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2015年06月26日
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カテゴリ: 徒然
どんなにその時間を長いと感じようとも、誰の上にも、いや生きている人間の上には誰の上にもといったほうがいいのだろうか、平等に24時間という時が刻まれていく。
父がこの世を去って二週間が過ぎた。
昨日が二七日という節目だった。
長くて早い14日間だった。長いのだ、兎に角時間が過ぎない、出るのは溜息、あるのは沈黙。
それでも時は過ぎ、様々な事務手続きを済ませ、初七日を終えた。忌引き休暇も終わり、仕事に復帰した。1日は長く、疲れているのに眠れない。テレビをつけると父の好きだった番組が流れている。
この2週間、意外にも自分がファザコンだった事を思い知った。何かが違う24時間。何かが違う毎日。
どんなに喧嘩をしていても、おはよう、いってらっしゃい、おかえり、おやすみを欠かす事がない人だった。まだ耳の奥には最期の言葉、ごめんねが残っている。
ごめんね、ありがとう、この二つを父は家族にすら素直に口にする人だった。
救急車で運ばれた病院で、父がはっきり話した最期の言葉、その時はそうなるとも思っていなかった言葉が『ごめんね』だった。迷惑かけてごめんねという意味だったのだろう。

『お母さんは?』父はそう聞いた。まだだよと答えたら『ごめんね』とつぶやいた。
救急車に同乗していた私だけが聞いた言葉だった。

今日、母が父が祀られた後祭壇の前にぽつんと座っていた。私に見つかったと思ったのか、勝手に死んじゃったから怒ってるって文句言ってたと苦笑いし、お線香を上げていた。
葬儀以来初めて母が人前であげるお線香だった。母の心にも何かの区切りがついたのかもしれない。





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最終更新日  2015年06月26日 20時20分20秒
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