いそがず あせらず ゆっくり 行こう~広汎性発達障害 楓の成長~

児童相談所へ行く

児童相談所


保健所での一日が忘れられず、児童相談所へ行くのは正直まよった。また、同じ事を言われるんではないかと・・・。保育士に相談してみたところ、きちんと対応してくれるハズ・・・と言う言葉を信じて発達相談に行ってみることにしました。

ここに来た理由とこれまでの状態、私の対応を説明した。

確かに私の育て方が全然悪くなかったとは思ってはいませんでした。
虐待まがいの怒鳴ったり叱ったり・・・も、しょっちゅうしてたし、私たち夫婦は話さない息子に対しての言葉掛けも少なかった・・・。
でも、三歳を過ぎても言葉がでないのは語りかけもしなかったせいだと反省して無理にでも言葉をかける事に考えをかえたんです。

子供って親が教えなくても言葉を覚えていくけど、それは日頃まわりの会話を聞いて頭の引き出しに溜め込んで、いつしか引き出しがいっぱいになったときに言葉を話すようになるんだ・・・と。

息子はまだ、引き出しが埋まってないと思った私は少し考え方を変えて楽な気持ちになりました。いま、いくら教えても息子にはまだ、言葉を溜め込んでいる時期なんだと。今しなくてはならないのは、いっぱい声を掛けてあげることなんだと・・・。

私の考えを相談員の方に話しました。相談員の方はこう言いました。

確かに、言葉が出ずに心配して病院で検査する方もいますが、現状ではほとんどが以上ありません。行く必要はないとおもいます。言葉が遅いのも、その子の個性だと思って下さい。足が遅い子ものんきな子もいるように、この子は言葉に関してまだ興味がわかないだけで、これから引き出しがいっぱいになったら、多少遅くても話し出しますから、大丈夫ですよ。多動の方も言葉が出始めたらきっと落ち着くと思います。お母さんはとても息子さんの事を理解していますね。

そう言われて今度は本当に安心しました。わかってくれる人がいた事がとても嬉しく思いました。
よかった、おかしいんじゃなかったんだ・・・と。

まだまだ問題は山済みだったけど、私の心は少し落ち着きました。焦ることはないんだ、これから頑張ろう、今までの事は悔やんでもしかたないと、思い、帰ったのでした。





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