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tajim

tajim

Dec 9, 2005
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最近イギリスで話題になっているニュース。


確かに、そういう気持ちも分からないではない。特にタバコやアルコール、食事などに全く何の考慮も示さず生活し、その結果健康を害してNHSの世話になる人が多すぎる。日本からは想像がつかないくらいのレベルで肥満やアル中が蔓延するイギリス。毎日フィッシュアンドチップスを食べ、昼間から酒を飲み、テレビの前で寝て過ごす。そしてそういう人たちは大抵やる気がない。国がどんなにお金を出して治療をほどこしたって、すぐにもとの習慣に戻ってしまう。そんな人たちの面倒を見ていたらキリがない。と言うことだろう。

そしてその反対側に、健康に気を使った食事を料理したり(そんな当たり前のことが当たり前じゃない国なんです)、ジムに行ったり、余計なお金を使って自分の健康を守っている人々がいる。NHSの世話にはならないのに、自分の払う税金がそういった人々に使われていくのを見て、どこか納得できないものを感じるとしても仕方がない。

ニュースの意見交換のコーナーでは「肥満者にたいする差別だ」、「人として最低限の権利を剥奪されている」、「自分(太ってる人)だって税金を払っているんだから同等の治療を受ける権利がある」と言う意見から「だったら病気を引き起こすような生活をしなきゃいいじゃないか」、「税金の無駄遣いだ」と言う意見まで、白熱した議論が交わされていた。

でも実はこの話、報道されるうちに内容がすり替わってしまったところもあるらしい。話の出所は、イギリスのある一地方のNHSが肥満者に対する腰、膝故障の治療を停止したというニュースらしい。でもよく聞いてみれば、医療関係者は「肥満者は、手術、および麻酔時の危険が高いこと」を理由として一定の体重に落ちるまで手術を施せないのだと説明している。そして過度の体重が腰や膝の故障を引き起こしているんだから、体重が落ちない限り問題は改善されないんだろう。そんな治療上の理由だったのが、どこかで「太ってるから手術してくれないなんて酷い!」という感情論にすり替わってしまったようだ。まぁ、今までしていた治療をやめるんだから、やっぱり経済的な理由も絡んでいるんだろうし、そういう意味では肥満者差別には違いないのかもしれないが。

国民の1/4が肥満だと言われるイギリス。肥満者への治療を一般的に拒否することになったら、国民が黙っているはずはないだろう。でも、「何かあれば国がただで面倒を見てくれる」という甘えが今の肥満、生活習慣病大国を作り出しているとも言える。国籍、理由を問わず誰にでも平等の治療を、というイギリスの理念は素晴らしいと常々思っていたが、新EU参加国からどんどん移民が入ってくる今、経済的に無理が出てくるのも仕方がないのかもしれない。





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Last updated  Dec 9, 2005 08:28:46 PM
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