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tajim

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Apr 24, 2005
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ちょっと前に、チャンネル4でJamie’s school dinnerというシリーズを放映していました。有名人シェフのジェイミーオリバーがイギリスの小、中学校の給食を改善すべく、一大改革を起こすという企画。一年以上の期間をかけて、自分でいくつもの学校に乗り込み、給食のおばさんをトレーニングし、子供の意識を変えて、最終的には政府に訴えかけようという大規模な企画でした。

そんな学校のいくつかに、今は2人の子持ちのジェイミーが乗り込み、まずは給食のおばさんの意識を変えるところから改革を開始。見ていてもとても美味しそうな、トマトとバジルの入ったパン、ベジタブルラザニアなど、栄養価が高く子供達が食べそうな献立を作成。ようやくまともな料理が出来るようになった給食のおばさん達が、ヘルシーな献立を並べます。ところが、まったく売れない。子供達はいつものように、ピザ、ハンバーガー、チップスしか選びません。大部分が手もつけられないまま捨てられてしまうことに。仕方なく、ジャンクフードを献立からなくし、ジェイミーのヘルシー献立のみにすると、子供達はプラカードを持って「ジェイミー帰れ」「今までの給食に戻せ」と抗議する始末。子供達の強い抵抗には、びっくりしました。イチゴやアスパラガスなどの野菜や果物を、口に入れようともしないのです。小学生などは口に入れても吐き出したり、泣き出したりするしまつ。イギリスの料理の酷さは知っていたつもりですが、たぶん、家でもジャンクしか食べていないからなのでしょう。子供があそこまで頑強に食べ物を拒むということに驚かされました。
ジェイミーの選んだ解決策は、子供を料理に巻き込むということ。子供相手に料理教室を開き、ひとりひとりに手順を教え、料理に参加させる。すると不思議なもので、どうしたって野菜を口に入れなかった女の子が、自分が作ったドレッシングのかかったサラダを「おいしい」と食べるのです。もうひとつ有効だったのが、ジャンクフードが何で出来ているのかを見せるという方法。フードプロセッサーに鳥の皮、パン粉、ラードなどを入れてミックス。世にも気持ちの悪い脂肪だらけの赤い液状のものが出来上がると、いつもこれを食べているんだ、と子供達に見せる。「もうしばらく食べられない」と、子供への効果は抜群。
子供達はたぶん見たこと、食べたことが無いものをこわがっているだけなのかも知れません。何ヶ月か経つと、抗議をする子供もいなくなり、それまでジャンクフードしか食べなかった子供達の大部分がジェイミーの献立を食べるようになっていました。それに加えて、学校の先生方が驚いていたのは、子供の集中力にとても大きな変化が出た、ということ。そして、喘息持ちの子供などの健康状態がとても良くなった、ということ。食べ物って本当に、身体の基本なんだと実感します。
この成功を元に、視聴者からHPに集まった署名と共にジェイミーは政府に嘆願書を提出。選挙前で宣伝効果も欲しかったのか、政府はすぐに学校給食の予算を大幅に上げることを約束。ジェイミーの一年以上の努力は、確実な成果を挙げたのでした。
さまざまな人種、宗教を持つイギリスでは、日本のように全員に決められた献立を与えるということが出来ないので、ビュッフェというスタイルは仕方が無いのかもしれません。それよりも、基本的にイギリスでは日本のように「残さないで食べなさい」「好き嫌いはいけません」という感覚が欠如しています。親がまじめな顔で、「子供が食べたくないものを食べさせるのはかわいそう」と言うのです。大人も、お腹が膨れればいい、程度にしか考えていないようです。栄養や健康に対してあまりにも無知な国です。だから、平均寿命が短いのかもしれません。そんな中で、ジェイミーのような人が出てきて、改革をしようと試みるのはすばらしい。今回は本当に心から「えらい!」と思いました。最近は、国がジェイミーオリバーにサーの称号を挙げるという噂があります。





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Last updated  May 19, 2005 12:58:12 AM
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