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八木哲郎

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2009/01/12
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カテゴリ: カテゴリ未分類
早いものでもう正月も10日を過ぎた。

水野は企業をグローバル圏企業とドメスティック圏企業に水野は分け、前者はグローバルな需要に対応して生産力を準備する。したがって国内需要のサイズだけの生産力よりはるかに多くを生産する。しかし、外国の市況が悪化して消費が減ると、とたんに生産過剰になり、今のような派遣切りを行って生産調整をする。
後者は国内の消費を相手に生産しているが、国内の需要はもうこれ以上増えず、次第に経済が縮小している。このことは実感として感じていたが、水野はデータ的にそれを実証してくれた。

今の派遣切りの問題については、派遣労働システムをやめること、同一労働同一賃金の原則を守り、正社員、非正社員の区別をなくしていくこと、ワークシェアリングして雇用全体を守ること、従来の給与体系に守られて高額給与をもらっている社員の給与カットは避けられない、これを非正社員に分け与えること、セフティネットを構築すること、などすべて検討する問題は出尽くしたと思う。

ドメスティック圏企業の活性化をどうしたらよいか。ドメスティック圏企業はセフティネット的役割も期待されているので、雇用を最大保証しなければならないと思う。この中でまた過剰競争したり、イノベーションしたりした結果、大量首切りという事態になることは避けねばならない。雇用を確保しながら、生産性を上げるという方策しか残されていない。

私は零細企業をずっとやってきたが、ワークシェリングと同時に業務シェアリングという発想を世の中に定着させたいと思う。私がやってきた零細企業は、努力してすこしマーケットが広がってきたなと思うと、すぐ既存の大企業、中企業が同じようなことをはじめてマーケットを横取りしてしまう。力の強い者にはやはり勝てない。しかし何年もすると彼らは所詮採算が取れないとわかって、やめてしまうが、しかしそのときには私が開拓したマーケットは回復しない。さんざんブランドがどうの、品質がどうのと悪宣伝のかぎりをつくされるからである。
身の丈のビジネスをさせてくれれば、生き延びることができる小企業や零細企業の分野はかなりあるが、彼らはなかなか伸びることができない。たまたま成功したところがあると、金科玉条のように褒めそやされるが、そういうのは稀であって、何万何千というマスに対してはかならず政策対応が必要である。この世の中は弱いものをつぶしていくことがあまりにもひどすぎると思っている。
日本の企業は同業者が多いために、狭い市場を食い合い、シェアの取り合いに明け暮れて、どうしても安売り競争で自分の首を絞め、伸びきれない。






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Last updated  2009/01/12 10:31:30 AM


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