高橋尚吾のアジア浮遊伝393日

高橋尚吾のアジア浮遊伝393日

2008.11.05
XML



7時半起床。 


昨日、体を動かし、更に体を焼いたので、相当疲れたようだ。


10時間以上眠る。


朝食に甘~い甘~いパンを食べたせいか、ちょっと氣持ち悪い。


面倒臭いので、氣のせいにする。


昨日の船頭のシャリの所へ行く為、宿を出る。


シャリは18歳で、この島で学費を稼ぎながら学校に行っていると言う。


そういうのに滅法弱い日本人、ワシもすぐに本日・明日の島案内を頼んだ。





  **********


9時に船頭たちのタコ部屋に着く。


親方出てきて、物凄い早口でいろいろ話かけられる。


まったくわからないので、負けないくらい早口で、


「わからない・わからないんだよ~ わかるように話してみろよ~ 
まったくわからないんだから~。」と日本語で問い返す。


それを遠くから観ているシャリ。


・・・コラコラっ 早く助けにこんかい(怒っ)


  *********


そのまま2人で VIEWPOINTに行く。


明日の朝から、また舟に乗って、写真を撮りにある島に連れてってもらうことになる。





シャリから握手を求められる。


旅をしていると、毎日のようにいろんな人と握手をするが、シャリの握手もなかなかGOODだ。


相手のヒジのつかんで、腕全体で握手する感じ。


これからの1年で、ワシは一体何人の人達と握手をするのだろう。


・・・なんてことは、まったく考えずに、オレも相手の目を見て、ヒジをつかむ。





往年のプロレス名勝負 “神様”カール・ゴッチ VS “関節技の鬼”藤原 喜明の子弟対決のような鋭さをワシは感じる。


しかし、ふとオネエ系っぽい密着度にも感じ、急に恥ずかしくなる。


  ************


LOHDALUM BAYへ行く。


いやーこのビーチはいいね。サイコーだね。


水中の砂触りは、タイ1番のような氣がする。(テキトーだけど)



・・・いったん部屋に戻る。


すると直後に、物凄いカミナリ


「明日、般若心経を唱えに浜辺に行こうと思っていたけど、今晩行こうかな?」


と思っていると、更に雨が強くなってきたので、“これは天からのメッセージだなぁ”と思い、今晩行く事にする。


【そうそう、10月4日の日記にも書いたけど、7年前のこの旅に出る前に、瀬戸内寂聴さんの写経の本を買って、写経し続けてたんだよね。

で、修験者のお師匠様の書かれた写経と一緒に、ずっと旅の最中一緒に移動し続けて、虎視眈々と“燃やし・埋めて・流す”計画を立てててたのだっ。】


夕方雨が止んだので、“祈祷場所”と“(写経を)燃やし、流し、埋める場所”の選定に出る。


イマイチ、自分が何者かわからない。


まだ19時半だが、「夜中に行動しよう!」と1度眠る事にする。


  *********


AM0:00 たまたま起床。


シャワーを浴びて、外に出ると・・・超歓楽街の雰囲気


毎日、疲れ果てて早めに寝ていて氣付かなかったけど、“確かにここはタイランドだ!”という、それっぽい夜の雰囲気をかもし出している。


昼間に決めた場所で、唱え始める。


蚊の大群。


そいうえば、お師匠さんも、「唱えようとしていたら、蜂の大群に襲われたけど、唱え始めたら蜂が一匹もいなくなった。」と言っていた事を思い出す。


とにかく唱え始める。


・・・なぜか、蚊は増える一方だ。


3~4度唱えるコトを試みるが、嫌気がさし退散する。


完全なる敗北。


「負けに不思議な負け無し by野村監督」といったところ。


1時間後、もう一度唱えに行く。


最後まで唱えられたのだが、どーも釈然とせず、“燃やし・埋めて・流す”事もしなかった。


きっとまた、どこかにあるはずだと期待して・・・。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008.11.11 00:11:31コメント(0) | コメントを書く
[■7年前日記(アジア393)] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: