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2018年01月31日
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近年、太平洋プレートとフィリピン海プレートの動きが活発だ。
地震だけでなく火山の活動にも大きな影響がある。
7,300年前に九州の阿蘇山で起きたカルデラ噴火により、当時南九州から四国に生息していた縄文人は、ほとんど消滅したそうだ。(その後約1,000年間は無人の土地になった)

●インドネシア当局は,昨年11月27日にバリ島アグン山に対する噴火警戒レベルを最高の4(危険)に引き上げ,現在もレベル4を維持しており,引き続き火山の活動状況などに注意が必要です。
●1月4日,インドネシア当局は,アグン山の立入禁止区域について,これまで山頂から半径8km(一部10km)としていたものを半径6km圏内に縮小していますが,立入禁止区域には絶対に近づかないでください。
●デンパサール国際空港等の公共交通機関は平常どおりですが,今後,火山活動によって,公共交通機関に影響が及ぶ可能性がありますので,渡航の際は最新情報の入手に努めてください。

詳細は以下のリンク先をご確認ください。
(PC)==> http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2018C017.html
(携帯)==> http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mblatestspecificspotinfo_2018C017.html


出発前には海外安全ホームページをチェック!
http://www.anzen.mofa.go.jp/

カルデラ噴火、生き延びるすべはあるか?
(当サイトより一部抜粋)


カルデラ噴火に伴う巨大火砕流
カルデラ噴火には、数10立方kmの火山噴出物を放出するものから、1,000立方kmにも達するような噴出物を放出するものまで、その規模やレベルはさまざまです。

日本の火山の歴史を見ると、この12万年の間では、ほとんどのカルデラ噴火は東北・北海道や南九州に集中しています。しかし規模がやや小さなものや、もっと古い時代のものは関東や中部地方でも発生しています。九州のカルデラを代表する阿蘇山では、30万年前から9万年前までの間に、4回も巨大なカルデラ噴火が発生しています。特に、9万年前の噴火は阿蘇4噴火と呼ばれ、わが国のカルデラ噴火としては最大級のものです。放出したマグマは600立方km以上に達し、先に述べた鬼界カルデラ噴火の5倍以上です。江戸にまで火山灰を降らせた約300年前の富士山宝永噴火の1,000回分に当たるといえば、その例えようもないスケールが想像できるでしょう。

阿蘇4噴火では、火砕流が九州のほぼ全域を襲い、一部は海を越え、山口県にまで到達したこと(100km以上火砕流が走ったことになる)が分かっています(図3)。さらに、(図1)に示したように、噴き上げられた噴煙から堆積した火山灰は日本全土を覆い尽くし、その厚さは北海道東部でも10cm以上に達します。
もし、カルデラ噴火が起こったら・・・
わが国では、100立方km以上のマグマを放出するカルデラ噴火は、1万年に1回程度発生しています。数10立方km以上の噴火ならば12万年間に18回、つまり6千年に1回程度は「起こっている」ことになります。もちろん、これは平均発生頻度で、前のカルデラ噴火から2,000年のうちに起こったものもあれば、1万数千年以上の後に起こったものもあり、このような規模の噴火で、最後に起こったものが先の鬼界カルデラ噴火なのです。

ところが、これまで平均6,000年間隔で起こっていたカルデラ噴火が、最近7,300年間は発生していません。カルデラ噴火はもはや、いつ起こっても不思議がない現象なのです。その規模にもよりますが、一度、カルデラ噴火が起こると、その周囲100~200kmの範囲は火砕流で覆われます。火砕流の速度は時速100kmを超えるため、その地域は数時間以内に数100℃以上の高温の火砕流に襲われ、壊滅状態となるのは避けられません。もし、過去と同じようなカルデラ噴火が現代に発生すると、発生場所によっては、数10万~数100万人の犠牲者が発生するといわれます。

では、火砕流の到達範囲外ならば安心? というと、そうではありません。
南九州で、このような噴火が発生した場合、10cm以上の厚さに火山灰が降り積もる地域は関東以北にまで及び、この領域ではあらゆる農作物は枯死してしまいます。さらに火山灰が数10cm以上の厚さまで降り積もった地域では、灰の重みで建物の屋根が落ち、航空路を含むすべての交通網はまひ状態に陥り、物流も人の移動も困難になると予測されます。貯水池や水道浄化池では火山灰のために取水不可能となり、広域で断水状態が続き、また送電線の断線、電柱などのがいしに降り積もった火山灰によるショートで大停電が起こります。このように、断水や商用電源の断絶が起これば、原子力発電所の甚大な事故につながる可能性があることは、福島第一原発の事故を見れば明らかといわざるを得ません。

これまで述べたように、もし万一、南九州で阿蘇4のような超巨大なカルデラ噴火が発生すれば、日本中が壊滅状態になることは確かです。地震で文明が断絶した例はありませんが、火山噴火が文明断絶をもたらすことは、7,300年前の鬼界カルデラの噴火でも実証済みです。にもかかわらず、わが国ではカルデラ噴火の研究は一向に進んでいないどころか、カルデラ噴火の切迫度を確認する手法の開発すら行われていないのです。

これまでの100年間、わが国の火山活動は異常に静かな時期であったことは第4回で述べた通りです。カルデラ噴火は極端な例としても、今後は、規模の大きな噴火が起こることを想定しなければなりません。静かな時期しか知らないわれわれの火山噴火に対する危機感の薄さから、火山研究に対する資源投入は、地震研究に比べて圧倒的に少ないのが現状です。火山研究の進歩なくして、火山大国日本で生き抜く知恵は見出せないのではないでしょうか。







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最終更新日  2018年02月05日 15時34分57秒


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