大腸肛門専門外科医のひとりごと

大腸肛門専門外科医のひとりごと

2006.06.22
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テーマ: 癌(3526)

わたしの専門は大腸ですが、直腸癌の術後の患者さんで リンパ浮腫

多くは鼠径部(足の付け根)のリンパ節へ癌が転移してリンパ管が潰れたり、
放射線治療の影響などで起こす場合が多いです。
リンパ浮腫は発症するとなかなか治療が難しく、根気よく付き合って行かねばならない病気です。

そんなリンパ浮腫になってしまった患者さんがおりまして、しばらくぶりに外来に来たら
左足がぱんぱんに腫れて、蜂窩織炎を起こしておりました。
こうなるとなかなか大変です。
まずは炎症を抑えることからしないといけません。
アクリノール湿布と抗生剤の投与を開始。
患者さんにリンパ浮腫がどういう病気なのかを説明し、
維持療法がとても大事であることを延々と話しました。
(なかなか理解が得られない患者さんなのです・・・)

リンパ浮腫の治療に リンパ誘導マッサージ というのがあるのですが、
けっこうちゃんとしたやり方をしなければいけないのと、やるのに時間がかかるのが難点。
わたしの病院で外来でしてあげることはマンパワー的にも、
指導する人間がいないということからも実質的に不可能・・・
病棟の看護師で主任さんが唯一できそうな人なのですが、
なんとか説明だけでもしてもらえるように患者さんと調整。

どうしても専門的にリンパ浮腫外来をしている病院を紹介するようになってしまいます。

わたし自身も、勉強したといっても実際に指導できるほどの経験も実習も出来ていないので、
どこかで時間をつくって勉強しないといけません。

でも医者ひとりが頑張ってもこういう治療は難しいです。
協力してくれるスタッフがいないと続きません。
さっきも書いたようにとても時間がかかる治療です。

なるべく早いところで勉強しなおさないといけませんね。

そのうちこのテーマについてはまた書こうと思います。









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Last updated  2006.06.22 22:07:59
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