藤屋マネジメント研究所

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藤屋伸二

藤屋伸二

2011.05.28
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カテゴリ: コラム
木曜日の四国・松山市の愛媛信用金庫様での経営セミナー「ドラッカーの処方せん」で、最後に頂いた質問。

「おもちゃを中国でも売りたい。留意点は?」

私は、中国ビジネスを展開しているわけではありません。知っている2、3社が中国の工場で製造している程度で、あとは、新聞やTVでの報道で知っている程度です。例えば「安全管理に問題がある」という報道はしばしば聞きます。

・中国の人たちは野菜は野菜用の洗剤で洗わないと食べれない。
・おもちゃに鉛を使っているものがある。
・日本からリンゴやイチゴなどが高級果物として出荷されている。
・沿岸部の青海では、中国人にとっては高級となる日本のスーパーマーケットの駐車場が
 満車状態である。
・化粧品では資生堂やカネボウの人気が高い。


などなどです。日本の大衆が低価格を求めて中国製を選択するように、
中国の裕福層は、安心・安全・ブランドを求めて日本製を購入しているという現実が浮かび上がってきます。

そこで、
・おもちゃに安全性は求められている。(おもちゃは子どもが口に入れます)
・中国は一人っ子政策で、子供に対する意識が日本以上に強い。
・裕福層には、高価な商品でも良いものは売れる。
などを中心に、安心・安全をセールスポイントとして打ち出してみては?

とアドバイスさせて頂きました。

また、
終了後に印刷業の方と名刺交換させて頂いた折に、
印刷業界は厳しい。販促屋にならなければ存続できない、との話になりました。


「できないことはできない。上手くできないことをやっても差別化できない」。
これ、ドラッカーの名言です。
だったら、社内でうまくやっていることを、商品(サービス)として売ればよいだけです。
それを、印刷の視点から商品化してみる。

以上は、マーケティング思考です。むずかしいことはありません。

*それを基に、自分がお客様だったらどうするか? から考えてみる。
*自社で必要なことは、他社でも必要では? 自社は上手く改善したが、
 他社でも困っているのでは?

マーケティングとは、どこか遠くの、特別なことではなく、もっと身近なことなのです。
あなた自身が「買う立場」になって、どうしたら買いたくなるかを考えること、
それを仕組み化することなのです。

続きは、 7月5日のドラッカーセミナー で、もっと事例豊富にお話します。






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Last updated  2011.05.28 08:37:00
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