January 19, 2006
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テーマ: 相撲(2097)
カテゴリ: 相撲関連記事
いずれこの記事にはコメントいれますが、
とりあえず記事だけUP。


読売新聞  朝青龍、白鵬に敗れ一歩後退…大相撲12日目
<抜粋>
◆驚異の反射神経で逆転◆

横綱の敗戦で、優勝争いは大混戦になった。演出したのは20歳の関脇白鵬。土俵下に転げ落ちた朝青龍を見下ろした白鵬は「よしっ」と一言。大本命を2敗に引きずり下ろした喜びが伝わった。

左が欲しかった白鵬は、横綱にスピードで負けた。素早い右差しを許し、防戦するほかない。後退しながら、かいなを抱えこむ。絶体絶命のピンチに、白鵬は驚異の反射神経を見せた。深く差そうとした朝青龍がひじを伸ばした瞬間、体を開いて小手投げ。こらえきれずに、横綱は土俵下へ転げ落ちた。

追い詰められての投げ技も、「どんな形でも、横綱に勝つのはうれしい」。白鵬の横綱戦初勝利は2年前の九州場所で、7場所ぶりで挙げた白星の味はまた違う。「あの時は番付がまだ下。今度は関脇」と地位の重みも意識した。

昨年は名古屋場所で足首を痛め、初めて休場を経験した。大関候補と期待されながら、思い通りの成績が残せなかったが、この日の一番で勢いは取り戻せそうだ。

朝青龍は「(相手の投げは)一か八かでしょ」と素っ気なかったが、白鵬が優勝争いのキーマンであることは間違いない。13日目は1敗の北勝力と対戦、千秋楽には琴欧州戦が予想されている。残る3日間に、自らの初優勝もかかってきた。(山口博康)



デイリースポーツ  デッカイ白星!白鵬2敗堅守
<抜粋>
大相撲初場所12日目(19日・両国国技館)で、ホープの関脇白鵬が横綱朝青龍を小手投げで破り2敗を死守した。朝青龍は2日目の黒海戦に続く2敗目で8連覇に黄信号が点灯した。賜杯レースは大関栃東、北勝力が1敗をキープし、朝青龍、白鵬、新大関琴欧州、時津海の4人が2敗で追走の大混戦。初春の土俵がいよいよヒートアップしてきた。

起死回生の小手投げで横綱を投げ飛ばした。「ウソだろ。まさか」―。乱舞する無数の座布団と18本の懸賞金が、白鵬を現実に引き戻した。「勝った。勝った。何てことやっちゃったんだろう」。ことの重大さに気付くと、うれしさが込み上げてきた。

左まわしを狙った。気持ちがはやり、最初の立ち合いでは突っかける。そして2度目。まわしは取れずに土俵際まで押し込まれたが、がけっぷちで投げた。「タイミングが良かった。前に攻めることはできなかったけど、どんな内容でも横綱に勝てたことはすごくうれしい」と胸を張った。

入門時から指導する熊ヶ谷親方(元幕内・竹葉山)は、朝げいこを見て勝利を予感していた。「腰が低くなった。今場所の横綱はこれまでのような状態じゃない。チャンスは十分にある」。課題の腰高を克服したことで確信を得ていた。

横綱には04年九州場所以来2勝目。「うれしさが違う。1年間、ケガとかあったから」。昨年の名古屋場所では、左足関節じん帯を損傷して休場。初めての挫折を乗り越えての勝利だった。

この日の朝「もし今日勝ったらお父さん、お母さんを呼ぼうかな」と、千秋楽に両親をモンゴルから招待するプランを口にしていたが「本当に考えなきゃ」。初優勝も夢ではなくなった20歳の関脇は、笑顔で残り3日間を見つめた。


 白鵬、朝青龍を下す
<抜粋>
その瞬間、白鵬は目を疑った。「ウソだろう、まさか。なんてことをやっちゃんたんだ」

尊敬する朝青龍を投げつけた自分が信じられなかった。だが座布団が飛んで土俵に舞ってきた。ひとつが頭に当たった。「やっと大変なことをしたんだな、と実感した」という。

白鵬は、横綱が差してきた右腕を、自分の左腕で締め、自分の右でロックし、横綱の右腕を奥まで差させないようにした。まるで柔術にあるようなテクニック。そして、「タイミングが良かった」という左からの強烈な小手投げ。支度部屋に戻っても白鵬は息を弾ませ、興奮が冷めやらなかった。

この日の朝げいこの後、「きょうの一番で自分を試せる。恩返ししたい」と白鵬はきっぱり言った。一昨年の九州場所で初めて横綱に送り出しで勝ったが、「あのころは下の方(西前頭筆頭)。きょうは関脇だから(意識が)違います」という。

昨年の名古屋場所8日目、普天王戦で右足首を痛めて翌日から休場した。その後、琴欧州に大関昇進で先を越された。内心悔しさは人一倍。「欧州関は欧州関ですから」。入門からずっと指導してきた熊ケ谷親方(元幕内竹葉山)は「この1年で頑張らないと大関が遠のいていくぞ」とハッパを掛けた。今年の正月、入門6年目で初めてモンゴルへの里帰りが許された。エンフバヤル大統領に「朝青龍に早く追いつけ」と激励された。今や、モンゴルでは朝青龍と同じぐらいの人気を持つ白鵬。「リフレッシュできました」。それも好調の要因だろう。

国技館の前でファンにもみくちゃにされた。「白鵬、優勝だ。一番強い」と叫ぶファンの中で「こんなことはたまにしかないけど、うれしいよ」。2敗キープで優勝争いの渦中。「一番一番、集中していきたい。頑張るだけです」。20歳の若武者は口元を引き締めた。 (近藤昭和)




日刊スポーツ  鵬、朝青龍を痛めつけた
<抜粋>
勝った瞬間にほえていた。いつ、どこでも冷静な白鵬が、朝青龍が土俵下へ転げ落ちる姿を見て、感情を爆発させた。「ウソだろって思った」。朝青龍もぼう然の顔で起き上がる。瞬時の出来事で、観客も座布団を投げるのを一瞬ためらったほどだった。

白鵬の相撲センスが発揮された一番だった。立ち合いで狙った左まわしが取れず、逆に右を差された。一気に押され窮地に陥ったその瞬間に、体が自然に動いて相手の右腕をきめていた。「最後はタイミングが良かったね」。朝青龍が上体を起こしにかかったところで、力任せではない鮮やかな逆転の小手投げ。1年2カ月ぶりの対横綱勝利だった。

V戦線に残るのと同等の意味が、もう1つ込められている白星だ。白鵬の父でモンゴル相撲元横綱ムンフバトさんは、朝青龍の父で元関脇ドルゴルスレンさんに生涯全勝だった。親子2代の因縁対決。白鵬はひそかに「いつかは横綱を対戦成績で超えたい」との夢を持っている。しかし、先場所初日に立ち合い変化の自滅で敗戦。怒られると覚悟してかけた取組直後の父への電話で、逆に「素早く動こうと思ったんだよな」と慰められた。より一層、惨めな気分になった。通算成績はいつしか1勝6敗。父の名誉のため、自分の夢のため、朝青龍にこれ以上負け続けるわけにはいかなかった。

周囲からは一足先に大関に昇進した琴欧州と比べられる。緊張しやすい琴欧州に対し、精神力では負けない。「緊張? しなかったね」。この日も大一番を直前に控えピリピリするはずの支度部屋で、報道陣に自分から話しかけるほどリラックスしていた。昨年名古屋場所で左足首じん帯を損傷し、出世街道にストップがかかったが、素質とスケールに期待は高い。白鵬が見据えているのは琴欧州ではない。頂点の朝青龍に並び、超えることだけだ。【瀬津真也】



asashi.com  朝青、白鵬に不覚 8連覇黄信号
<抜粋>
白鵬の鋭い踏み込みを受け止め、右をさっと差す。相手に得意の左前まわしを取らせない。前に出た。そこまではよかった。右の差し手が中途半端。ひじを両手で決められる。右腕を固定されたまま、体を開かれ、出足を利用されたかたちで投げを食った。

「タイミングがよかった。うそだろう、と思った」と白鵬。もんどり打った横綱の146キロの体が本当に軽く見えた。「若いのにあんなこと考えているんだな。前に出ているから仕方ない」と横綱は努めて冷静に振り返った。

師匠の高砂親方(元大関朝潮)は「確かに白鵬の投げは苦し紛れだったけど、朝青龍は左が入っていないのに、勝ち急いで出ていった。体が大きくないから、相手に大きな相撲を取られるとつらいな」と分析した。

10日目の琴光喜戦、11日目の岩木山戦も、本来の速攻ができていなかった。相手を受け止めてからの辛勝だった。いつもの場所のような「やんちゃ」な取り口がなく、耐えて、辛抱を重ねている感じ。強引な攻めがないのは裏返せば体が動いていないということだ。

支度部屋で右ひじをさする朝青龍。「気を緩められないですね」と問われて「そんなこと言うなよ。これからだよ」と語気を強めた。強気だけはこれまで通りとはいえ、残りはあと3日間。直接対決で相手を引きずり下ろしたいところだが、1敗の北勝力とは対戦が組まれない可能性が高い。前人未到の8連覇は危うくなってきた。


ZAKZAK  熊ケ谷親方の「横綱、大関みな倒せ」にマジで奮起
<抜粋>
冗談から出た真だ。勝負の世界では、ホンの小さなミスが大きな差を生む。つい半年前まで白鵬は琴欧州の先を走っていた。ところが、名古屋場所8日目、白鵬が普天王戦で左足首の靱帯(じんたい)を痛めて休場したことがきっかけで、両者の立場は正反対。今や、白鵬は完全に琴欧州の後塵(こうじん)を拝している。

この腹立たしい展開をひっくり返すには、もう一発逆転のホームラン狙いしかない。今年の正月、入門以来、付きっ切りで指導している熊ケ谷親方(元前頭竹葉山)は、「これも経験だ。あのままトントンと上がるよりも、こうやって苦労を重ねて上がっていた方が、将来のためには絶対にいい。でも、もうこれ以上の経験はいらないぞ。今場所は、横綱、大関を全部、なぎ倒して2ケタ勝ってみろ。そうすれば、ケガする前の勢いが戻ってくるから」と、半分冗談でけしかけた。

白鵬まだ20歳。若い白鵬はこれを真に受けた。もっとも、すぐそばに琴欧州が明け荷を広げているんだから、たとえ熊ケ谷親方にあおられなくてもその気になる。これが思い切りのいい相撲になったのに違いない。相手は8連覇に虎視眈々(たんたん)の朝青龍。立ち合い、狙った左上手が取れず、土俵際まで攻め込まれたが、右からタイミングのいい小手投げ一閃。朝青龍はまるでゴムまりのように土俵の外に転がった。

「タイミングが良かった。勝った瞬間、ウソッと思いました。最初に勝ってからおよそ1年。いろいろあったので、とてもうれしい」と、第1関門をものの見事にくぐり抜けた白鵬は声を弾ませた。

これで優勝争いはますます混沌(こんとん)。謎解きのカギは白鵬の手の中に隠れていそうだ。












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Last updated  January 20, 2006 09:46:35 PM
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