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2019年04月05日

東京五輪で北海道の桜の花を咲かせる！

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テーマ：雪、雪、雪！(13)

カテゴリ：北海道

雪もだいぶ少なくなって土の見える面積も大きくなりました。北国ではこの雪は厄介者ですが、これを大量に保管して有効活用するという試みが続けられています。

先月２８日の「利雪技術の進歩に期待・・・雪は貴重なエネルギー源にも！」でも紹介しましたが野菜の貯蔵施設や夏の冷房などにも有効活用されているんです。燃える雪の研究などもなされています。

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現在は２０２０年東京五輪・パラリンピックの会場で、北海道の桜を開花させる計画が進んでいます。北海道美唄市、紋別市、沼田町と道内企業などが昨年１１月「北海道雪氷桜プロジェクト実行委」を設立しました。０８年７月の主要国首脳会議（北海道洞爺湖サミット）でも、開花を遅らせた桜を７月に開花させ新千歳空港などで各国のリーダーを出迎えたという事例があります。

道内の全１７９市町村からエゾヤマザクラやソメイヨシノなどの蕾のついた枝を提供してもらう計画。枝切りで捨てられるものを計１万本以上集めるとのことです。その後、沼田町にある雪蔵で保管します。桜の枝を低温で保管し活動停止の状態となったものを五輪直前に会場へ運んで開花させるというプロジェクトです

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今年８月にその実証実験が行われます。低温保管した桜の枝を都内へ運び開花のタイミングなどを確認する予定だとのことです。オリンピック開催時には選手や観客に配ることも検討しているとのことです。北海道の大量の桜が東京で７月に花開くというのは嬉しい話です。

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東京オリンピックが開催される時期には猛暑となる可能性が高く様々な問題が懸念されています。その猛暑を少しでもやわらげようと、北海道から大量の雪を運ぶ計画もあり、美唄市で雪の保存実験が行われました。

雪を袋に入れこれをウッドチップで覆い保存します。重さ800キロの雪の袋が100個作られましたが、これを保存し今年８月の桜の開花実証実験に合わせて東京まで運び銀座で実験するとのことです。マラソンや競歩コースの沿道にこれを並べることが検討されています。イベントにはオリンピック委員会の関係者などが視察に訪れる予定となっています。

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東京五輪でサッカーなどの会場となるさいたま市は、新潟県南魚沼市の雪を活用した暑さ対策に乗り出すとのことです。涼しい空気を噴き出す「雪のクーラー」を会場周辺に設置したり、小さな袋に詰めた雪を配ったりして来場者をもてなすことを検討しているそうです。

北国の各地域からオリンピック競技会場に大量の雪が運ばれ少しでも涼しくなれば大きな貢献ができます。オリンピックに限らず猛暑の地域に雪が運ばれて活用できることになれば厄介者とされてきた雪も活躍の場が広がりますね。

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当初の予報では今朝はマイナス気温とのことでしたが実際にはプラス気温で１度でした。日中の最高気温は７．６度で、夜には気温が下がるもののマイナス気温とはならないとのことです。今年は最低気温がプラスになったのは２度だけで今日が３度目となるのは確実なようです。

午前中は雪との予報でしたがその後は雨に修正されました。実際には雪が少しだけ降った後に雨に変わりました。その後はまた雪に変わりましたが降雪量が少なく積雪はありません。

明日も冬日とはならないとのことですが、明後日の最低気温はマイナスとの予報で冬日からの完全脱却とはならないようです。