全25件 (25件中 1-25件目)
1
ローマ10・9-18皆さん、口でイエスは主であると公に言い表し、心で神がイエスを死者の中から復活させられたと信じるなら、あなたは救われるからです。 実に、人は心で信じて義とされ、口で公に言い表して救われるのです。 聖書にも、「主を信じる者は、だれも失望することがない」と書いてあります。 ユダヤ人とギリシア人の区別はなく、すべての人に同じ主がおられ、御自分を呼び求めるすべての人を豊かにお恵みになるからです。 「主の名を呼び求める者はだれでも救われる」のです。 ところで、信じたことのない方を、どうして呼び求められよう。聞いたことのない方を、どうして信じられよう。また、宣べ伝える人がなければ、どうして聞くことができよう。 遣わされないで、どうして宣べ伝えることができよう。「良い知らせを伝える者の足は、なんと美しいことか」と書いてあるとおりです。 しかし、すべての人が福音に従ったのではありません。イザヤは、「主よ、だれがわたしたちから聞いたことを信じましたか」と言っています。 実に、信仰は聞くことにより、しかも、キリストの言葉を聞くことによって始まるのです。 それでは、尋ねよう。彼らは聞いたことがなかったのだろうか。もちろん聞いたのです。「その声は全地に響き渡り、/その言葉は世界の果てにまで及ぶ」のです。 マタイ4・18-22イエスは、ガリラヤ湖のほとりを歩いておられたとき、二人の兄弟、ペトロと呼ばれるシモンとその兄弟アンデレが、湖で網を打っているのを御覧になった。彼らは漁師だった。 イエスは、「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしよう」と言われた。 二人はすぐに網を捨てて従った。 そこから進んで、別の二人の兄弟、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネが、父親のゼベダイと一緒に、舟の中で網の手入れをしているのを御覧になると、彼らをお呼びになった。 この二人もすぐに、舟と父親とを残してイエスに従った。
2007.11.30
コメント(0)
サムエル下5・1-3イスラエルの全部族はヘブロンのダビデのもとに来てこう言った。「御覧ください。わたしたちはあなたの骨肉です。 これまで、サウルがわたしたちの王であったときにも、イスラエルの進退の指揮をとっておられたのはあなたでした。主はあなたに仰せになりました。『わが民イスラエルを牧するのはあなただ。あなたがイスラエルの指導者となる』と。」 イスラエルの長老たちは全員、ヘブロンの王のもとに来た。ダビデ王はヘブロンで主の御前に彼らと契約を結んだ。長老たちはダビデに油を注ぎ、イスラエルの王とした。 詩篇122【都に上る歌。ダビデの詩。】主の家に行こう、と人々が言ったとき/わたしはうれしかった。 エルサレムよ、あなたの城門の中に/わたしたちの足は立っている。 エルサレム、都として建てられた町。そこに、すべては結び合い そこに、すべての部族、主の部族は上って来る。主の御名に感謝をささげるのはイスラエルの定め。 そこにこそ、裁きの王座が/ダビデの家の王座が据えられている。 エルサレムの平和を求めよう。「あなたを愛する人々に平安があるように。 あなたの城壁のうちに平和があるように。あなたの城郭のうちに平安があるように。」 わたしは言おう、わたしの兄弟、友のために。「あなたのうちに平和があるように。」 わたしは願おう/わたしたちの神、主の家のために。「あなたに幸いがあるように。」 コロサイ1・12-20光の中にある聖なる者たちの相続分に、あなたがたがあずかれるようにしてくださった御父に感謝するように。 御父は、わたしたちを闇の力から救い出して、その愛する御子の支配下に移してくださいました。 わたしたちは、この御子によって、贖い、すなわち罪の赦しを得ているのです。 御子は、見えない神の姿であり、すべてのものが造られる前に生まれた方です。 天にあるものも地にあるものも、見えるものも見えないものも、王座も主権も、支配も権威も、万物は御子において造られたからです。つまり、万物は御子によって、御子のために造られました。 御子はすべてのものよりも先におられ、すべてのものは御子によって支えられています。 また、御子はその体である教会の頭です。御子は初めの者、死者の中から最初に生まれた方です。こうして、すべてのことにおいて第一の者となられたのです。 神は、御心のままに、満ちあふれるものを余すところなく御子の内に宿らせ、 その十字架の血によって平和を打ち立て、地にあるものであれ、天にあるものであれ、万物をただ御子によって、御自分と和解させられました。 ルカ23・35-43民衆は立って見つめていた。議員たちも、あざ笑って言った。「他人を救ったのだ。もし神からのメシアで、選ばれた者なら、自分を救うがよい。」 兵士たちもイエスに近寄り、酸いぶどう酒を突きつけながら侮辱して、 言った。「お前がユダヤ人の王なら、自分を救ってみろ。」 イエスの頭の上には、「これはユダヤ人の王」と書いた札も掲げてあった。 十字架にかけられていた犯罪人の一人が、イエスをののしった。「お前はメシアではないか。自分自身と我々を救ってみろ。」 すると、もう一人の方がたしなめた。「お前は神をも恐れないのか、同じ刑罰を受けているのに。 我々は、自分のやったことの報いを受けているのだから、当然だ。しかし、この方は何も悪いことをしていない。」 そして、「イエスよ、あなたの御国においでになるときには、わたしを思い出してください」と言った。 するとイエスは、「はっきり言っておくが、あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる」と言われた。
2007.11.25
コメント(0)
一マカバイ4・36-37、52-59ユダと兄弟たちは言った。「見よ、我らの敵は粉砕された。都に上り、聖所を清め、これを新たに奉献しよう。」 そこで全軍が集結し、シオンの山を目指して上って行った。 第百四十八年の第九の月――キスレウの月――の二十五日に、彼らは朝早く起き、 焼き尽くす献げ物のための新しい祭壇の上に律法に従っていけにえを供えた。 異教徒が祭壇を汚したのと同じ日、同じ時に、歌と琴、竪琴とシンバルに合わせて、その日に祭壇を新たに奉献した。 民は皆、地に顔を伏せて拝み、彼らを正しく導いてくださった方を天に向かってたたえた。 こうして祭壇の奉献を八日にわたって祝い、喜びをもって焼き尽くす献げ物をささげ、和解の献げ物と感謝の献げ物のいけにえを屠った。 彼らはまた神殿の正面を黄金の冠と小盾で飾り、門と祭司部屋を再建し、戸を取り付けた。 民の間には大きな喜びがあふれた。こうして異邦人から受けた恥辱は取り除かれたのである。 ユダとその兄弟たち、およびイスラエルの全会衆はこの祭壇奉献の日を、以後毎年同じ時期、キスレウの月の二十五日から八日間、喜びと楽しみをもって祝うことにした。 詩篇147ハレルヤ。わたしたちの神をほめ歌うのはいかに喜ばしく/神への賛美はいかに美しく快いことか。 主はエルサレムを再建し/イスラエルの追いやられた人々を集めてくださる。 打ち砕かれた心の人々を癒し/その傷を包んでくださる。 主は星に数を定め/それぞれに呼び名をお与えになる。 わたしたちの主は大いなる方、御力は強く/英知の御業は数知れない。 主は貧しい人々を励まし/逆らう者を地に倒される。 感謝の献げ物をささげて主に歌え。竪琴に合わせてわたしたちの神にほめ歌をうたえ。 主は天を雲で覆い、大地のために雨を備え/山々に草を芽生えさせられる。 獣や、烏のたぐいが求めて鳴けば/食べ物をお与えになる。 主は馬の勇ましさを喜ばれるのでもなく/人の足の速さを望まれるのでもない。 主が望まれるのは主を畏れる人/主の慈しみを待ち望む人。 エルサレムよ、主をほめたたえよ/シオンよ、あなたの神を賛美せよ。 主はあなたの城門のかんぬきを堅固にし/あなたの中に住む子らを祝福してくださる。 あなたの国境に平和を置き/あなたを最良の麦に飽かせてくださる。 主は仰せを地に遣わされる。御言葉は速やかに走る。 羊の毛のような雪を降らせ/灰のような霜をまき散らし 氷塊をパン屑のように投げられる。誰がその冷たさに耐ええよう。 御言葉を遣わされれば、それは溶け/息を吹きかけられれば、流れる水となる。 主はヤコブに御言葉を/イスラエルに掟と裁きを告げられる。 どの国に対しても/このように計らわれたことはない。彼らは主の裁きを知りえない。ハレルヤ。 ルカ19・45-48それから、イエスは神殿の境内に入り、そこで商売をしていた人々を追い出し始めて、 彼らに言われた。「こう書いてある。『わたしの家は、祈りの家でなければならない。』/ところが、あなたたちはそれを強盗の巣にした。」 毎日、イエスは境内で教えておられた。祭司長、律法学者、民の指導者たちは、イエスを殺そうと謀ったが、 どうすることもできなかった。民衆が皆、夢中になってイエスの話に聞き入っていたからである。
2007.11.23
コメント(0)
二マカバイ7・1、20-31また次のようなこともあった。七人の兄弟が母親と共に捕らえられ、鞭や皮ひもで暴行を受け、律法で禁じられている豚肉を口にするよう、王に強制された。 それにしても、称賛されるべきはこの母親であり、記憶されるべき模範であった。わずか一日のうちに七人の息子が惨殺されるのを直視しながら、主に対する希望のゆえに、喜んでこれに耐えたのである。 崇高な思いに満たされて、彼女は、息子たち一人一人に父祖たちの言葉で慰めを与え、女の心情を男の勇気で奮い立たせながら、彼らに言った。 「わたしは、お前たちがどのようにしてわたしの胎に宿ったのか知らない。お前たちに霊と命を恵んだのでもなく、わたしがお前たち一人一人の肢体を組み合わせたのでもない。 人の出生をつかさどり、あらゆるものに生命を与える世界の造り主は、憐れみをもって、霊と命を再びお前たちに与えてくださる。それは今ここで、お前たちが主の律法のためには、命をも惜しまないからだ。」 アンティオコスは侮辱されたと感じ、その声に非難の響きを聞き取った。彼は、いちばん末の息子がまだ生きていたので、言葉で勧告するだけでなく、誓いをもって、「もし先祖の慣習を捨てるなら、富と最高の幸福を保障し、王の友人として遇し、仕事も与えよう」と約束した。 だが、若者が全く耳を貸そうとしないので、王は母親を呼び寄せて、少年を救うために一役買うようにと勧めた。 王があまりに強く勧めるので、母親は息子を説得することを承知した。 しかし母親は、若者の上に身をかがめ、残酷な暴君をあざけってから、父祖たちの言葉で言った。「わが子よ、わたしを憐れんでおくれ。わたしはお前を九か月も胎に宿し、三年間乳を含ませ、養い、この年になるまで導き育ててきました。 子よ、天と地に目を向け、そこにある万物を見て、神がこれらのものを既に在ったものから造られたのではないこと、そして人間も例外ではないということを知っておくれ。 この死刑執行人を恐れてはなりません。兄たちに倣って、喜んで死を受け入れなさい。そうすれば、憐れみによってわたしは、お前を兄たちと共に、神様から戻していただけるでしょう。」 彼女が語り終えるとすぐ、若者は王に言った。「何を待っているのだ。わたしは王の命令などに耳は貸さない。わたしが従うのは、モーセを通して我々の先祖に与えられた律法の命令である。 しかし、ヘブライ人に対して悪辣非道を重ねてきたあなたは、神の御手を逃れることはできないのだ。 詩篇17【祈り。ダビデの詩。】主よ、正しい訴えを聞き/わたしの叫びに耳を傾け/祈りに耳を向けてください。わたしの唇に欺きはありません。 御前からわたしのために裁きを送り出し/あなた御自身の目をもって公平に御覧ください。 あなたはわたしの心を調べ、夜なお尋ね/火をもってわたしを試されますが/汚れた思いは何ひとつ御覧にならないでしょう。わたしの口は人の習いに従うことなく/あなたの唇の言葉を守ります。暴力の道を避けて あなたの道をたどり/一歩一歩、揺らぐことなく進みます。 あなたを呼び求めます/神よ、わたしに答えてください。わたしに耳を向け、この訴えを聞いてください。 慈しみの御業を示してください。あなたを避けどころとする人を/立ち向かう者から/右の御手をもって救ってください。 瞳のようにわたしを守り/あなたの翼の陰に隠してください。 あなたに逆らう者がわたしを虐げ/貪欲な敵がわたしを包囲しています。 彼らは自分の肥え太った心のとりことなり/口々に傲慢なことを言います。 わたしに攻め寄せ、わたしを包囲し/地に打ち倒そうとねらっています。 そのさまは獲物を求めてあえぐ獅子/待ち伏せる若い獅子のようです。 主よ、立ち上がってください。御顔を向けて彼らに迫り、屈服させてください。あなたの剣をもって逆らう者を撃ち/わたしの魂を助け出してください。 主よ、御手をもって彼らを絶ち、この世から絶ち/命ある者の中から彼らの分を絶ってください。しかし、御もとに隠れる人には/豊かに食べ物をお与えください。子らも食べて飽き、子孫にも豊かに残すように。 わたしは正しさを認められ、御顔を仰ぎ望み/目覚めるときには御姿を拝して/満ち足りることができるでしょう。 ルカ19・11-28人々がこれらのことに聞き入っているとき、イエスは更に一つのたとえを話された。エルサレムに近づいておられ、それに、人々が神の国はすぐにも現れるものと思っていたからである。 イエスは言われた。「ある立派な家柄の人が、王の位を受けて帰るために、遠い国へ旅立つことになった。 そこで彼は、十人の僕を呼んで十ムナの金を渡し、『わたしが帰って来るまで、これで商売をしなさい』と言った。 しかし、国民は彼を憎んでいたので、後から使者を送り、『我々はこの人を王にいただきたくない』と言わせた。 さて、彼は王の位を受けて帰って来ると、金を渡しておいた僕を呼んで来させ、どれだけ利益を上げたかを知ろうとした。 最初の者が進み出て、『御主人様、あなたの一ムナで十ムナもうけました』と言った。 主人は言った。『良い僕だ。よくやった。お前はごく小さな事に忠実だったから、十の町の支配権を授けよう。』 二番目の者が来て、『御主人様、あなたの一ムナで五ムナ稼ぎました』と言った。 主人は、『お前は五つの町を治めよ』と言った。 また、ほかの者が来て言った。『御主人様、これがあなたの一ムナです。布に包んでしまっておきました。 あなたは預けないものも取り立て、蒔かないものも刈り取られる厳しい方なので、恐ろしかったのです。』 主人は言った。『悪い僕だ。その言葉のゆえにお前を裁こう。わたしが預けなかったものも取り立て、蒔かなかったものも刈り取る厳しい人間だと知っていたのか。 ではなぜ、わたしの金を銀行に預けなかったのか。そうしておけば、帰って来たとき、利息付きでそれを受け取れたのに。』 そして、そばに立っていた人々に言った。『その一ムナをこの男から取り上げて、十ムナ持っている者に与えよ。』 僕たちが、『御主人様、あの人は既に十ムナ持っています』と言うと、 主人は言った。『言っておくが、だれでも持っている人は、更に与えられるが、持っていない人は、持っているものまでも取り上げられる。 ところで、わたしが王になるのを望まなかったあの敵どもを、ここに引き出して、わたしの目の前で打ち殺せ。』」 イエスはこのように話してから、先に立って進み、エルサレムに上って行かれた。
2007.11.21
コメント(0)
二マカバイ6・18-31さて律法学者として第一人者で、既に高齢に達しており、立派な容貌の持ち主であったエレアザルも、口をこじあけられ、豚肉を食べるように強制された。 しかし彼は、不浄な物を口にして生き永らえるよりは、むしろ良き評判を重んじて死を受け入れることをよしとし、それを吐き出し、進んで責め道具に身を任そうとした。これこそ、生命への愛着があるとはいえ、口にしてはならないものは断固として退けねばならない人々の取るべき態度である。 ところがそのとき、禁じられたいけにえの内臓を食べさせる係の者たちは、エレアザルと旧知の間柄であったので、ひそかに彼に席を外させて、王が命じたいけにえの肉を口にした振りをして、彼自身が用意し、持参している清い肉を食べることを勧めた。 そうすれば、彼は死を免れ、その上、彼らとの昔からの友情のゆえに優遇されることになるからであった。 これに対して、彼は筋の通った考えを持っていて、その年齢と老年のゆえの品位、更に新たに加わった立派な白髪、だれにもまさった幼いときからの生き方にふさわしく、とりわけ神が定められた聖なる律法に従って、毅然とした態度でちゅうちょすることなく、「わたしを陰府へ送り込んでくれ」と言った。 「我々の年になって、うそをつくのはふさわしいことではない。そんなことをすれば、大勢の若者が、エレアザルは九十歳にもなって異教の風習に転向したのか、と思うだろう。 その上彼らは、ほんのわずかの命を惜しんだわたしの欺きの行為によって、迷ってしまうだろう。またわたし自身、わが老年に泥を塗り、汚すことになる。 たとえ今ここで、人間の責め苦を免れえたとしても、全能者の御手からは、生きていても、死んでも逃れることはできないのだ。 だから今、男らしく生を断念し、年齢にふさわしい者であることを示し、 若者たちに高貴な模範を残し、彼らも尊く聖なる律法のためには進んで高貴な死に方ができるようにしよう。」こう言い終わると、直ちに責め道具の方へ歩いて行った。 今し方まで、彼に好意を寄せていた人々も、この語られた言葉のゆえに、反感を抱くようになった。彼らはエレアザルの気が違ったのだと思った。 鞭の下で、まさに息絶えんとしたとき、彼はうめき声をあげて言った。「聖なる知識を持っておられる主は、すべてのことを見通しておられる。わたしは死を逃れることもできたが、鞭打たれ、耐え難い苦痛を肉体で味わっている。しかし、心では、主を畏れ、むしろそれを喜んで耐えているのだ。」 彼はこのようにして世を去った。その死はただ単に若者ばかりか、少なからぬ同胞の心に高潔の模範、勇気の記念として残されたのである。 詩編 / 18編 【指揮者によって。主の僕の詩。ダビデの詩。主がダビデをすべての敵の手、また、サウルの手から救い出されたとき、彼はこの歌の言葉を主に述べた。】 主よ、わたしの力よ、わたしはあなたを慕う。 主はわたしの岩、砦、逃れ場/わたしの神、大岩、避けどころ/わたしの盾、救いの角、砦の塔。 ほむべき方、主をわたしは呼び求め/敵から救われる。 死の縄がからみつき/奈落の激流がわたしをおののかせ 陰府の縄がめぐり/死の網が仕掛けられている。 苦難の中から主を呼び求め/わたしの神に向かって叫ぶと/その声は神殿に響き/叫びは御前に至り、御耳に届く。 主の怒りは燃え上がり、地は揺れ動く。山々の基は震え、揺らぐ。 御怒りに煙は噴き上がり/御口の火は焼き尽くし、炎となって燃えさかる。 主は天を傾けて降り/密雲を足もとに従え ケルブを駆って飛び/風の翼に乗って行かれる。 周りに闇を置いて隠れがとし/暗い雨雲、立ちこめる霧を幕屋とされる。 御前にひらめく光に雲は従い/雹と火の雨が続く。 主は天から雷鳴をとどろかせ/いと高き神は御声をあげられ/雹と火の雨が続く。 主の矢は飛び交い/稲妻は散乱する。 主よ、あなたの叱咤に海の底は姿を現し/あなたの怒りの息に世界はその基を示す。 主は高い天から御手を遣わしてわたしをとらえ/大水の中から引き上げてくださる。 敵は力があり/わたしを憎む者は勝ち誇っているが/なお、主はわたしを救い出される。 彼らが攻め寄せる災いの日/主はわたしの支えとなり わたしを広い所に導き出し、助けとなり/喜び迎えてくださる。 主はわたしの正しさに報いてくださる。わたしの手の清さに応じて返してくださる。 わたしは主の道を守り/わたしの神に背かない。 わたしは主の裁きをすべて前に置き/主の掟を遠ざけない。 わたしは主に対して無垢であろうとし/罪から身を守る。 主はわたしの正しさに応じて返してくださる。御目に対してわたしの手は清い。 あなたの慈しみに生きる人に/あなたは慈しみを示し/無垢な人には無垢に 清い人には清くふるまい/心の曲がった者には背を向けられる。 あなたは貧しい民を救い上げ/高ぶる目を引き下ろされる。 主よ、あなたはわたしの灯を輝かし/神よ、あなたはわたしの闇を照らしてくださる。 あなたによって、わたしは敵軍を追い散らし/わたしの神によって、城壁を越える。 神の道は完全/主の仰せは火で練り清められている。すべて御もとに身を寄せる人に/主は盾となってくださる。 主のほかに神はない。神のほかに我らの岩はない。 神はわたしに力を帯びさせ/わたしの道を完全にし わたしの足を鹿のように速くし/高い所に立たせ 手に戦いの技を教え/腕に青銅の弓を引く力を帯びさせてくださる。 あなたは救いの盾をわたしに授け/右の御手で支えてくださる。あなたは、自ら降り/わたしを強い者としてくださる。 わたしの足は大きく踏み出し/くるぶしはよろめくことがない。 敵を追い、敵に追いつき/滅ぼすまで引き返さず 彼らを打ち、再び立つことを許さない。彼らはわたしの足もとに倒れ伏す。 あなたは戦う力をわたしの身に帯びさせ/刃向かう者を屈服させ 敵の首筋を踏ませてくださる。わたしを憎む者をわたしは滅ぼす。 彼らは叫ぶが、助ける者は現れず/主に向かって叫んでも答えはない。 わたしは彼らを風の前の塵と見なし/野の土くれのようにむなしいものとする。 あなたはわたしを民の争いから解き放ち/国々の頭としてくださる。わたしの知らぬ民もわたしに仕え わたしのことを耳にしてわたしに聞き従い/敵の民は憐れみを乞う。 敵の民は力を失い、おののいて砦を出る。 主は命の神。わたしの岩をたたえよ。わたしの救いの神をあがめよ。 わたしのために報復してくださる神よ/諸国の民をわたしに従わせてください。 敵からわたしを救い/刃向かう者よりも高く上げ/不法の者から助け出してください。 主よ、国々の中で/わたしはあなたに感謝をささげ/御名をほめ歌う。 主は勝利を与えて王を大いなる者とし/油注がれた人を、ダビデとその子孫を/とこしえまで/慈しみのうちにおかれる。 ルカによる福音書 / 19章 1節-10節 イエスはエリコに入り、町を通っておられた。 そこにザアカイという人がいた。この人は徴税人の頭で、金持ちであった。 イエスがどんな人か見ようとしたが、背が低かったので、群衆に遮られて見ることができなかった。 それで、イエスを見るために、走って先回りし、いちじく桑の木に登った。そこを通り過ぎようとしておられたからである。 イエスはその場所に来ると、上を見上げて言われた。「ザアカイ、急いで降りて来なさい。今日は、ぜひあなたの家に泊まりたい。」 ザアカイは急いで降りて来て、喜んでイエスを迎えた。 これを見た人たちは皆つぶやいた。「あの人は罪深い男のところに行って宿をとった。」 しかし、ザアカイは立ち上がって、主に言った。「主よ、わたしは財産の半分を貧しい人々に施します。また、だれかから何かだまし取っていたら、それを四倍にして返します。」 イエスは言われた。「今日、救いがこの家を訪れた。この人もアブラハムの子なのだから。 人の子は、失われたものを捜して救うために来たのである。」
2007.11.20
コメント(0)
ルカ18・35-43イエスがエリコに近づかれたとき、ある盲人が道端に座って物乞いをしていた。 群衆が通って行くのを耳にして、「これは、いったい何事ですか」と尋ねた。 「ナザレのイエスのお通りだ」と知らせると、 彼は、「ダビデの子イエスよ、わたしを憐れんでください」と叫んだ。 先に行く人々が叱りつけて黙らせようとしたが、ますます、「ダビデの子よ、わたしを憐れんでください」と叫び続けた。 イエスは立ち止まって、盲人をそばに連れて来るように命じられた。彼が近づくと、イエスはお尋ねになった。 「何をしてほしいのか。」盲人は、「主よ、目が見えるようになりたいのです」と言った。 そこで、イエスは言われた。「見えるようになれ。あなたの信仰があなたを救った。」 盲人はたちまち見えるようになり、神をほめたたえながら、イエスに従った。これを見た民衆は、こぞって神を賛美した。
2007.11.19
コメント(0)
(メム) わたしはあなたの律法を/どれほど愛していることでしょう。わたしは絶え間なくそれに心を砕いています。 あなたの戒めは/わたしを敵よりも知恵ある者とします。それはとこしえにわたしのものです。 わたしはあらゆる師にまさって目覚めた者です。あなたの定めに心を砕いているからです。 長老たちにまさる英知を得させてください。わたしはあなたの命令を守ります。 どのような悪の道にも足を踏み入れません。御言葉を守らせてください。 あなたの裁きから離れません。あなたがわたしを教えてくださるからです。 あなたの仰せを味わえば/わたしの口に蜜よりも甘いことでしょう。 あなたの命令から英知を得たわたしは/どのような偽りの道をも憎みます。 (ヌン) あなたの御言葉は、わたしの道の光/わたしの歩みを照らす灯。 わたしは誓ったことを果たします。あなたの正しい裁きを守ります。 わたしは甚だしく卑しめられています。主よ、御言葉のとおり/命を得させてください。 わたしの口が進んでささげる祈りを/主よ、どうか受け入れ/あなたの裁きを教えてください。 わたしの魂は常にわたしの手に置かれています。それでも、あなたの律法を決して忘れません。 主に逆らう者がわたしに罠を仕掛けています。それでも、わたしはあなたの命令からそれません。 あなたの定めはとこしえにわたしの嗣業です。それはわたしの心の喜びです。 あなたの掟を行うことに心を傾け/わたしはとこしえに従って行きます。 (サメク) 心の分かれている者をわたしは憎みます。あなたの律法を愛します。 あなたはわたしの隠れが、わたしの盾/御言葉をわたしは待ち望みます。 悪事を謀る者よ、わたしを離れよ。わたしはわたしの神の戒めを守る。 あなたの仰せによりすがらせ/命を得させてください。わたしの望みを裏切らないでください。 わたしを支えてください/そうすればわたしは救われます。いつもあなたの掟に目を注ぎます。 あなたの掟から迷い出る者は/ことごとく打ち捨てられました。彼らは欺く者、偽る者です。 この地であなたに逆らう者はことごとく/金かすのように断ち滅ぼされました。それゆえわたしはあなたの定めを愛します。 あなたを恐れてわたしの身はすくみます。あなたの裁きを畏れ敬います。 (アイン) わたしは正しい裁きを行います/虐げる者にわたしをまかせないでください。 恵み深くあなたの僕の保証人となってください。傲慢な者がわたしを虐げませんように。 御救いを待って、わたしの目は衰えました/あなたの正しい仰せを待って。 慈しみ深く/あなたの僕のために計らってください。あなたの掟をわたしに教えてください。 わたしはあなたの僕です。あなたが分からせてくだされば/あなたの定めを知ることができます。 主の働かれるときです。人々はあなたの律法を破棄しています。 それゆえ、金にまさり純金にまさって/わたしはあなたの戒めを愛します。 それゆえ、あなたの命令のすべてに従って/わたしはまっすぐに歩き/偽りの道をことごとく憎みます。 (ペー) あなたの定めは驚くべきものです。わたしの魂はそれを守ります。 御言葉が開かれると光が射し出で/無知な者にも理解を与えます。 わたしは口を大きく開き、渇望しています。あなたの戒めを慕い求めます。 御顔をわたしに向け、憐れんでください/御名を愛する者への裁きに従って。 仰せのとおり/わたしの足どりを確かなものにしてください。どのような悪もわたしを支配しませんように。 虐げる者からわたしを解き放ってください。わたしはあなたの命令を守ります。 御顔の光をあなたの僕の上に輝かせてください。あなたの掟を教えてください。 わたしの目は川のように涙を流しています。人々があなたの律法を守らないからです。 (ツァデ) 主よ、あなたは正しく/あなたの裁きはまっすぐです。 あなたは定めを与えられました。それはまことに正しく確かな定めです。 わたしの熱情はわたしを滅ぼすほどです/敵があなたの御言葉を忘れ去ったからです。 あなたの仰せは火で練り清められたもの。あなたの僕はそれを愛します。 わたしは若く、侮られていますが/あなたの命令を決して忘れません。 恵みの御業はとこしえに正しく/あなたの律法はまことです。 苦難と苦悩がわたしにふりかかっていますが/あなたの戒めはわたしの楽しみです。 あなたの定めは/とこしえに正しいのですから/わたしに理解させ、命を得させてください。 (コフ) 心を尽くして呼び求めます。主よ、わたしに答えてください。わたしはあなたの掟を守ります。 あなたを呼びます、お救いください。わたしはあなたの定めを守ります。 夜明けに先立ち、助けを求めて叫び/御言葉を待ち望みます。 わたしの目は夜警に先立ち/あなたの仰せに心を砕きます。 主よ、慈しみ深くわたしの声を聞き/あなたの裁きによって命を得させてください。 悪だくみをもって迫害する者が近づきます。彼らはあなたの律法に遠いのです。 主よ、あなたは近くいてくださいます。あなたの戒めはすべて真実です。 あなたの定めを見てわたしは悟ります。それがいにしえからのものであり/あなたによってとこしえに立てられたのだ、と。 (レシュ) わたしの苦しみを顧みて助け出してください。わたしはあなたの律法を/決して忘れたことはありません。 わたしに代わって争い、わたしを贖い/仰せによって命を得させてください。 神に逆らう者に、救いは遠い。あなたの掟を尋ね求めないからです。 主よ、あなたの憐れみは豊かです。あなたの裁きによって命を得させてください。 わたしを迫害する者、苦しめる者は多いが/わたしはあなたの定めから離れません。 欺く者を見れば忌むべきものと思います。彼らはあなたの仰せを守りません。 御覧ください/わたしはあなたの命令を愛しています。主よ、慈しみ深く/わたしに命を得させてください。 御言葉の頭はまことです。あなたはとこしえに正しく裁かれます。 (シン) 地位ある人々が理由もなく迫害しますが/わたしの心が恐れるのはあなたの御言葉だけです。 仰せを受けてわたしは喜びます/多くの戦利品を得たかのように。 わたしは偽りを忌むべきこととして憎み/あなたの律法を愛します。 日に七たび、わたしはあなたを賛美します/あなたの正しい裁きのゆえに。 あなたの律法を愛する人には豊かな平和があり/つまずかせるものはありません。 主よ、わたしは御救いを仰いで待ち/あなたの戒めを実行します。 わたしの魂はあなたの定めを守り/それをどこまでも愛します。 あなたの定めと命令を守っています。わたしの道はすべて御前にあるとおりです。 (タウ) 主よ、わたしの叫びが御前に届きますように。御言葉をあるがままに理解させてください。 わたしの嘆願が御前に達しますように。仰せのとおりにわたしを助け出してください。 わたしの唇から賛美が溢れるでしょう/あなたが掟を教えてくださいますから。 わたしの舌はあなたの仰せを歌うでしょう/あなたの戒めはことごとく正しいのですから。 あなたの御手はわたしの助けとなるでしょう/あなたの命令を選び取ったのですから。 主よ、御救いをわたしは望みます。あなたの律法はわたしの楽しみです。 わたしの魂が命を得てあなたを賛美しますように。あなたの裁きがわたしを助けますように。 わたしが小羊のように失われ、迷うとき/どうかあなたの僕を探してください。あなたの戒めをわたしは決して忘れません。
2007.11.19
コメント(0)
詩篇119(アルファベットによる詩) (アレフ) いかに幸いなことでしょう/まったき道を踏み、主の律法に歩む人は。 いかに幸いなことでしょう/主の定めを守り/心を尽くしてそれを尋ね求める人は。 彼らは決して不正を行わず/主の道を歩みます。 あなたは仰せになりました/あなたの命令を固く守るように、と。 わたしの道が確かになることを願います/あなたの掟を守るために。 そうなれば、あなたのどの戒めに照らしても/恥じ入ることがないでしょう。 あなたの正しい裁きを学び/まっすぐな心であなたに感謝します。 あなたの掟を守ります。どうか、お見捨てにならないでください。 (ベト) どのようにして、若者は/歩む道を清めるべきでしょうか。あなたの御言葉どおりに道を保つことです。 心を尽くしてわたしはあなたを尋ね求めます。あなたの戒めから/迷い出ることのないようにしてください。 わたしは仰せを心に納めています/あなたに対して過ちを犯すことのないように。 主よ、あなたをたたえます。あなたの掟を教えてください。 あなたの口から与えられた裁きを/わたしの唇がひとつひとつ物語りますように。 どのような財宝よりも/あなたの定めに従う道を喜びとしますように。 わたしはあなたの命令に心を砕き/あなたの道に目を注ぎます。 わたしはあなたの掟を楽しみとし/御言葉を決して忘れません。 (ギメル) あなたの僕のためにお計らいください/わたしは命を得て、御言葉を守ります。 わたしの目の覆いを払ってください/あなたの律法の驚くべき力に/わたしは目を注ぎます。 この地では宿り人にすぎないわたしに/あなたの戒めを隠さないでください。 あなたの裁きを望み続け/わたしの魂はやつれ果てました。 呪われるべき傲慢な者をとがめてください/あなたの戒めから迷い出る者を。 辱めと侮りをわたしの上から払ってください/あなたの定めを守っているのですから。 地位ある人々が座に就き/わたしのことを謀っていても/あなたの僕は/あなたの掟にのみ心を砕いていますように。 あなたの定めはわたしの楽しみです。わたしに良い考えを与えてくれます。 (ダレト) わたしの魂は塵に着いています。御言葉によって、命を得させてください。 わたしの道を申し述べます。わたしに答え、あなたの掟を教えてください。 あなたの命令に従う道を見分けさせてください。わたしは驚くべき御業を歌います。 わたしの魂は悲しんで涙を流しています。御言葉のとおり、わたしを立ち直らせてください。 偽りの道をわたしから遠ざけ/憐れんで、あなたの律法をお与えください。 信仰の道をわたしは選び取りました/あなたの裁きにかなうものとなりますように。 主よ、あなたの定めにすがりつきます。わたしを恥に落とさないでください。 あなたによって心は広くされ/わたしは戒めに従う道を走ります。 (ヘー) 主よ、あなたの掟に従う道を示してください。最後までそれを守らせてください。 あなたの律法を理解させ、保たせてください。わたしは心を尽くしてそれを守ります。 あなたの戒めに従う道にお導きください。わたしはその道を愛しています。 不当な利益にではなく/あなたの定めに心を傾けるようにしてください。 むなしいものを見ようとすることから/わたしのまなざしを移してください。あなたの道に従って/命を得ることができますように。 あなたの僕に対して、仰せを成就してください。わたしはあなたを畏れ敬います。 わたしの恐れる辱めが/わたしを避けて行くようにしてください。あなたは良い裁きをなさいます。 御覧ください/わたしはあなたの命令を望み続けています。恵みの御業によって/命を得させてください。 (ワウ) 主よ、あなたの慈しみと救いが/仰せのとおり、わたしを訪れますように。 わたしを辱めた者に答えさせてください。わたしは御言葉に依り頼んでいます。 真実をわたしの口から奪わないでください。あなたの裁きを待ち望んでいます。 わたしがあなたの律法を守る者でありますように/常に、そしてとこしえに。 広々としたところを行き来させてください。あなたの命令を尋ね求めています。 わたしは王たちの前であなたの定めを告げ/決して恥とすることはないでしょう。 わたしはあなたの戒めを愛し/それを楽しみとします。 わたしはあなたの戒めを愛し/それに向かって手を高く上げます。わたしはあなたの掟を歌います。 (ザイン) あなたの僕への御言葉を思い起こしてください。あなたはそれを待ち望ませておられます。 あなたの仰せはわたしに命を得させるでしょう。苦しみの中でもそれに力づけられます。 傲慢な者はわたしを甚だしく見下しますが/わたしはあなたの律法から離れません。 あなたの裁きはとこしえに堪えることを思い/主よ、わたしは力づけられます。 神に逆らう者に対する燃える怒りが/わたしを捕えています。彼らはあなたの律法を捨て去る者です。 この仮の宿にあって/あなたの掟をわたしの歌とします。 主よ、夜ともなれば御名を唱え/あなたの律法を守ります。 あなたの命令に従うこと/それだけが、わたしのものです。 (ヘト) 主はわたしに与えられた分です。御言葉を守ることを約束します。 御顔が和らぐのを心を尽くして願い求めます。仰せのとおり、わたしを憐れんでください。 わたしは自分の道を思い返し/立ち帰ってあなたの定めに足を向けます。 わたしはためらうことなく/速やかにあなたの戒めを守ります。 神に逆らう者の縄が/わたしをからめとろうとしますが/わたしはあなたの律法を決して忘れません。 夜半に起きて/あなたの正しい裁きに感謝をささげます。 あなたを畏れる人、あなたの命令を守る人/わたしはこのような人の友となります。 主よ、この地はあなたの慈しみに満ちています。あなたの掟をわたしに教えてください。 (テト) 主よ、あなたの御言葉のとおり/あなたの僕に恵み深くお計らいください。 確かな判断力と知識をもつように/わたしを教えてください。わたしはあなたの戒めを信じています。 わたしは迷い出て、ついに卑しめられました。今からは、あなたの仰せを守らせてください。 あなたは善なる方、すべてを善とする方。あなたの掟を教えてください。 傲慢な者は偽りの薬を塗ろうとしますが/わたしは心を尽くしてあなたの命令を守ります。 彼らの心は脂肪に閉ざされています。わたしはあなたの律法を楽しみとします。 卑しめられたのはわたしのために良いことでした。わたしはあなたの掟を学ぶようになりました。 あなたの口から出る律法はわたしにとって/幾千の金銀にまさる恵みです。 (ヨド) 御手がわたしを造り、固く立ててくださいました。あなたの戒めを理解させ、学ばせてください。 あなたを畏れる人はわたしを見て喜びます。わたしが御言葉を待ち望んでいるからです。 主よ、あなたの裁きが正しいことを/わたしは知っています。わたしを苦しめられたのは/あなたのまことのゆえです。 あなたの慈しみをもって/わたしを力づけてください/あなたの僕への仰せのとおりに。 御憐れみがわたしに届き/命を得させてくださいますように。あなたの律法はわたしの楽しみです。 わたしを偽りによって迷わせた傲慢な者が/恥に落とされますように。わたしはあなたの命令に心を砕きます。 あなたを畏れる人、あなたの定めを知る人が/わたしのもとに立ち帰りますように。 わたしの心があなたの掟に照らして/無垢でありますように。そうすればわたしは恥じることがないでしょう。 (カフ) わたしの魂は/あなたの救いを求めて絶え入りそうです。あなたの御言葉を待ち望みます。 わたしの目はあなたの仰せを待って衰えました。力づけてくださるのはいつか、と申します。 わたしは煙にすすけた革袋のようになっても/あなたの掟を決して忘れません。 あなたの僕が長らえる日々はどれほどでしょう。わたしを迫害するものに対して/いつあなたは裁きをしてくださるのでしょう。 傲慢な者はわたしに対して落とし穴を掘りました。彼らはあなたの律法に従わない者です。 あなたの戒めはすべて確かです。人々は偽りをもってわたしを迫害します。わたしをお助けください。 この地で人々はわたしを/絶え果てさせようとしています。どうかわたしがあなたの命令を/捨て去ることがありませんように。 慈しみ深く、わたしに命を得させてください。わたしはあなたの口から出た定めを守ります。 (ラメド) 主よ、とこしえに/御言葉は天に確立しています。 あなたへの信仰は代々に続き/あなたが固く立てられた地は堪えます。 この日に至るまで/あなたの裁きにつき従って来た人々は/すべてあなたの僕です。 あなたの律法を楽しみとしていなければ/この苦しみにわたしは滅びていたことでしょう。 わたしはあなたの命令をとこしえに忘れません/それによって命を得させてくださったのですから。 わたしはあなたのもの。どうかお救いください。あなたの命令をわたしは尋ね求めます。 神に逆らう者はわたしを滅ぼそうと望んでいます。わたしはあなたの定めに英知を得ます。 何事にも終りと果てがあるのをわたしは見ます。広大なのはあなたの戒めです。
2007.11.19
コメント(0)
一マカバイ1・10-15、41-43、54-57、62-64そしてついには彼らの中から悪の元凶、アンティオコス・エピファネスが現れた。彼はアンティオコス王の王子でローマに人質として送られていたが、ギリシア人の王朝の第百三十七年に王として即位した。 この間、イスラエルには律法に背く者どもが現れ、「周囲の異邦人と手を結ぼう。彼らと関係を断ってから万事につけ悪いことばかりだから」と、多くの者に説いて回っていた。 人々の目にはこれは得策だと映ったので、 民の中のある者たちは進んで王のもとに出かけて行き、異邦人の慣習を採用する許可を受けた。 こうして彼らは異邦人の流儀に従ってエルサレムに錬成場を建て、 割礼の跡を消し、聖なる契約を離れ、異邦人と軛を共にし、悪にその身を引き渡した。 王は領内の全域に、すべての人々が一つの民族となるために、 おのおの自分の慣習を捨てるよう、勅令を発した。そこで異邦人たちは皆、王の命令に従った。 また、イスラエルの多くの者たちが、進んで王の宗教を受け入れ、偶像にいけにえを献げ、安息日を汚した。 第百四十五年、キスレウの月の十五日には、王は祭壇の上に「憎むべき破壊者」を建てた。人々は周囲のユダの町々に異教の祭壇を築き、 家々の戸口や大路で香をたき、 律法の巻物を見つけてはこれを引き裂いて火にくべた。 契約の書を隠していることが発覚した者、律法に適った生活をしている者は、王の裁きにより処刑された。 だがイスラエル人の多くはそれにも屈せず、断固として不浄のものを口にしなかった。 彼らは、食物によって身を汚して聖なる契約に背くよりは、死を選んで死んでいった。 こうしてイスラエルは神の大いなる激しい怒りの下に置かれたのである。
2007.11.19
コメント(0)
マラキ3・19-20a見よ、その日が来る/炉のように燃える日が。高慢な者、悪を行う者は/すべてわらのようになる。到来するその日は、と万軍の主は言われる。彼らを燃え上がらせ、根も枝も残さない。 しかし、わが名を畏れ敬うあなたたちには/義の太陽が昇る。その翼にはいやす力がある。 詩篇98・4+5、6+7b+8b全地よ、主に向かって喜びの叫びをあげよ。歓声をあげ、喜び歌い、ほめ歌え。 琴に合わせてほめ歌え/琴に合わせ、楽の音に合わせて。 ラッパを吹き、角笛を響かせて/王なる主の御前に喜びの叫びをあげよ。 とどろけ、海とそこに満ちるもの/世界とそこに住むものよ。 潮よ、手を打ち鳴らし/山々よ、共に喜び歌え 二テサロニケ3・7-12あなたがた自身、わたしたちにどのように倣えばよいか、よく知っています。わたしたちは、そちらにいたとき、怠惰な生活をしませんでした。 また、だれからもパンをただでもらって食べたりはしませんでした。むしろ、だれにも負担をかけまいと、夜昼大変苦労して、働き続けたのです。 援助を受ける権利がわたしたちになかったからではなく、あなたがたがわたしたちに倣うように、身をもって模範を示すためでした。 実際、あなたがたのもとにいたとき、わたしたちは、「働きたくない者は、食べてはならない」と命じていました。 ところが、聞くところによると、あなたがたの中には怠惰な生活をし、少しも働かず、余計なことをしている者がいるということです。 そのような者たちに、わたしたちは主イエス・キリストに結ばれた者として命じ、勧めます。自分で得たパンを食べるように、落ち着いて仕事をしなさい。 ルカ21・28このようなことが起こり始めたら、身を起こして頭を上げなさい。あなたがたの解放の時が近いからだ。 ルカ21・5-19ある人たちが、神殿が見事な石と奉納物で飾られていることを話していると、イエスは言われた。 「あなたがたはこれらの物に見とれているが、一つの石も崩されずに他の石の上に残ることのない日が来る。」 そこで、彼らはイエスに尋ねた。「先生、では、そのことはいつ起こるのですか。また、そのことが起こるときには、どんな徴があるのですか。」 イエスは言われた。「惑わされないように気をつけなさい。わたしの名を名乗る者が大勢現れ、『わたしがそれだ』とか、『時が近づいた』とか言うが、ついて行ってはならない。 戦争とか暴動のことを聞いても、おびえてはならない。こういうことがまず起こるに決まっているが、世の終わりはすぐには来ないからである。」 そして更に、言われた。「民は民に、国は国に敵対して立ち上がる。 そして、大きな地震があり、方々に飢饉や疫病が起こり、恐ろしい現象や著しい徴が天に現れる。 しかし、これらのことがすべて起こる前に、人々はあなたがたに手を下して迫害し、会堂や牢に引き渡し、わたしの名のために王や総督の前に引っ張って行く。 それはあなたがたにとって証しをする機会となる。 だから、前もって弁明の準備をするまいと、心に決めなさい。 どんな反対者でも、対抗も反論もできないような言葉と知恵を、わたしがあなたがたに授けるからである。 あなたがたは親、兄弟、親族、友人にまで裏切られる。中には殺される者もいる。 また、わたしの名のために、あなたがたはすべての人に憎まれる。 しかし、あなたがたの髪の毛の一本も決してなくならない。 忍耐によって、あなたがたは命をかち取りなさい。」
2007.11.18
コメント(0)
http://cbcj.or.jp/jpn/doc/prayers/00lordpr.htm天におられるわたしたちの父よ、み名が聖とされますように。み国が来ますように。みこころが天に行われるとおり地にも行われますように。わたしたちの日ごとの糧を今日も お与えください。わたしたちの罪をおゆるしください。わたしたちも人をゆるします。わたしたちを誘惑におちいらせず、悪からお救いください。(エキュメニカルな集いなどで、頌栄を続けて唱える場合)国と力と栄光は、永遠にあなたのものです。アーメン
2007.11.17
コメント(0)
【SYMBOLUM APOSTOLORUM】Credo in Deum, Patrem omnipotentem, Creatorem caeli et terrae. Et in Jesum Christum, Filium ejus unicum, Dominum nostrum: qui conceptus est de Spiritu Sancto, natus ex Maria Virgine, passus sub Pontio Pilato,crucifixus, mortuus, et sepultus; descendit ad inferos; tertia die resurrexit a mortuis; ascendit ad caelos; sedet ad dexteram Dei Patris omnipotentis; inde venturus est judicare vivos et mortuos. Credo in Spiritum Sanctum, Sanctam Ecclesiam Catholicam, Sanctorum communionem, Remissionem peccatorum, carnis resurrectionem, vitam aeternam.Amen.
2007.11.17
コメント(0)
知恵の書 7・22-8・1万物の制作者、知恵に教えられたからである。 抵抗し難く、善を行い、人間愛に満ち、/堅固で、安全で、憂いがなく、/すべてを成し遂げ、すべてを見通す霊である。この霊は、ほかの理知的で、純粋で、/軽妙なすべての霊に浸透する。 知恵はどんな動きよりも軽やかで、/純粋さゆえにすべてに染み込み、すべてを貫く。 知恵は神の力の息吹、/全能者の栄光から発する純粋な輝きであるから、/汚れたものは何一つその中に入り込まない。 知恵は永遠の光の反映、/神の働きを映す曇りのない鏡、/神の善の姿である。 知恵はひとりであってもすべてができ、/自らは変わらずにすべてを新たにし、/世々にわたって清い魂に移り住み、/神の友と預言者とを育成する。 神は、知恵と共に住む者だけを愛される。 知恵は太陽よりも美しく、/すべての星座にまさり、/光よりもはるかに輝かしい。 光の後には夜が来る。しかし、知恵が悪に打ち負かされることはない。 知恵は地の果てから果てまでその力を及ぼし、/慈しみ深くすべてをつかさどる。 詩篇 119・73、74、89、90御手がわたしを造り、固く立ててくださいました。あなたの戒めを理解させ、学ばせてください。 あなたを畏れる人はわたしを見て喜びます。わたしが御言葉を待ち望んでいるからです。 主よ、とこしえに/御言葉は天に確立しています。 あなたへの信仰は代々に続き/あなたが固く立てられた地は堪えます。 ヨハネ15・5わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。わたしを離れては、あなたがたは何もできないからである。 ルカ17・20-25ファリサイ派の人々が、神の国はいつ来るのかと尋ねたので、イエスは答えて言われた。「神の国は、見える形では来ない。 『ここにある』『あそこにある』と言えるものでもない。実に、神の国はあなたがたの間にあるのだ。」 それから、イエスは弟子たちに言われた。「あなたがたが、人の子の日を一日だけでも見たいと望む時が来る。しかし、見ることはできないだろう。 『見よ、あそこだ』『見よ、ここだ』と人々は言うだろうが、出て行ってはならない。また、その人々の後を追いかけてもいけない。 稲妻がひらめいて、大空の端から端へと輝くように、人の子もその日に現れるからである。 しかし、人の子はまず必ず、多くの苦しみを受け、今の時代の者たちから排斥されることになっている。
2007.11.17
コメント(0)
知恵6・1-11王たちよ、聞いて悟るがよい。地の果てまで治める者たちよ、学ぶがよい。 多くの人々を支配し、/その国々の数を誇る者たちよ、耳を傾けよ、 あなたたちの権力は主から、/支配権はいと高き方から与えられている。主はあなたたちの業を調べ、計画を探られる。 あなたたちは国に仕える身でいながら/正しい裁きをせず、掟を守らず、/神の御旨にそって歩まなかった。 神は恐るべき姿で直ちにあなたたちに臨まれる。上に立つ者は厳しく裁かれるのだ。 最も小さな者は憐れみを受けるにふさわしい。しかし、力ある者は力による取り調べを受ける。 万物の主はだれの顔色もうかがわず、/強大な者をも恐れない。大いなる者も小さな者も、御自分が造り、/万物を公平に計らっておられるからだ。 しかし、権力者には厳しい吟味が行われる。 支配者たちよ、わたしはあなたたちに言う。知恵を学び、職務にもとることがないように。 聖なる掟を聖なる手段で守る者は、聖とされ、/掟を学んだ者には弁明の道が開かれる。 わたしの言葉を熱心に求め、慕うがよい。そうすれば教訓が身につくだろう。 詩篇33・4-5、14-15わたしと共に主をたたえよ。ひとつになって御名をあがめよう。 わたしは主に求め/主は答えてくださった。脅かすものから常に救い出してくださった。 舌を悪から/唇を偽りの言葉から遠ざけ 悪を避け、善を行い/平和を尋ね求め、追い求めよ。 一テサロニケ5・18どんなことにも感謝しなさい。これこそ、キリスト・イエスにおいて、神があなたがたに望んでおられることです。 ルカ17・11-19イエスはエルサレムへ上る途中、サマリアとガリラヤの間を通られた。 ある村に入ると、重い皮膚病を患っている十人の人が出迎え、遠くの方に立ち止まったまま、 声を張り上げて、「イエスさま、先生、どうか、わたしたちを憐れんでください」と言った。 イエスは重い皮膚病を患っている人たちを見て、「祭司たちのところに行って、体を見せなさい」と言われた。彼らは、そこへ行く途中で清くされた。 その中の一人は、自分がいやされたのを知って、大声で神を賛美しながら戻って来た。 そして、イエスの足もとにひれ伏して感謝した。この人はサマリア人だった。 そこで、イエスは言われた。「清くされたのは十人ではなかったか。ほかの九人はどこにいるのか。 この外国人のほかに、神を賛美するために戻って来た者はいないのか。」 それから、イエスはその人に言われた。「立ち上がって、行きなさい。あなたの信仰があなたを救った。」
2007.11.14
コメント(0)
知恵の書 / 1章 1節-7節 国を治める者たちよ、義を愛せよ、/善良な心で主を思い、/素直な心で主を求めよ。 主を試すことをしない人は主を見いだし、/不信を抱かない人に主は御自身を示される。 よこしまな考えは人を神から遠ざけ、/主の力は、試そうとする愚か者の罪深さを暴く。 知恵は悪を行う魂には入らず、/罪のとりこになっている体には住み着かない。 人を教え導く聖なる霊は、偽りを避け、/愚かな考えからは遠ざかり、/不正に出会えばそれを嫌う。 神は人の言葉を知り尽くしておられる 知恵は人間を慈しむ霊である。しかし、神を汚す者を赦さない。神は人の思いを知り、/心を正しく見抜き、/人の言葉をすべて聞いておられる。 主の霊は全地に満ち、/すべてをつかさどり、/あらゆる言葉を知っておられる。 詩編 / 139編 1節-4節 【指揮者によって。ダビデの詩。賛歌。】主よ、あなたはわたしを究め/わたしを知っておられる。 座るのも立つのも知り/遠くからわたしの計らいを悟っておられる。 歩くのも伏すのも見分け/わたしの道にことごとく通じておられる。 わたしの舌がまだひと言も語らぬさきに/主よ、あなたはすべてを知っておられる。 ヨハネによる福音書 / 14章 23節 イエスはこう答えて言われた。「わたしを愛する人は、わたしの言葉を守る。わたしの父はその人を愛され、父とわたしとはその人のところに行き、一緒に住む。ルカによる福音書 / 17章 7-10 あなたがたのうちだれかに、畑を耕すか羊を飼うかする僕がいる場合、その僕が畑から帰って来たとき、『すぐ来て食事の席に着きなさい』と言う者がいるだろうか。 むしろ、『夕食の用意をしてくれ。腰に帯を締め、わたしが食事を済ますまで給仕してくれ。お前はその後で食事をしなさい』と言うのではなかろうか。 命じられたことを果たしたからといって、主人は僕に感謝するだろうか。 あなたがたも同じことだ。自分に命じられたことをみな果たしたら、『わたしどもは取るに足りない僕です。しなければならないことをしただけです』と言いなさい。」
2007.11.13
コメント(0)
二マカバイ7・1-2、9-14また次のようなこともあった。七人の兄弟が母親と共に捕らえられ、鞭や皮ひもで暴行を受け、律法で禁じられている豚肉を口にするよう、王に強制された。 彼らの一人が皆に代わって言った。「いったいあなたは、我々から何を聞き出し、何を知ろうというのか。我々は父祖伝来の律法に背くくらいなら、いつでも死ぬ用意はできているのだ。」 息を引き取る間際に、彼は言った。「邪悪な者よ、あなたはこの世から我々の命を消し去ろうとしているが、世界の王は、律法のために死ぬ我々を、永遠の新しい命へとよみがえらせてくださるのだ。」 彼に続いて三番目の者もなぶりものにされた。彼は命ぜられると即座に舌を差し出し、勇敢に両手を差し伸べ、 毅然として言った。「わたしは天からこの舌や手を授かったが、主の律法のためなら、惜しいとは思わない。わたしは、主からそれらを再びいただけるのだと確信している。」 そこで、王自身も、供の者たちも、苦痛をいささかも意に介さないこの若者の精神に驚嘆した。 やがて彼も息を引き取ると、彼らは四番目の者も同様に苦しめ、拷問にかけた。 死ぬ間際に彼は言った。「たとえ人の手で、死に渡されようとも、神が再び立ち上がらせてくださるという希望をこそ選ぶべきである。だがあなたは、よみがえって再び命を得ることはない。」 詩篇17【祈り。ダビデの詩。】主よ、正しい訴えを聞き/わたしの叫びに耳を傾け/祈りに耳を向けてください。わたしの唇に欺きはありません。 御前からわたしのために裁きを送り出し/あなた御自身の目をもって公平に御覧ください。 あなたはわたしの心を調べ、夜なお尋ね/火をもってわたしを試されますが/汚れた思いは何ひとつ御覧にならないでしょう。わたしの口は人の習いに従うことなく/あなたの唇の言葉を守ります。暴力の道を避けて あなたの道をたどり/一歩一歩、揺らぐことなく進みます。 あなたを呼び求めます/神よ、わたしに答えてください。わたしに耳を向け、この訴えを聞いてください。 慈しみの御業を示してください。あなたを避けどころとする人を/立ち向かう者から/右の御手をもって救ってください。 瞳のようにわたしを守り/あなたの翼の陰に隠してください。 あなたに逆らう者がわたしを虐げ/貪欲な敵がわたしを包囲しています。 彼らは自分の肥え太った心のとりことなり/口々に傲慢なことを言います。 わたしに攻め寄せ、わたしを包囲し/地に打ち倒そうとねらっています。 そのさまは獲物を求めてあえぐ獅子/待ち伏せる若い獅子のようです。 主よ、立ち上がってください。御顔を向けて彼らに迫り、屈服させてください。あなたの剣をもって逆らう者を撃ち/わたしの魂を助け出してください。 主よ、御手をもって彼らを絶ち、この世から絶ち/命ある者の中から彼らの分を絶ってください。しかし、御もとに隠れる人には/豊かに食べ物をお与えください。子らも食べて飽き、子孫にも豊かに残すように。 わたしは正しさを認められ、御顔を仰ぎ望み/目覚めるときには御姿を拝して/満ち足りることができるでしょう。 二テサロニケ2・16~3・5わたしたちの主イエス・キリスト御自身、ならびに、わたしたちを愛して、永遠の慰めと確かな希望とを恵みによって与えてくださる、わたしたちの父である神が、 どうか、あなたがたの心を励まし、また強め、いつも善い働きをし、善い言葉を語る者としてくださるように。 終わりに、兄弟たち、わたしたちのために祈ってください。主の言葉が、あなたがたのところでそうであったように、速やかに宣べ伝えられ、あがめられるように、 また、わたしたちが道に外れた悪人どもから逃れられるように、と祈ってください。すべての人に、信仰があるわけではないのです。 しかし、主は真実な方です。必ずあなたがたを強め、悪い者から守ってくださいます。 そして、わたしたちが命令することを、あなたがたは現に実行しており、また、これからもきっと実行してくれることと、主によって確信しています。 どうか、主が、あなたがたに神の愛とキリストの忍耐とを深く悟らせてくださるように。 黙示録1・5-6ヨハネからアジア州にある七つの教会へ。今おられ、かつておられ、やがて来られる方から、また、玉座の前におられる七つの霊から、更に、証人、誠実な方、死者の中から最初に復活した方、地上の王たちの支配者、イエス・キリストから恵みと平和があなたがたにあるように。わたしたちを愛し、御自分の血によって罪から解放してくださった方に、 わたしたちを王とし、御自身の父である神に仕える祭司としてくださった方に、栄光と力が世々限りなくありますように、アーメン。 ルカ20・27-38さて、復活があることを否定するサドカイ派の人々が何人か近寄って来て、イエスに尋ねた。 「先生、モーセはわたしたちのために書いています。『ある人の兄が妻をめとり、子がなくて死んだ場合、その弟は兄嫁と結婚して、兄の跡継ぎをもうけねばならない』と。 ところで、七人の兄弟がいました。長男が妻を迎えましたが、子がないまま死にました。 次男、 三男と次々にこの女を妻にしましたが、七人とも同じように子供を残さないで死にました。 最後にその女も死にました。 すると復活の時、その女はだれの妻になるのでしょうか。七人ともその女を妻にしたのです。」 イエスは言われた。「この世の子らはめとったり嫁いだりするが、 次の世に入って死者の中から復活するのにふさわしいとされた人々は、めとることも嫁ぐこともない。 この人たちは、もはや死ぬことがない。天使に等しい者であり、復活にあずかる者として、神の子だからである。 死者が復活することは、モーセも『柴』の個所で、主をアブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神と呼んで、示している。 神は死んだ者の神ではなく、生きている者の神なのだ。すべての人は、神によって生きているからである。」
2007.11.11
コメント(0)
土曜の事だけれど、東京カテドラル聖マリア大聖堂であったSOLEMN PONTIFICAL MASS IN GREGORIAN CHANTに預かった。子供の感想ではないが、よかった。トリエンテ典礼、年に一度はローカルチャーチでやって欲しい!と今度相談してみよう..。
2007.11.11
コメント(0)
ローマ16・3-9、16、22-27キリスト・イエスに結ばれてわたしの協力者となっている、プリスカとアキラによろしく。 命がけでわたしの命を守ってくれたこの人たちに、わたしだけでなく、異邦人のすべての教会が感謝しています。 また、彼らの家に集まる教会の人々にもよろしく伝えてください。わたしの愛するエパイネトによろしく。彼はアジア州でキリストに献げられた初穂です。 あなたがたのために非常に苦労したマリアによろしく。 わたしの同胞で、一緒に捕らわれの身となったことのある、アンドロニコとユニアスによろしく。この二人は使徒たちの中で目立っており、わたしより前にキリストを信じる者になりました。 主に結ばれている愛するアンプリアトによろしく。 わたしたちの協力者としてキリストに仕えているウルバノ、および、わたしの愛するスタキスによろしく。 あなたがたも、聖なる口づけによって互いに挨拶を交わしなさい。キリストのすべての教会があなたがたによろしくと言っています。 この手紙を筆記したわたしテルティオが、キリストに結ばれている者として、あなたがたに挨拶いたします。 わたしとこちらの教会全体が世話になっている家の主人ガイオが、よろしくとのことです。市の経理係エラストと兄弟のクアルトが、よろしくと言っています。 わたしたちの主イエス・キリストの恵みが、あなたがた一同と共にあるように。 神は、わたしの福音すなわちイエス・キリストについての宣教によって、あなたがたを強めることがおできになります。この福音は、世々にわたって隠されていた、秘められた計画を啓示するものです。 その計画は今や現されて、永遠の神の命令のままに、預言者たちの書き物を通して、信仰による従順に導くため、すべての異邦人に知られるようになりました。 この知恵ある唯一の神に、イエス・キリストを通して栄光が世々限りなくありますように、アーメン。 詩篇145(アルファベットによる詩) 【賛美。ダビデの詩。】わたしの王、神よ、あなたをあがめ/世々限りなく御名をたたえます。 絶えることなくあなたをたたえ/世々限りなく御名を賛美します。 大いなる主、限りなく賛美される主/大きな御業は究めることもできません。 人々が、代々に御業をほめたたえ/力強い御業を告げ知らせますように。 あなたの輝き、栄光と威光/驚くべき御業の数々をわたしは歌います。 人々が恐るべき御力について語りますように。大きな御業をわたしは数え上げます。 人々が深い御恵みを語り継いで記念とし/救いの御業を喜び歌いますように。 主は恵みに富み、憐れみ深く/忍耐強く、慈しみに満ちておられます。 主はすべてのものに恵みを与え/造られたすべてのものを憐れんでくださいます。 主よ、造られたものがすべて、あなたに感謝し/あなたの慈しみに生きる人があなたをたたえ あなたの主権の栄光を告げ/力強い御業について語りますように。 その力強い御業と栄光を/主権の輝きを、人の子らに示しますように。 あなたの主権はとこしえの主権/あなたの統治は代々に。 主は倒れようとする人をひとりひとり支え/うずくまっている人を起こしてくださいます。 ものみながあなたに目を注いで待ち望むと/あなたはときに応じて食べ物をくださいます。 すべて命あるものに向かって御手を開き/望みを満足させてくださいます。 主の道はことごとく正しく/御業は慈しみを示しています。 主を呼ぶ人すべてに近くいまし/まことをもって呼ぶ人すべてに近くいまし 主を畏れる人々の望みをかなえ/叫びを聞いて救ってくださいます。 主を愛する人は主に守られ/主に逆らう者はことごとく滅ぼされます。 わたしの口は主を賛美します。すべて肉なるものは/世々限りなく聖なる御名をたたえます。 ルカ16・9-15そこで、わたしは言っておくが、不正にまみれた富で友達を作りなさい。そうしておけば、金がなくなったとき、あなたがたは永遠の住まいに迎え入れてもらえる。 ごく小さな事に忠実な者は、大きな事にも忠実である。ごく小さな事に不忠実な者は、大きな事にも不忠実である。 だから、不正にまみれた富について忠実でなければ、だれがあなたがたに本当に価値あるものを任せるだろうか。 また、他人のものについて忠実でなければ、だれがあなたがたのものを与えてくれるだろうか。 どんな召し使いも二人の主人に仕えることはできない。一方を憎んで他方を愛するか、一方に親しんで他方を軽んじるか、どちらかである。あなたがたは、神と富とに仕えることはできない。」 金に執着するファリサイ派の人々が、この一部始終を聞いて、イエスをあざ笑った。 そこで、イエスは言われた。「あなたたちは人に自分の正しさを見せびらかすが、神はあなたたちの心をご存じである。人に尊ばれるものは、神には忌み嫌われるものだ。
2007.11.10
コメント(0)
エゼキエル47・1-2、8-9、12彼はわたしを神殿の入り口に連れ戻した。すると見よ、水が神殿の敷居の下から湧き上がって、東の方へ流れていた。神殿の正面は東に向いていた。水は祭壇の南側から出て神殿の南壁の下を流れていた。 彼はわたしを北の門から外へ回らせ、東に向かう外の門に導いた。見よ、水は南壁から流れていた。 彼はわたしに言った。「これらの水は東の地域へ流れ、アラバに下り、海、すなわち汚れた海に入って行く。すると、その水はきれいになる。 川が流れて行く所ではどこでも、群がるすべての生き物は生き返り、魚も非常に多くなる。この水が流れる所では、水がきれいになるからである。この川が流れる所では、すべてのものが生き返る。 川のほとり、その岸には、こちら側にもあちら側にも、あらゆる果樹が大きくなり、葉は枯れず、果実は絶えることなく、月ごとに実をつける。水が聖所から流れ出るからである。その果実は食用となり、葉は薬用となる。」 詩篇84【指揮者によって。ギティトに合わせて。コラの子の詩。賛歌。】 万軍の主よ、あなたのいますところは/どれほど愛されていることでしょう。 主の庭を慕って、わたしの魂は絶え入りそうです。命の神に向かって、わたしの身も心も叫びます。 あなたの祭壇に、鳥は住みかを作り/つばめは巣をかけて、雛を置いています。万軍の主、わたしの王、わたしの神よ。 いかに幸いなことでしょう/あなたの家に住むことができるなら/まして、あなたを賛美することができるなら。〔セラ いかに幸いなことでしょう/あなたによって勇気を出し/心に広い道を見ている人は。 嘆きの谷を通るときも、そこを泉とするでしょう。雨も降り、祝福で覆ってくれるでしょう。 彼らはいよいよ力を増して進み/ついに、シオンで神にまみえるでしょう。 万軍の神、主よ、わたしの祈りを聞いてください。ヤコブの神よ、耳を傾けてください。〔セラ 神よ、わたしたちが盾とする人を御覧になり/あなたが油注がれた人を顧みてください。 あなたの庭で過ごす一日は千日にまさる恵みです。主に逆らう者の天幕で長らえるよりは/わたしの神の家の門口に立っているのを選びます。 主は太陽、盾。神は恵み、栄光。完全な道を歩く人に主は与え/良いものを拒もうとはなさいません。 万軍の主よ、あなたに依り頼む人は/いかに幸いなことでしょう。 ヨハネ2・13-22ユダヤ人の過越祭が近づいたので、イエスはエルサレムへ上って行かれた。 そして、神殿の境内で牛や羊や鳩を売っている者たちと、座って両替をしている者たちを御覧になった。 イエスは縄で鞭を作り、羊や牛をすべて境内から追い出し、両替人の金をまき散らし、その台を倒し、 鳩を売る者たちに言われた。「このような物はここから運び出せ。わたしの父の家を商売の家としてはならない。」 弟子たちは、「あなたの家を思う熱意がわたしを食い尽くす」と書いてあるのを思い出した。 ユダヤ人たちはイエスに、「あなたは、こんなことをするからには、どんなしるしをわたしたちに見せるつもりか」と言った。 イエスは答えて言われた。「この神殿を壊してみよ。三日で建て直してみせる。」 それでユダヤ人たちは、「この神殿は建てるのに四十六年もかかったのに、あなたは三日で建て直すのか」と言った。 イエスの言われる神殿とは、御自分の体のことだったのである。 イエスが死者の中から復活されたとき、弟子たちは、イエスがこう言われたのを思い出し、聖書とイエスの語られた言葉とを信じた。
2007.11.09
コメント(0)
ローマ13・8-10互いに愛し合うことのほかは、だれに対しても借りがあってはなりません。人を愛する者は、律法を全うしているのです。 「姦淫するな、殺すな、盗むな、むさぼるな」、そのほかどんな掟があっても、「隣人を自分のように愛しなさい」という言葉に要約されます。 愛は隣人に悪を行いません。だから、愛は律法を全うするものです。 詩篇112(アルファベットによる詩) ハレルヤ。いかに幸いなことか/主を畏れる人/主の戒めを深く愛する人は。 彼の子孫はこの地で勇士となり/祝福されたまっすぐな人々の世代となる。 彼の家には多くの富があり/彼の善い業は永遠に堪える。 まっすぐな人には闇の中にも光が昇る/憐れみに富み、情け深く、正しい光が。 憐れみ深く、貸し与える人は良い人。裁きのとき、彼の言葉は支えられる。 主に従う人はとこしえに揺らぐことがない。彼はとこしえに記憶される。 彼は悪評を立てられても恐れない。その心は、固く主に信頼している。 彼の心は堅固で恐れることなく/ついに彼は敵を支配する。 貧しい人々にはふるまい与え/その善い業は永遠に堪える。彼の角は高く上げられて、栄光に輝く。 神に逆らう者はそれを見て憤り/歯ぎしりし、力を失う。神に逆らう者の野望は滅びる。 ルカ14・25-33大勢の群衆が一緒について来たが、イエスは振り向いて言われた。 「もし、だれかがわたしのもとに来るとしても、父、母、妻、子供、兄弟、姉妹を、更に自分の命であろうとも、これを憎まないなら、わたしの弟子ではありえない。 自分の十字架を背負ってついて来る者でなければ、だれであれ、わたしの弟子ではありえない。 あなたがたのうち、塔を建てようとするとき、造り上げるのに十分な費用があるかどうか、まず腰をすえて計算しない者がいるだろうか。 そうしないと、土台を築いただけで完成できず、見ていた人々は皆あざけって、 『あの人は建て始めたが、完成することはできなかった』と言うだろう。 また、どんな王でも、ほかの王と戦いに行こうとするときは、二万の兵を率いて進軍して来る敵を、自分の一万の兵で迎え撃つことができるかどうか、まず腰をすえて考えてみないだろうか。 もしできないと分かれば、敵がまだ遠方にいる間に使節を送って、和を求めるだろう。 だから、同じように、自分の持ち物を一切捨てないならば、あなたがたのだれ一人としてわたしの弟子ではありえない。」
2007.11.07
コメント(0)
ローマ12・5-16aわたしたちも数は多いが、キリストに結ばれて一つの体を形づくっており、各自は互いに部分なのです。 わたしたちは、与えられた恵みによって、それぞれ異なった賜物を持っていますから、預言の賜物を受けていれば、信仰に応じて預言し、 奉仕の賜物を受けていれば、奉仕に専念しなさい。また、教える人は教えに、 勧める人は勧めに精を出しなさい。施しをする人は惜しまず施し、指導する人は熱心に指導し、慈善を行う人は快く行いなさい。 愛には偽りがあってはなりません。悪を憎み、善から離れず、 兄弟愛をもって互いに愛し、尊敬をもって互いに相手を優れた者と思いなさい。 怠らず励み、霊に燃えて、主に仕えなさい。 希望をもって喜び、苦難を耐え忍び、たゆまず祈りなさい。 聖なる者たちの貧しさを自分のものとして彼らを助け、旅人をもてなすよう努めなさい。 あなたがたを迫害する者のために祝福を祈りなさい。祝福を祈るのであって、呪ってはなりません。 喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。 互いに思いを一つにし、高ぶらず、身分の低い人々と交わりなさい。自分を賢い者とうぬぼれてはなりません。 詩篇131【都に上る歌。ダビデの詩。】主よ、わたしの心は驕っていません。わたしの目は高くを見ていません。大き過ぎることを/わたしの及ばぬ驚くべきことを、追い求めません。 わたしは魂を沈黙させます。わたしの魂を、幼子のように/母の胸にいる幼子のようにします。 イスラエルよ、主を待ち望め。今も、そしてとこしえに。 ルカ14・15-24食事を共にしていた客の一人は、これを聞いてイエスに、「神の国で食事をする人は、なんと幸いなことでしょう」と言った。 そこで、イエスは言われた。「ある人が盛大な宴会を催そうとして、大勢の人を招き、 宴会の時刻になったので、僕を送り、招いておいた人々に、『もう用意ができましたから、おいでください』と言わせた。 すると皆、次々に断った。最初の人は、『畑を買ったので、見に行かねばなりません。どうか、失礼させてください』と言った。 ほかの人は、『牛を二頭ずつ五組買ったので、それを調べに行くところです。どうか、失礼させてください』と言った。 また別の人は、『妻を迎えたばかりなので、行くことができません』と言った。僕は帰って、このことを主人に報告した。すると、家の主人は怒って、僕に言った。『急いで町の広場や路地へ出て行き、貧しい人、体の不自由な人、目の見えない人、足の不自由な人をここに連れて来なさい。』 やがて、僕が、『御主人様、仰せのとおりにいたしましたが、まだ席があります』と言うと、 主人は言った。『通りや小道に出て行き、無理にでも人々を連れて来て、この家をいっぱいにしてくれ。 言っておくが、あの招かれた人たちの中で、わたしの食事を味わう者は一人もいない。』」
2007.11.06
コメント(0)
ルイスフロイスの日本史、実は宣教師の宣教史でもある。ジュアンの件など、確かに日本には高い倫理が存在したことを感じさせる。人間力に頼る事を良しとする現代の日本人には、この本は「外人の宣教」という色眼鏡がまず働いてしまうようだ。が、しかし、クリスチャンの私には彼らの気持ちが痛いほど分かると共に、その色眼鏡が無いだけに当時の有様が良く伝わってくる。普遍性を受け入れることが苦手なのは、一般日本人の病かもしれない。日本と日本人は神に愛されることが薄いのかもしれないが、いずれにしても信長がキリスト教の本質を政治的に掴んでいたことはよく理解できる。完訳フロイス日本史〈1〉将軍義輝の最期および自由都市堺―織田信長篇(1) (中公文庫) (文庫) 文庫: 382ページ 出版社: 中央公論新社 (2000/01) ISBN-10: 4122035783 ISBN-13: 978-4122035782 発売日: 2000/01
2007.11.06
コメント(0)
ローマ11・29-36神の賜物と招きとは取り消されないものなのです。 あなたがたは、かつては神に不従順でしたが、今は彼らの不従順によって憐れみを受けています。 それと同じように、彼らも、今はあなたがたが受けた憐れみによって不従順になっていますが、それは、彼ら自身も今憐れみを受けるためなのです。 神はすべての人を不従順の状態に閉じ込められましたが、それは、すべての人を憐れむためだったのです。 ああ、神の富と知恵と知識のなんと深いことか。だれが、神の定めを究め尽くし、神の道を理解し尽くせよう。 「いったいだれが主の心を知っていたであろうか。だれが主の相談相手であっただろうか。 だれがまず主に与えて、/その報いを受けるであろうか。」 すべてのものは、神から出て、神によって保たれ、神に向かっているのです。栄光が神に永遠にありますように、アーメン。 詩篇69【指揮者によって。「ゆり」に合わせて。ダビデの詩。】 神よ、わたしを救ってください。大水が喉元に達しました。 わたしは深い沼にはまり込み/足がかりもありません。大水の深い底にまで沈み/奔流がわたしを押し流します。 叫び続けて疲れ、喉は涸れ/わたしの神を待ち望むあまり/目は衰えてしまいました。 理由もなくわたしを憎む者は/この頭の髪よりも数多く/いわれなくわたしに敵意を抱く者/滅ぼそうとする者は力を増して行きます。わたしは自分が奪わなかったものすら/償わねばなりません。 神よ、わたしの愚かさは、よくご存じです。罪過もあなたには隠れもないことです。 万軍の主、わたしの神よ/あなたに望みをおく人々が/わたしを恥としませんように。イスラエルの神よ/あなたを求める人々が/わたしを屈辱としませんように。 わたしはあなたゆえに嘲られ/顔は屈辱に覆われています。 兄弟はわたしを失われた者とし/同じ母の子らはわたしを異邦人とします。 あなたの神殿に対する熱情が/わたしを食い尽くしているので/あなたを嘲る者の嘲りが/わたしの上にふりかかっています。 わたしが断食して泣けば/そうするからといって嘲られ 粗布を衣とすれば/それもわたしへの嘲りの歌になります。 町の門に座る人々はわたしを非難し/強い酒に酔う者らはわたしのことを歌います。 あなたに向かってわたしは祈ります。主よ、御旨にかなうときに/神よ、豊かな慈しみのゆえに/わたしに答えて確かな救いをお与えください。 泥沼にはまり込んだままにならないように/わたしを助け出してください。わたしを憎む者から/大水の深い底から助け出してください 奔流がわたしを押し流すことのないように/深い沼がわたしをひと呑みにしないように/井戸がわたしの上に口を閉ざさないように。 恵みと慈しみの主よ、わたしに答えてください/憐れみ深い主よ、御顔をわたしに向けてください。 あなたの僕に御顔を隠すことなく/苦しむわたしに急いで答えてください。 わたしの魂に近づき、贖い/敵から解放してください。 わたしが受けている嘲りを/恥を、屈辱を、あなたはよくご存じです。わたしを苦しめる者は、すべて御前にいます。 嘲りに心を打ち砕かれ/わたしは無力になりました。望んでいた同情は得られず/慰めてくれる人も見いだせません。 人はわたしに苦いものを食べさせようとし/渇くわたしに酢を飲ませようとします。 どうか、彼らの食卓が彼ら自身に罠となり/仲間には落とし穴となりますように。 彼らの目を暗くして/見ることができないようにし/腰は絶えず震えるようにしてください。 あなたの憤りを彼らに注ぎ/激しい怒りで圧倒してください。 彼らの宿営は荒れ果て/天幕には住む者もなくなりますように。 あなたに打たれた人を、彼らはなおも迫害し/あなたに刺し貫かれた人の痛みを話の種にします。 彼らの悪には悪をもって報い/恵みの御業に/彼らを決してあずからせないでください。 命の書から彼らを抹殺してください。あなたに従う人々に並べて/そこに書き記さないでください。 わたしは卑しめられ、苦痛の中にあります。神よ、わたしを高く上げ、救ってください。 神の御名を賛美してわたしは歌い/御名を告白して、神をあがめます。 それは雄牛のいけにえよりも/角をもち、ひづめの割れた牛よりもなお/主に喜ばれることでしょう。 貧しい人よ、これを見て喜び祝え。神を求める人々には/健やかな命が与えられますように。 主は乏しい人々に耳を傾けてくださいます。主の民の捕われ人らを/決しておろそかにはされないでしょう。 天よ地よ、主を賛美せよ/海も、その中にうごめくものもすべて。 神は必ずシオンを救い/ユダの町々を再建してくださる。彼らはその地に住み、その地を継ぐ。 主の僕らの子孫はそこを嗣業とし/御名を愛する人々はその地に住み着く。 ルカ14・12-14また、イエスは招いてくれた人にも言われた。「昼食や夕食の会を催すときには、友人も、兄弟も、親類も、近所の金持ちも呼んではならない。その人たちも、あなたを招いてお返しをするかも知れないからである。 宴会を催すときには、むしろ、貧しい人、体の不自由な人、足の不自由な人、目の見えない人を招きなさい。 そうすれば、その人たちはお返しができないから、あなたは幸いだ。正しい者たちが復活するとき、あなたは報われる。」
2007.11.06
コメント(0)
知恵の書 11・22~12・2御前では、全宇宙は秤をわずかに傾ける塵、/朝早く地に降りる一滴の露にすぎない。 全能のゆえに、あなたはすべての人を憐れみ、/回心させようとして、人々の罪を見過ごされる。 あなたは存在するものすべてを愛し、/お造りになったものを何一つ嫌われない。憎んでおられるのなら、造られなかったはずだ。 あなたがお望みにならないのに存続し、/あなたが呼び出されないのに存在するものが/果たしてあるだろうか。 命を愛される主よ、すべてはあなたのもの、/あなたはすべてをいとおしまれる。 あなたの不滅の霊がすべてのものの中にある。 主よ、あなたは罪に陥る者を少しずつ懲らしめ、/罪のきっかけを思い出させて人を諭される。悪を捨ててあなたを信じるようになるために。 詩篇145【賛美。ダビデの詩。】わたしの王、神よ、あなたをあがめ/世々限りなく御名をたたえます。 絶えることなくあなたをたたえ/世々限りなく御名を賛美します。 大いなる主、限りなく賛美される主/大きな御業は究めることもできません。 人々が、代々に御業をほめたたえ/力強い御業を告げ知らせますように。 あなたの輝き、栄光と威光/驚くべき御業の数々をわたしは歌います。 人々が恐るべき御力について語りますように。大きな御業をわたしは数え上げます。 人々が深い御恵みを語り継いで記念とし/救いの御業を喜び歌いますように。 主は恵みに富み、憐れみ深く/忍耐強く、慈しみに満ちておられます。 主はすべてのものに恵みを与え/造られたすべてのものを憐れんでくださいます。 主よ、造られたものがすべて、あなたに感謝し/あなたの慈しみに生きる人があなたをたたえ あなたの主権の栄光を告げ/力強い御業について語りますように。 その力強い御業と栄光を/主権の輝きを、人の子らに示しますように。 あなたの主権はとこしえの主権/あなたの統治は代々に。 主は倒れようとする人をひとりひとり支え/うずくまっている人を起こしてくださいます。 ものみながあなたに目を注いで待ち望むと/あなたはときに応じて食べ物をくださいます。 すべて命あるものに向かって御手を開き/望みを満足させてくださいます。 主の道はことごとく正しく/御業は慈しみを示しています。 主を呼ぶ人すべてに近くいまし/まことをもって呼ぶ人すべてに近くいまし 主を畏れる人々の望みをかなえ/叫びを聞いて救ってくださいます。 主を愛する人は主に守られ/主に逆らう者はことごとく滅ぼされます。 わたしの口は主を賛美します。すべて肉なるものは/世々限りなく聖なる御名をたたえます。 二テサロニケ1・11~2・2このことのためにも、いつもあなたがたのために祈っています。どうか、わたしたちの神が、あなたがたを招きにふさわしいものとしてくださり、また、その御力で、善を求めるあらゆる願いと信仰の働きを成就させてくださるように。 それは、わたしたちの神と主イエス・キリストの恵みによって、わたしたちの主イエスの名があなたがたの間であがめられ、あなたがたも主によって誉れを受けるようになるためです。 さて、兄弟たち、わたしたちの主イエス・キリストが来られることと、そのみもとにわたしたちが集められることについてお願いしたい。 霊や言葉によって、あるいは、わたしたちから書き送られたという手紙によって、主の日は既に来てしまったかのように言う者がいても、すぐに動揺して分別を無くしたり、慌てふためいたりしないでほしい。 ルカ19・1~10イエスはエリコに入り、町を通っておられた。 そこにザアカイという人がいた。この人は徴税人の頭で、金持ちであった。 イエスがどんな人か見ようとしたが、背が低かったので、群衆に遮られて見ることができなかった。 それで、イエスを見るために、走って先回りし、いちじく桑の木に登った。そこを通り過ぎようとしておられたからである。 イエスはその場所に来ると、上を見上げて言われた。「ザアカイ、急いで降りて来なさい。今日は、ぜひあなたの家に泊まりたい。」 ザアカイは急いで降りて来て、喜んでイエスを迎えた。 これを見た人たちは皆つぶやいた。「あの人は罪深い男のところに行って宿をとった。」 しかし、ザアカイは立ち上がって、主に言った。「主よ、わたしは財産の半分を貧しい人々に施します。また、だれかから何かだまし取っていたら、それを四倍にして返します。」 イエスは言われた。「今日、救いがこの家を訪れた。この人もアブラハムの子なのだから。 人の子は、失われたものを捜して救うために来たのである。」
2007.11.04
コメント(0)
知恵の書 3章 1-6,9 神に従う人の魂は神の手で守られ、/もはやいかなる責め苦も受けることはない。 愚か者たちの目には彼らは死んだ者と映り、/この世からの旅立ちは災い、 自分たちからの離別は破滅に見えた。ところが彼らは平和のうちにいる。 人間の目には懲らしめを受けたように見えても、/不滅への大いなる希望が彼らにはある。 わずかな試練を受けた後、豊かな恵みを得る。神が彼らを試し、/御自分にふさわしい者と判断されたからである。 るつぼの中の金のように神は彼らをえり分け、/焼き尽くすいけにえの献げ物として/受け入れられた。 主の訪れのとき、彼らは輝き渡り、/わらを焼く火のように燃え広がる。 彼らは国々を裁き、人々を治め、/主は永遠に彼らの王となられる。 主に依り頼む人は真理を悟り、/信じる人は主の愛のうちに主と共に生きる。主に清められた人々には恵みと憐れみがあり、/主に選ばれた人は主の訪れを受けるからである。詩編 / 23編 【賛歌。ダビデの詩。】主は羊飼い、わたしには何も欠けることがない。 主はわたしを青草の原に休ませ/憩いの水のほとりに伴い 魂を生き返らせてくださる。主は御名にふさわしく/わたしを正しい道に導かれる。 死の陰の谷を行くときも/わたしは災いを恐れない。あなたがわたしと共にいてくださる。あなたの鞭、あなたの杖/それがわたしを力づける。 わたしを苦しめる者を前にしても/あなたはわたしに食卓を整えてくださる。わたしの頭に香油を注ぎ/わたしの杯を溢れさせてくださる。 命のある限り/恵みと慈しみはいつもわたしを追う。主の家にわたしは帰り/生涯、そこにとどまるであろう。 ヨハネによる福音書 / 6章 37節 - 40節父がわたしにお与えになる人は皆、わたしのところに来る。わたしのもとに来る人を、わたしは決して追い出さない。 わたしが天から降って来たのは、自分の意志を行うためではなく、わたしをお遣わしになった方の御心を行うためである。 わたしをお遣わしになった方の御心とは、わたしに与えてくださった人を一人も失わないで、終わりの日に復活させることである。 わたしの父の御心は、子を見て信じる者が皆永遠の命を得ることであり、わたしがその人を終わりの日に復活させることだからである。」
2007.11.02
コメント(0)
全25件 (25件中 1-25件目)
1