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2006年07月10日
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カテゴリ: 雑感
 今日はちょっと話題を変えましょう。

 見出の「 プライオリティ・マネージメント 」とは、“ 優先順位を付けた処理 ”ということです。体は、常に多くの処理を同時に行っています。しかし、時として完全並行処理が難しくなる場合もあります。そうしたときに、この プライオリティ・マネージメント が発動されます。

 最も小さな単位である細胞の中でも、常時相当数の化学反応が同時進行しています。なにしろ 細胞の中に存在する酵素の数は3000以上 と言われます。つまりこれだけの化学反応が行われているということです。同時進行しているものがかなりたくさんあっても不思議ではないでしょう。

 とはいっても、エネルギーの総量や処理に必要な化学物質には限界がありますから、その割り振りは より重要なものに多くいく ことになります。

カルシウム でしょう。カルシウムというとすぐに骨や歯を思い出すのではないでしょうか。確かに、体全体のカルシウムの99%が骨や歯にあるわけですから。しかし、 プライオリティ・マネージメント という側面からだと、カルシウムはより重要な仕事をやっています。

 なぜカルシウム不足が問題なのかというと、それが 極めて重要な情報伝達物質 だからです。例えば細胞の 糖鎖 を介して細胞内に伝わった情報がさらに内部の小器官に伝達されるときなどにカルシウムが使われます。使われるカルシウムの数はそれほど多くはありませんが、しかし 決定的に重要な物質 であるということもこの例からわかると思います。

 細胞内に入っていくカルシウムは非常に少ないですが、ただしいつでも使えるように 血液中の濃度は常に一定に保たれる 必要があります。もしこの濃度が下がると、命に関わるので、体は他の重要性がより低い部分から調達してきます。その調達先が骨というわけです。 骨粗鬆症 というのは、体の持つ プライオリティ・マネージメント という機能が発動した結果だったわけです。

プライオリティ・マネージメント

ビタミン・ミネラル の多くは生体内の化学反応に関わっています。なかには酵素の部品となるものもあります。もしビタミン・ミネラルが不足すると、 酵素の働きが制約される ことになります。そして、ここでシビアなプライオリティ・マネージメントが発動されます。

 今、プライオリティ・マネージメントを自覚することは滅多にないと書きましたが、ちょっとしたパワー不足を感じたり、なんとなくだるいと感じたりする時、実はプライオリティ・マネージメントが発動されて、 必要十分な生体反応が行われていない のかも知れません。

栄養素はバランス良く 取る必要があります。バランスが崩れている場合、余分なものが使われずに捨てられてしまうのならまだいいですが、余分なものが体に負担を掛けるようなこともあります。 極端に偏った食生活が健康に良くない のは当然のことなのです。



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最終更新日  2006年07月10日 08時05分30秒
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