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2006年03月31日
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"編集手帳"(3月31日付)yori

"侍が死んだ"

つかまった盗賊は自分が殺したと言う。
侍の妻女は私の仕業だと言う。
巫女(みこ)に呼び出された侍の霊魂は、おれは自殺したのだと言う

芥川竜之介の短編「藪(やぶ)の中」である。
小説と同じように、それ以上に、自民党旧橋本派の藪も鬱蒼(うっそう)としている。
いくら「おあし」でも、1億円が自分の足で裏金の帳簿に納まったわけではあるまい

日本歯科医師連盟のヤミ献金事件で政治資金規正法違反の罪に問われた元官房長官、村岡兼造被告に東京地裁がきのう、無罪を言い渡した。


村岡被告の指示だったという元会計責任者の証言を、判決は「信用できない」と退けた。
現職の幹部議員に累がおよぶことを避け、政界を引退した村岡被告を“人身御供(ごくう)”にするための虚偽の供述であった可能性に触れている

問題の1億円が、「実質的には橋本(竜太郎元首相)に対する個人的なものとして取り扱われた可能性がある」と指摘し、献金にまつわる記憶がないという橋本氏の証言についても「不自然」と述べている

橋本氏はいま、「藪の主はあなただ」と裁判長から指をさされたような心持ちであろう。
自身の名誉のためにももう一度、記憶をたどり直してほしいものである。
謎が謎のまま終わるのは小説だけでいい。

(2006年3月31日 読売新聞)



"侍ニッポン"
西條八十作詞/松平信博作曲
(昭和6年)



人を斬るのが 侍ならば
恋の未練が なぜ斬れぬ
伸びた"月代"(さかやき) さびしく撫(な)でて
新納鶴千代 にが笑い

"昨日"(きのう)勤王 "明日"(あした)は佐幕

どうせおいらは 裏切者よ
"野暮"(やぼ)な大小 落し差し

流れ流れて "大利根"(おおとね)越えて
水戸は二の丸 三の丸
おれも生きたや 人間らしく
梅の花咲く 春じゃもの

命とろうか 女をとろか
死ぬも生きるも 五分と五分
泣いて笑って "鯉口"(こひくち)切れば
江戸の桜田 雪が降る

**************
ABOUT Writen"侍ニッポン"
(郡司 次郎正著)


郡司次郎正の原作「侍ニッポン」がひとたび発表されるや、ただちに映画化、そしてその主題歌は日本全土を風靡した。
昭和初期から現在にいたるまで不滅の名作として輝く。
大河内傳次郎、阪東妻三郎、田村高廣、東千代之介、三船敏郎、
そして新しく舞台で舟木一夫と、それぞれの時代を代表する人気俳優によって新納鶴千代は演じられている。

時、安政三年、大老井伊掃部頭直弼は尊皇攘夷派の勤王志士に対し、断固たる専断政治でのぞむ。
そうした風雲急をつげる幕末の江戸へ現れた浪人ひとり、その名を新納鶴千代という――。

勤王か? 
佐幕か? 
虚無的な笑みをみせて鶴千代はどこへゆく……。



Who's Who

"郡司 次郎正"(ぐんじ・じろまさ)

人を斬るのが侍ならば
恋の未練がなぜ斬れぬ
のびた月代さびしくなでて
"新納(にいろ)鶴千代"にがわらい 

この歌とともに「侍ニッポン」新納鶴千代は一世を風靡したのであった。
作者の郡司次郎正は、
はじめ「ミス・ニッポン」を昭和五年に書き下ろし出版、
好評をえたのにひきつづいて「ミスター・ニッポン」「マダム・ニッポン」を発表、
そして昭和六年五月に「大衆文学」誌上に「侍ニッポン」を書いた。

これは「黒船来の巻」「安政大獄の巻」「桜田門の巻」「坂下門の巻」「文久三年の巻」と連作になっており、
ご存じ新納鶴千代の登場するのは「桜田門の巻」 
昭和六年、伊藤大輔監督のメガホン、大河内伝次郎主演で初映画化
以来、坂東妻三郎、田村高広、東千代之介、三船敏郎の鶴千代で何度も映画化され、あまりにも有名な作品となっている。
昭和初期の作品だけで、これだけ長く話題になる作者も珍しい。

*************************

"旅立ちの日に"
作曲 坂本 浩美/作詞 小嶋 登

♪~♪

白い光りの中に 山なみは萌えて
遥かな空の果てまでも 君は飛び立つ
限りなく青い空に 心ふるわせ       
自由を駆ける鳥よ 振り返ることもせず
勇気を翼に込めて 希望の風に乗り
この広い大空に 夢を託して

懐かしい友の声 ふとよみがえる       
意味も無いいさかいに 泣いたあの時    
心通った嬉しさに 抱き合った日よ     
みんな過ぎたけれど 思いで強く抱いて   
勇気を翼に込めて 希望の風に乗り     
この広い大空に 夢を託して        

今 別れの時~ 
飛び立とう 未来信じて                
弾む若い力信じて         

この広い大空に~ 



1992(H.4)年に作られた合唱曲です

*******************************
"パウロの祈り"
聖書「コリントへの手紙12章31節~13章13節」yori

"愛"

そこで、わたしはあなたがたに最高の道を教えます。
たとえ、人々の異言、天使たちの異言を語ろうとも、
"愛"がなければ、わたしは騒がしいどら、やかましいシンバル。
たとえ、預言する賜物を持ち、あらゆる神秘とあらゆる知識に通じていようとも、
たとえ、山を動かすほどの完全な信仰をもっていようとも、
"愛"がなければ、無に等しい。

全財産を貧しい人々のために使い尽くそうとも、誇ろうとしてわが身を死に引き渡そうとも、"愛"がなければ、わたしに何の益もない。

"愛"は忍耐強い。
"愛"は情け深い。ねたまない。
"愛"は自慢せず、高ぶらない。
礼を失せず、自分の利益を求めず、いらだたず、恨みを抱かない。
不義を喜ばず、真実を喜ぶ。
すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてに耐える。

"愛"は決して滅びない。
預言は廃(すた)れ、異言はやみ、知識は廃れよう。
わたしたちの知識は一部分、預言も一部分だから。
完全なものが来たときには、部分的なものは廃れよう。
幼子だったとき、わたしは幼子のように話し、
幼子のように思い、幼子のように考えていた。
成人した今、幼子を棄てた。

私たちは、今は、鏡におぼろに映ったものを見ている。
だがそのときには、顔と顔とを合わせて見ることになる。
わたしは、今は一部しか知らなくとも、
そのときには、はっきり知られているようにはっきり知ることになる。
それゆえ、信仰と、希望と、"愛"、この三つは、いつまでも残る。
その中で最も大いなるものは、"愛"である。

*******************************

"貴種流譚"(きしゅ-りゅうりたん)
〔折口信夫の命名〕

説話の一類型。
若い神や英雄が他郷をさまよいさまざまな試練を克服し、その結果、神や尊い存在となったとするもの。
在原業平(ありわらのなりひら)の東下り伝説、
かぐや姫伝説、
また、源氏物語の須磨"流謫"(るたく)の条などがこれにあたる。

*******************************

Could you fry from Now......??

(^飛^)





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最終更新日  2006年03月31日 09時17分32秒
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