感想。ハハハ!みんなで乾杯した時は、楽しくて盛り上がった。

シャンパンが出てくる前に、メニューに書かれていないおつまみが出て来た。乾しプルーンに、焼いた、かなり薄いベーコンが巻いてあるものがあってこれがすごくおいしかった。この組み合せは初めて食べた。あとは、グリーンオリーブの塩漬けが小さな皿に山盛。それから、薄く切った何種類かの薄いパン。それぞれ、中身が違う。おつまみを食べながら、シャンパンを飲んで、前菜を待つ。待っている間に、付き出しのようなものが出て来た。なんだったか忘れてしまった。すみません(苦笑)。

前菜のフォアグラは変わっていた。ポトフの煮込んだ牛肉にフォアグラが乗っかっていた。野菜はよく煮込んだのではなくて、少しシャキシャキするくらい。だから野菜の色が鮮やかだった。野菜は、さやえんどう、ニンジンなど。フォアグラは生を煮込んであったので、フォアグラの汁とポトフの汁が混ざりあっていて、さっぱりしていておいしかった。

ワインはパパがコート・ド・ローヌの白を選んだ。軽くて、甘味がほんのりでさっぱりしておいしいワインだった。料理にぴったりだった。

メインは、私は、ロット(アンコウ)とオマール(ロブスター)が大粒の米の上にのって、オマールのソースがかかったもの。なんと、アルファルファがほんの少し飾りも兼ねて?パラパラとかかっていた。あんな大きな米つぶ食べたの初めて。オマールの身がプリプリとしておいしかった。



次は、チーズ。チョイスは3つ。フレッシュチーズに生クリームをかけて食べるか、山羊のチーズを焼いたものか、チーズの盛合わせ。わたしは、チーズの盛合わせ。ワゴンで来て自分で選ぶのかと思ったが、ひとりひとり皿に盛って運ばれて来た。ほんとうにちょっとずつのチーズが5種類皿にのっていた。

この時は、赤ワインを飲んだ。やっぱりパパが選んだ。名前聞いておきます。おいしかったよ。アルコールに弱いわたしだけど、料理に釣られて、結局、白2杯、赤2杯もワインを飲んだのであった。少し酔っ払ったかな。赤くならないからいいけど。

ディジェスティブ(食後酒)はどう?と聞かれたが、そんな強い酒飲んだら、わたしは倒れます!てなことで、パス(笑)。パパとベルギー人のダンナはコニャックを頼んだ。コニャックが来たら、こうやるとおいしいんだ、とパパが言って、角砂糖をコニャックにつけて食べてみなさいと言われる。あ~、これ知っている、昔、食べたことあるよ~。でも強いし、甘すぎるから、けっこうです!とお断り!ベルギー人のマダムの方は食べていた。

その後、カフェ。その時、すでに3時過ぎだったけど、わたしも飲みました。カフェには、勝手におつまみのお菓子が5種類ついて来た。プチガトー。

ママンが、あそこのレストランの料理はどれも「ちょっと!」「プチ!」なんていうから、日本の高級フレンチレストランの「プチ」を想像していたら、大違い! ハハハ! 日本の「プチ」の倍はあったよ。それにパンが自家製でとってもおいしくて、普段、パンはあまり食べないわたしが、小さかったので、6個くらい食べてしまったので、カフェの時にはもうお腹がパンパン。でもせっかくだから、どんな味かなぁ、とプチガトーも5種類すべて味見。アーモンドのセンベイのようなのが1番おいしかった。香ばしくて。

なんと4時にお食事会終了。12時半にレストランで待ち合わせて、レストランを出たのが4時過ぎ。料理が運ばれるのがゆっくりだったし・・会話もはずんだし。ベルギー夫人は英語も達者なので、わたしとは英語。ダンナの方はもともとあまり喋らない静かなひとのようだったが、フランス語はあまりできないので、奥さんが時々フレミッシュに訳して伝えていた。

この2人は、隣の隣の家のひと。といっても本宅はベルギー。年に数回休暇で来るのだ。気さくなひとたち。今回は、ベルギーからスイスのジュネーブまで飛行機、そこからレンタカーして、3時間半でこの村に来たという。木曜日に来て、月曜日には帰る!という短い休暇。金曜日にはアルル、土曜日にはアルデシュに行ったという。短い休暇だと、日本人だけじゃなくて、誰でも精力的に動き回るものだ(笑)。50代の元気なひとたち。

と言っても、ベルギー夫人は、わたしが4年余り前に初めてあってからの間に、離婚、乳がんで両乳房切除という試練。大変な思いをされたらしい。ベルギー夫人とママンは、わたし達は、姉妹!とお互い言っているくらいの親しさ。ママンはベルギー夫人を、ベルギーの妹、夫人は、ママンをプロヴァンスの姉!と呼んでいる。ママンもずいぶん心配して、お互い、ベルギーとプロヴァンスと離れているので、電話で何度も励ましたそう・・

そんなことがあったんだけど、その後、出会いがあり、娘が結婚し、孫も生まれ、おばあちゃんになった。こうしてまた一緒に楽しく食事ができるようになった。4年前に比べて、若返ってきれいになったベルギー夫人を見て、ああ、よかったねぇ、と、しみじみ思ったのは、わたしだけではないだろう。

夕食は、全員パス(苦笑)。パパはうちに着いたら、早速ベッドにもぐりこんだ。テレビを観ながらウトウト。コニャックが効いたようだ。ママンは日曜日、料理からいっさい解放された。やっぱりさすがにうれしそうだった。

で、この後、イギリスから、Mの友人2人が予定より何時間も早く着いたので、わたしは忙しくなった。イギリスから来たといっても、イギリス人ではなくて、イギリスに住むフランス人(笑)。



ということで、今日の日記はこれでおしまい。ここまで読んでくださった方、ありがとう。また、明日。





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Last updated  Dec 6, 2004 10:33:06 PM コメント(2) | コメントを書く


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