東山・霊山（りょうぜん）の山麓...秀吉とねねの寺......高台寺 [その１]

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2011.10.10

東山・霊山（りょうぜん）の山麓...秀吉とねねの寺......高台寺　[その１]

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カテゴリ：京の見どころ

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　臨済宗建仁寺派　鷲峰山（じゅぶざん）・高台寺（正式には高台寿聖禅寺）

　豊臣秀吉没後、その菩提を弔うため秀吉正室の北政所（ねね・のち高台院）が慶長11年(1606年)開創したお寺で、ご本尊は釈迦如来をお祀りし建仁寺の三江禅師を開山として迎え、高台寺と称する

　当時造営に関して政治的配慮から徳川家康は惜しみなく財政的援助を行い、寺観は壮麗を極めたと謂われています、ただ1789年の大火以来たびたびの火災により多くの建築物が失われ、現在では開山堂・霊屋（おたまや）・観月台・傘亭・時雨亭が往時のままで重要文化財に指定されています

　台所坂と呼ばれる緑に覆われた階段の参道をのぼり表門より境内へ

　（右）表門をくぐると正面の庫裏（くり）です（ここにある「夢」と大きく書かれた衝立がよく知られていますが現在非公開）

　庫裏まえの庭園　大きい屋根が方丈、その前松の木が少しかかっているのが唐門、萩の花も揺らいでいます

　（右）茶室・遺芳庵（いほうあん）　島原・吉野太夫がお好みの高台寺を代表する茶席で、その茅葺き屋根と壁一杯に開けられた丸窓が個性的なお茶室です

（内部撮影禁・寺史資料より合成）

　（左)偃月池（ゆうげつち）より臨む　どっしりと構えた方丈
　（右）方丈内　ご本尊釈迦如来ご安置正面と、小さく見える龍の襖絵を大きく合成しています

　方丈前庭　波心庭とも謂われ白砂をきれいに刷き整えた庭　左は東山を借景にして、右は勅使門と春に見事な花を咲かせる枝垂れ桜の大木と（桜満開の折のﾄｯﾌﾟｽﾎﾟｯﾄとなる所です）

　萩の花　ここでも可憐にさいていました

　偃月池（ゆうげつち）　北に亀島南に鶴島を配した石組みのきれいな池、池の上を書院と開山堂を結ぶ屋外廊下が通り中央に観月台が設けられています

　正面から見た開山堂と廊下中央の　「観月台」（重文）四本柱檜皮葺で三方に唐破風をつけ屋根の下から観月する秀吉遺愛の建物です

　小堀遠州の作による庭で、なだらかな東山を借景に開山堂東の臥龍池（がりょうち）と共々石や木々の配置とその石組みの見事さは桃山時代を代表する庭園として知られ、国の史跡・名勝に指定されています

　開山堂の紹介・霊屋（おたまや）と高台寺蒔絵・千利休の茶室傘亭と時雨亭は次回のUPとさせて頂きます

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京都市バス　「東山安井」下車　東へ徒歩8分

高台寺HP　URL--- http://www.kodaiji.com/