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2009/01/10
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カテゴリ: カテゴリ未分類
米中好伴侶時代

しかし、こういう人が駐日大使に起用されることが日本にとってほんとうに有利になるとは限らない。アメリカにとっては使える人であろうが。

アメリカが中国を重視するか、日本に重きを置くかは、客観的に考えることで答えが出る。カーター政権時代の大統領補佐官であったズグニュウ・ブレジンスキイが冷戦後の世界戦略案を作っていて、今でもこれが定番になっている。それによると東アジアの錨は中国であり、日本は外されている。日本の軍事能力はアメリカの外交手段になっておらず、アメリカ軍の延長にすぎないという見方をされている。アメリカべったりの国というのは、アメリカの子分とみなされるから、外国からはその程度の評価しか受けない。ブレジンスキーは日本の役割はアジアに限定せず、どこでも役に立たせるプレイヤーとしている。
役に立つ同盟国というのは、時にアメリカの代わりになってアメリカと敵対する国とか国交のない国に対して、自身の影響力を行使して地域の安定や危機回避に貢献することができる国である。北朝鮮とかイラン、パキスタン、ロシアなどに対して中国の影響力は効く。

経済的には、自国よりも人口が多く、潜在成長力があって大マーケットになりえる国は付き合う価値がある。中国はアメリカの過剰な消費に自国商品を売り込めるし、アメリカは中国の低賃金労働を利用して輸入商品を安く入れて利益を上げることができる。さらに過剰農産物の輸出先、企業の投資先としては絶好である。
中国にとってアメリカは国土面積も同じぐらいであり、気候風土、荒地を持っていること、貧苦階級が多いことなど共通するものが多く、中国が将来政治体制を変えていく場合にはアメリカの州制度がモデルになる。

ひるがえって回顧すると日本は満州国を傀儡国家にし、中国の沿海部分、GDPの80%の部分を占領して、行政をしていたが、このために英米などの連合国が経済封鎖をして物資が入らなくなったので、日本本国のみならず占領地もものすごいインフレが高進した。英米に代わって日本が物資を供給すればよかったが、日本は供給能力はまったくなかった。
日満支経済ブロックといっても破壊のみで機能しなかった。

ここ10年の間に中国が立ち上がってきたのは、アメリカの過剰消費と投資力であった。つまりアメリカは力のある大男だったので中国という大男を持ち上げる力があった。
別に助けるつもりがなかったが、結果としてITバブル崩壊後のアメリカの膨大な財政出動と低金利がアメリカのインフレをもたらさずに奇跡と思われたのは、中国に対するケインズ的効果が働いて、中国を近代化離陸に引っ張り上げた。つまり付き合うなら力のある図体の大きい相手がいいというわけである。
中国では英語熱が猛烈に盛んになっている。外国留学先のトップはアメリカである。
国際的に孤立をふかめるアメリカにとって中国は好伴侶で、中国人は一般的にアメリカに対して好感情を持っている。東洋風の差異に寛大で大まかというのがアメリカの気質にも合っている。





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Last updated  2009/01/10 10:59:34 AM


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