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岸本元気

親と子のメンタルヘルス研究所 所長

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カテゴリ: カテゴリ未分類
17うさぎさんからの質問が掲示板にありました。

その他の方からもメールで同様の質問がありましたので
こちらでお答えしてみました・・(げんき)

「切れる」ということ。

「切れる」という表現があります。
「切れる」とは、正確には「ぷつりと切れる」。堪忍袋の緒なのか
それとも感情なのか 頭の回線なのか、とにかくそれが切れてしまう。
そういう表現方法です。つまり「我慢の限界を超える」です。



順番から言えば「腹が立つ」⇒「我慢する」⇒「さらに腹が立つ」⇒
「我慢の限界」⇒「我慢の限界を超える」⇒「発散」です。

この流れは「当たり前」のことです。

でも重要なプロセスは 「腹が立つ」と「さらに腹が立つ」の間の
「我慢する」という部分と最後の「発散」です。

この2点の部分を修正してあげることが大切です。

(1)「腹が立つ」と「さらに腹が立つ」の間の「我慢する」

悪口や嫌な行為をされたら 誰しも腹が立ちます。でも切れる子と切れない
子は まずここで「次の行為」に分かれます。
それは、「自分の感情を相手に表現する」かどうかです。
嫌なことをされたとします。

ここでいう「我慢する」は、それを言うか言わないかではありません。
まず、「自分の感情を相手に表現」してから それを聞いた相手の反応
つまり「言葉や態度」を受け入れられるかどうか です。
自分の気持ちとは反対の行動をとられるかもわかりません。
それを『受け入れる』ことが ここでいう「我慢する」です。


そして、自分の思いを聞いた相手が 次に起こすどんな『言葉や態度』も
受け入れること、それが『我慢すること』です。

(2)「発散」方法

どんな人も 大人もこどもでも、最後に「発散」します。
こどもの場合、最後の発散が「泣く」や「暴れる」「蹴る」など様々です。

この最後の発散方法を見て 大人や周りの人は
相手が「切れた」のか どうかを判断しているのです。

「発散」方法は 3通りあり
全て、自分と相手との「力関係」に左右されます。

① 自分に対する発散
例えば 泣いたりや伏せたり など相手にではなくて自分に対して行う。
相手に対しては行えず「相手に対する恐怖」がある場合があります。

② 相手に対する発散
蹴るや叩く 物を相手に投げるなど 相手(対象)に対して行う。
「相手(対象)と自分の関係」は同等かもしくはこちらのが上

③自分と相手以外のものへの発散
相手や自分以外の 他の人や 壁とかその他の物に対して行う。
「相手(対象)と自分の関係」は 自分の方が下である場合が多く
そのため自分より下である他の人やモノに向かう。

ここで 大切なのは
物を投げたから切れたとか蹴ったから切れたという「その行為自体」で
「切れる」という行為を判断してはいけないということです。

いつも大人や力あるものから圧力をかけられていると
その人に対しては 常に上でいう①か③の発散方法をとります。
でも なんらかの拍子で 自分より弱い者にあたった時に ②に変わる
ことがあります。これが『切れて』人を刺すなどの場合です。


細かく説明していくとずいぶん長くなってしまいますが・・・


「切れないこどもにする方法」をまとめると

① 切れると怒るは違います。
② 堪忍袋の緒が切れる「我慢の限界」は当たり前の感情です。

をまず 大人が理解してあげることです。

そして こどもたちに対して
① 自分の感情、喜びはよく表現されますが 大切なのは「腹が立つ」
感情を表現させてあげることです。相手に自分の感情を伝えることが
大切です。そして相手の反応が 自分の思いと違う場合があることを
理解させてあげることです。

② 自分より「強いモノ」に対して切れることはありません。
「切れる」とすれば「自分より弱いもの」に対してです。

言ってみれば これは「自尊心の欠如」や「劣等感」の別の表現なのです。

常日頃から「相手(その子)」を認めてあげることが大切です。
そうすることで「相手」を認めるこころが養われます。


今日は、長い日記となりました(笑)    (げんき) 







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Last updated  Jan 13, 2004 10:54:16 PM
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