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tajim

tajim

Aug 11, 2005
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強く印象に残ったものが三つあります。

一つはたまたまケーブルの子供用チャンネルで見た「母を訪ねて三千里」。子供の頃は大好きでした。今でも主題歌を歌えます。何十年ぶりに見て、なんだか驚いてしまいました。
たまたま見たその日のエピソードはマルコが乗っている船が大嵐で沈みかけると言う話。大揺れの船の中、酔って吐く人、自国ではどんなに働くのが大変かと言うことを語る人、パニックになる人など色々いました。最終的には全員で歌を歌いながら嵐を乗り切る。
その光景がなぜかとてもシュールに見えたのです。これは、子供向けのアニメじゃなかったのか。子供は船に酔って吐く人を見て面白いんでしょうか。仕事を求めて海外移住する人の話なんか幼い子供に理解できるんでしょうか。

ここに、イギリスを含む海外の子供向けアニメと日本のアニメとの一番大きな違いを見た気がしました。海外のアニメは往々にして大人によって「子供向け」に作られたものです。どんな話をとっても筋は一つ。悪者がいて、ヒーローがいる。悪者が懲らしめられて一件落着。子供に見せたい部分だけを分かりやすくまとめた話がほとんどです。それに対して日本のアニメは、いいところも悪いところも見せて後は見る人に考えさせようと言う姿勢が感じられる。だから大人が見ても面白いし、きっと子供に理解できないところも多いだろうけど、それはそれで良しとしているんでしょうね。どうして日本のアニメが世界でこんなに人気なのか、ちょっと分かった気がしました。


二つ目は、番組のタイトルも趣旨も分かりませんが、何人かのタレントが老人介護について話していた番組。そこに出ていた舛添要一が自分のルール三か条のひとつとして「実の息子より嫁」と言い放ちました。何かと思えばどうやら、この人は自分の母親が痴呆になり、その介護で大変な思いをしたという。何年にも渡る介護の末、出た結論がこれ。母親は実の息子、異性である自分よりも嫁に気兼ねがない。特にオシメを代える要員として嫁が不可欠だと。

なんて自分勝手な意見だろうとあきれてしまいました。奥さんが「他人」である姑のオシメを代えるほうが自分がやるよりもいい。他人のオシメを代えさせられる奥さんの気持ちなんて考えたことがあるのか。(でもこういう場合奥さんもきっと「よい嫁」であることを誇りとしているのだろうけど…)じゃぁ、奥さんのお父さんの介護は「他人」で「同性」である自分がやるというのか。(そんなこと考えてもいないに違いない。)そして、付け加えるように自分ももちろん「手伝う」と言ったずうずうしさ、しかもそれがいかにも素晴らしいことのように誇らしげに言った姿に、日本の家族制度の縮図を見たようで、本当に嫌になってしまったのです。

そもそもお家制度的な考え方が全く理解できない私は、女であるだけで自分が結婚した男性の家族の面倒をまで見させられるという考えがわからない。男と女は平等に一対一の関係で一緒になるのではないのか。少なくとも日本ではそうではないらしい。今のイギリスでは「嫁姑」という観念はないに等しい。ほぼ友達のように、良き理解者として自分のパートナーの親と付き合う人もいます。きっとそこには親子双方の自立があり、親も老後の面倒を見てもらおうなんていう気もないし、結婚して家庭を持った以上子供も自立した一つの家だという考え方があるんでしょう。日本では親はいつまでも親、子はいつまでも子で、親が死なない限り自分は自立できないようです。

だからきっと、私は日本にいたくないんだろうな。






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Last updated  Aug 11, 2005 07:26:02 PM
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