全体的な印象としては、良くも悪くも前作のA rush of blood to the headとあまり変わらない感じ。斬新ではないけどファンだったらきっと期待するようなColdplayが聞けます。Coldplayはいつもそうだけど、夜にお酒を飲みながら聞くのに良い一枚、と言う感じです。出来はいいですよ、とても。
お勧めとしてはシングルカットされたSpeed of Soundと、いろいろ上手くいかないことがあった時は「僕が直してあげる」という歌詞がかわいいFix you、それから最後に隠されたトラックとして入っているKingdom Comeなんかが素敵です。
シングルになったSpeed of Soundですが、実はイギリスではちょっとした裏話があって話題に上りました。イギリスのバンドとしてはかなり高い位置づけにあるColdplayの久々のシングルということで、国内では期待値がとても高かったのですが、実はとてもつまらないものにチャート一位を横取りされたのです。 それが、去年あたりからTVコマーシャルなどでやたら目にしていた「クレイジーフロッグ」という携帯電話用のアニメ。電話の呼び出し音と壁紙として、こんな(下図)カエルがとっても耳障りな声を出してバイクに乗って動くというだけのもの。有料でダウンロード出来るものらしい。いくつかバージョンがあって、きっとすごく低予算で作ったんだろうというどうしようもない音楽にのせてカエルが「ニンニンニンニン」歌うものがシングル化され、なんとColdplayを超えてチャート一位。
「クレイジーフロッグがColdplayの初登場一位を抑えた」とあまりにも話題になったので、ボーカルのクリスも開き直って(?)テレビでSpeed of Soundを歌う時に「ニンニンニンニン」言ったりしてました。それにしても、いったい誰があんなものをお金を出して買うのか全く疑問です。音は耳障りだし、かわいくもないし、面白いわけでもない。噂では十代の子供達の間で大人気だとか。世代の違いなんでしょうか、やっぱり。