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tajim

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Jul 17, 2005
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先日テレビでイギリスの郵便局Royal Mailの内情を探るドキュメンタリー番組をやっていました。なぜそんな番組が必要だったかと言うと、郵便物の遅れや紛失があまりにも多く、国民の不満度が高まっているからです。


番組の中で一番恐ろしいと感じたのが、郵便局のスタッフによる盗難でした。郵便物の仕分けをしながら、バースデーカードらしきものがあると手元に隠しておく。そしてこっそり開けて、現金や商品券(それも結構多い)が入っていると抜いてしまう。番組側が実験として20通の商品券入りバースデーカードを郵送したら、4件は紛失、あるいは商品券が抜かれたという結果になりました。日本ではありえないことだと思います。

この国に来てから常々感じていることですが、イギリス人というのはどうも、「バレなければいい」という感覚を持っている気がします。小さいことですが、例えば共同生活をしていると冷蔵庫の中の自分の食べ物が減っていく。誰に聞いても「私は知らない」。会社のデスクの上にティッシュの箱を置いておくと、あっという間になくなってしまう。でも、自分が席に座っている時に取って行く人はいない。日本人ならひとこと「一枚もらって良い?」と聞くだろうし、ティッシュの一枚がどうというのではなく、それは礼儀の問題だと思います。

郵便局に問題があるのは事実ですが、郵便を言い訳に嘘をつく人も多い。大学の入学許可証がいくら待っても届かないので問い合わせると「もう送った」と言う。さらに待っても届かないので再度問い合わせると、「郵便局が紛失した可能性があるので再送します」と言う。その後大学が始まってみると、かなりの学生が同じ対応をされていたことが判明。これは明らかに自分達の仕事の遅れを隠すための嘘でしょう。実はそんなことはよくあることで、「先週送った」はずのものが問い合わせの日の消印で届くことは珍しくないし、誰も自分の不手際を認めたがらない。「バレなければ良い」と平気で嘘をつく。

時々、日本人がバカ正直なのかな、と思うこともあります。イギリス人に限らず他の国の人はもっと巧みに逞しく生きているようにも見える。これは想像ですが、もし路上でお財布を落としたら、日本なら現金ごと戻ってくる確立も高いのではないかと思います。(イギリスではまずあり得ないでしょう。)誰も見ていなくても悪いことをしたらバチが当たる、と言うような感覚があるんでしょうね。無宗教のはずの日本人のほうがそういうモラルを強く持っているというのは不思議なことですね。

でも、ちなみにイギリス人のすることは規模が小さいです。大きな犯罪になることはしないし、ちょっと何かを拝借したり、嘘をついたりして「バレなければいい」と言うくらいなんですね。「狡い」という言葉がぴったりな感じ。
以前仕事でインドやナイジェリア、アルゼンチンなんかに封書を送ることがありましたが、「郵便では絶対に届かない」ということでした。ほぼ確実に紛失するらしいので、必ずFedex等の配達会社に郵送を頼んでいました。それに比べればかわいいものですが。

それでも、そんなことして、キリストは見てないの?と言いたくなります。





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Last updated  Jul 18, 2005 08:39:45 PM
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