PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

tajim

tajim

Jul 19, 2005
XML
カテゴリ: 日本人英語脱却法
英語を勉強しようとする時に、意外に落とし穴となっているのが自分の母国語である日本語の「知識」の欠落です。もちろん皆日本語はしゃべれる、でも、母国語だからこそ知らない事実がたくさんあるはず。むしろ、英語のほうが「知っている」のではないでしょうか。その知らない事実を気づかないまま英語に持ち込んでしまうと、いわゆる「日本人英語」が出来上がるのだと思います。誰も、どうして日本人っぽく聞こえてしまうのかわかっていない。でも、「日本人っぽい」裏にはひとつひとつちゃんと理由があるんです。

これは発音、文法、語法等全てに言えることですが、簡単なので発音を例にとってみます。例えば、日本語のサ行の発音。サシスセソと言った時、「シ」だけ発音する場所が違うことに気づきますか?サスセソと同じ位置で「シ」を発音すると、「スィ」、つまり日本人の苦手な「sea」の発音になるはずです。日本語の「シ」は、本当は「シャシュシェショ」の仲間です。ローマ字の「シ」が「shi」なのもそのためです。
同様に、タ行も意識的に「タ」の場所(前歯の裏の硬い部分に舌を当てる)で発音しようとすれば、「タティトゥテト」になるはず。「チ」と言う音はチャチュチョの仲間です。タ行はもうひとつ複雑で、「ツ」と言うツェとかツォの仲間が混じっています。発音記号で図式化すると、こんな感じ。(母音は簡略化しています。)

sata


日本語がこんな混ざり合った発音なので、これを英語に持ち込むと「sea」を「she」と混乱したり、「two」が「tsu」になったりするんですね。ちなみにこの「tsu」の音は英語話者は苦手です。「津波」と言う言葉は英語に入っていますが、ツナミと言えずにスナミになってしまうようです。

これと同じような発音点のズレが、ナ行、ハ行にも見られます。ハヒフヘホと続けて言うと、「ヒ」と「フ」だけ口の前のほうで発音していることに気づくと思います。「ヒ」はヒャヒュヒョの仲間、「フ」はファフィフォの仲間、「ニ」はニャニュニョの仲間と言うわけです。

naha


特にこの青で囲んだ音の発音が、日本人は苦手なんですね。日本語にある音で代用してしまうから、日本語発音になってしまう。逆に日本語を勉強する英語圏の人は、このズレを知らないから日本語が外人発音になってしまう。もちろん、この発音点のズレを知った上で、それぞれの発音がどういう音かと言うことを勉強する必要はありますが、この違いに気づいただけでも発音する際の注意が変わってくると思います。

きっと、こんな細かいことをいちいち気にしないでとにかくしゃべりたい、と言う人も多いと思うし、ネイティブの発音を聞いたほうが早いと思うかもしれない。それはそれでひとつのアプローチだと思います。でも少しでも発音を綺麗にしたいと思う人、ずっと勉強しているのに発音が直らない人には、こういう勉強の仕方も役に立つかもしれないと思います。少なくとも、私は自分が英語を習っていた時に誰かがこういうことを教えてくれればよっぽど簡単だったのに…と思いました。

文法、語法、語彙なんかにも同じ方法が当てはまります。まず、日本語を意識的に見つめなおすことから始めると、何かが変わるかも…

これを私は勝手に対照言語学的勉強法と呼んでいます。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Jul 19, 2005 09:26:08 PM
コメント(1) | コメントを書く
[日本人英語脱却法] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: