大腸肛門専門外科医のひとりごと

大腸肛門専門外科医のひとりごと

2006.06.18
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テーマ: 医者の生活(8)

昨日は土曜日でした。
当たり前です。

うちの病院は毎週週休二日というわけではないのですが、今週は休みだったので、
ゆっくり休みつつ学会の準備をしておりました。

夕方からは食事に親戚といっしょに行くはずだったのですが・・・

玄関で靴はいてたら電話のベルが鳴ります。
かけてきたのは後輩。
患者さんの具合が悪くなったのかと思って電話に出たら、
なんでも私が前に担当だった患者さんが救急外来に来ているという。
十二指腸潰瘍穿孔の患者さんですが、すっかり落ち着いていたはずの人。

まあ、よくあるはなしデスね。

で、どんな感じ?と聞くと

また穿孔起こして腹膜炎らしい

ありゃ~、

わたし「えーと、おれいまからでかけるとこなんだけど・・・」

後輩「これからもう虫垂炎の手術があって、手が足りないんですよね・・・」

わたし「ふーん・・・・」

後輩「・・・・・」

わかりましたよ・・・もう・・・。

横にいた奥さまに

「すまん、いけなくなりました」とご報告。

「しょうがないね」

奥さま一人でいってもらうことにして、わたしは病院に向かうことに。

夕方5時半のお話。

CT見ると思った通り、穿孔性腹膜炎を起こしてまして手術しないとダメですねぇ。
しかも、潰瘍の治療薬を内服し続けていたにもかかわらずの結果ですので難治性。
前回の手術から2ヶ月しかたってない・・・

以上、考慮するとやっぱり胃を切らねばならなそうです。

その後手術になりまして、入室20時45分。
約3時間の手術で帰宅したのは夜中の2時半でした。
あ~、疲れた。

そんなわけで本日は昼まで寝てました。
22時からはクロアチア戦を見なくては。
それまでまた、学会準備だーっ!!






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Last updated  2006.06.18 20:23:03
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