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tajim

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Jun 27, 2005
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この一週間くらい、腹痛が酷い。まともに食べられないし、寝ていてもきりきりと痛むので、ろくに寝られない。思い当たる原因が全くないのも気持ち悪い。大抵の病気は放置しておいて治してしまう私だけど、さすがにこれは、GPに行かないとダメかも…。

イギリスで病気になった場合、まず、かかりつけ医のGP(General Practitioner)に診てもらうのが普通です。日本のようにあちこちに病院があってどこでも好きに行く、というわけには行きません。GPは大抵は住宅地の中に診察室を構えていて、家から歩いていける距離が理想。最初に診察をして、薬を出せばいいだけか、病院に行かせる必要があるかを判断します。私のような外人は引っ越すたびに新しいGPに登録するのであまり親密な関係にはなりませんが、きっとイギリス人にとっては「生まれた時からこのお医者さんに診てもらってる」なんていうことも珍しくないのだと思います。患者の病暦やアレルギーなどもGPが熟知しているので、ミスも起こりにくい良いシステムだと思います。

GPが薬の処方箋を書いてくれたら、日本同様に、薬屋に行ってそれを買うことに。もし病気が重かったり、検査の必要あり、と判断されたら、専門の病院に紹介されます。そして、検査なり手術なりは病院でしてもらうことになる。そしてGPの登録はもちろん、検査や手術は大抵は無料なようです。これが、サッチャー政権が作り出したという「ゆりかごから墓場まで」の名残なのでしょうか。国民(+イギリスに一年以上滞在している外人)は誰でもただで病院にかかる権利がある、ということでしょう。その寛容な精神は素晴らしいのですが、実際のところNHS(National Health Service)は予算が全然足りず、病院もベッド数も医者も足りず、酷い病院では廊下にベッドが並んでいるとか、救急の患者が待合室で一晩待たされたとか、いろんな噂が聞こえてきます。まだ経験はありませんが、イギリスの病院に入院するのにはそれなりの覚悟が要りそう。

病院が嫌いなだけか、無料で診てもらえるからか、イギリス人の間には共通認識として「医者をわずらわしてはいけない」と言う感覚があるような気がします。日本人のように風邪をひいたから医者に行くなんていうことはまずしない。薬とビタミン剤を飲んで治してしまう。例えGPに行っても「風邪ですね」といわれて薬をもらうだけなんだから、違いなんてありませんよね。それに、GPに診てもらおうと思っても、すぐに予約が取れないことも多い。「じゃぁ3日後に」と言われても3日後には治っていることも多い。そんなことを合わせて考えると、「3日寝てれば治る程度の病気なら寝て待とう」と考えるようになるのもうなずけます。

だいたい、風邪で医者にかかるのは日本人くらいだと言いますが、日本人は病院が大好きですね。最初の医者の診断が信じられずに次々と医者を渡り歩く人もいるといいます。医者もお金になるからいちいち相手をするんでしょうが、「病気だったらどうしよう」という不安は日本人の国民病的なところがある気がします。医療費は国民も負担するし、私営病院も多いし、選択肢も多いので、そういう文化が成り立つんでしょうね。
あ、そうそう。イギリスにももちろんプライベートの病院があります。でもそこではすべて「自費」なので、お金持ち、もしくは保険が使える海外駐在員の家族しか利用しません。ロンドン駐在の日本人なんかは大抵これですね。プライベートの日系病院で、すべて会社(あるいは保険会社)持ちで風邪まで診てもらう。うらやましい限りです。

でも、GPにかかるイギリス人と同じ立場の私としては、いつも取りあえずは寝て治そうとしてしまいます。(そして大抵はそれで治ります。)ただこの場合、自分の判断が合っているかどうか確認が取れないので、素人判断で病院にいかずに病気を重くしてしまう、と言うこともありそうで怖いですね。今回も、寝ていれば治ると思っている間にもう6日経ってしまったので、そろそろ本格的に心配になってきました。重い腰を上げて、とうとうGPに行かないとダメかしら…





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Last updated  Jun 27, 2005 10:38:22 PM
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