宇宙はてない社の原発えほん

宇宙はてない社の原発えほん

2012年12月24日
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≪その3≫ からの つづきです。




げんぱつなんか つくらなくても、

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もっともっと おひさまと なかよしになれば いいのよ。



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必要なのは、徹底的に省エネルギー化をはかること

石油はあと30年でなくなるとか、いろいろ言われていますが、本当にそうなら、子孫にとっては幸いかもしれません。石油づけの生活からぬけだすことを真剣に考え、放射性毒物や有害な化学物質の製造にもブレーキがかけられるようになるでしょうから。けれども、幸か不孝か、新しい油田の発見により可採年数はふえ、石油消費はふえるばかりです。

ですから、この点でも、今すぐ、 げんぱつ をつくらなければエネルギーの供給が止まってしまう、と心配する必要など全くないのです。逆に、このまま石油を使いつづけて、廃熱と廃物で身動きできなくなってしまうことの方が、はるかに心配です。そうならないために、私たちがひとりひとりでやっていけることをやっていく他ありません。子孫が、やがては枯渇する化石燃料にたよった生活から、いつかぬけ出せるよう、足がかりとなるものを少しでも多く残していきたいものです。

食べものを自給できれば、すべてが変ります。

食べるものは、自分たちでつくる――これはごく当り前のことではなかったでしょうか? せまいと言われる日本でも、1人当り500平方m(約150坪)の農地と、2000平方m(約600坪)の森林が使えることになります。自給するためには、昔の一家族で、3反(約900坪)の土地があればよいといいます。ニワトリやブタ、牛やヤギなどを飼えば、貴重な有機肥料と動物性タンパクが充分、得られます。家畜のフンや野菜くずを醗酵させてできるメタンガスは、家庭での燃料に使えます。

また、食べものを地域ごとに自給できれば、大量生産、大量運輸の必要がなくなりますから、現在、運輸部門の占める約20%のエネルギー消費を、まず減らすことができます。工業についても大企業である必要は全くありません。日本で、外国からの導入技術を使おうとすれば、どうしても原材料も輸入することになります。

和紙、うるし、べっこう、はた織り、鍛冶屋、船づくりなど、日本に昔からあったすぐれた技術は、すべて国産の資源を利用したものです。日本は雨量も多く、生物資源にも恵まれています。エネルギー供給についても、薪や水力、太陽熱などの利用によって、かなりのレベルを維持できるとも言われています。浪費をなくし、現在の4分の1のエネルギー消費ですんでいた1960年のレベルにまでもどることを目標にし、それが無理なら、少なくとも今異常にエネルギー消費をふやさないことです。

また、自給のためには、全国に平均して住むことになりますから、日当たり、風とおしのよい居住環境が可能になります。屋根より高い木があれば、夏のクーラーはなくてもすみますし、冬、日没後の暖房に石油を使ったとしても、その量はわずかです。他にもあげればきりがありません。要するに、 げんぱつ などエネルギーを大量に浪費するものの建設はやめて、徹底的に省エネルギー化をはかること――これこそが、今、さし迫って重要な問題だと言えそうです。


制作に当って、

プルトニウム研究会の 高木仁三郎氏

理化学研究所の 槌田 敦 氏

大阪大学の 久米三四郎 氏

反広告会議の 西尾 漠 氏 他

多くの方々にご協力をいただきました。







裏表紙です。


裏表紙400.gif


伊方の人たちの願い

伊方原発訴訟を支援する会   久米三四郎 氏


 伊方の人たちは、急な山はだで ミカンを作る苦しい労働や、都会への出稼ぎで 生活を支えつつ、自分たちの庭先に、お金の音を立てて乗りこんできた 危険な原発を追い出そうと、もう10年近くも努力してきました。そして、公正な裁判所なら、危険なものを危険なものとして認めてくれると信じ、4年以上も、60kmも離れた 松山の裁判所に通いつめ、訴え続けてきたのです。

 しかし、柏木裁判長は、電気のためには辛抱せよと、無情にも 住民の訴えを退けてしまったのです。それでも、年老いた伊方の人たちは、『どんなにつらくとも死ぬるまでやる』 と、静かな決意を固めています。住みなれた郷土や 孫子のためだけでなく、過疎地に 危険なものを押しつけることに、心ならずも、協力している都会の人たちの将来のためにも、と信じつつ。

 これまで私たちは、安さと便利さということに 身も心も奪われてきました。そして、いつのまにか、お互いのことを 親身に考えることを忘れさせられ、つぎつぎ 現われる便利な道具と、手に余る社会の仕組みの中で、馬車馬のように駆り立てられていることに 気づきはじめています。

 伊方の人たちは、恐ろしい原発や、大量の 【死の灰】 と プルトニウムの危険を前にして、田舎でも、都会でも、もっと人間らしい生活はないのだろうか、と考える人たちが 増え続け、それが、一つの新しい流れを 作り出していくことを強く願っています。


16 裏表紙 紫つゆくさ200.gif

げんぱつ 周辺の風下で、ムラサキツユクサの花の雄しべの毛の細胞が、ブルーからピンクに変わるという突然変異をおこしています。農薬や殺虫剤、排気ガスなどとの関連も見られず、原因は げんぱつ からもれる微量放射線以外に考えられないということです。

 ムラサキツユクサも、人間も、同じ程度の放射線量で、遺伝子が破壊されます。その影響がみられるのは、ムラサキツユクサで10~16日後、人間だと少なくても数十年。 げんぱつ 推進側は、今、必死になって、この実験を否定しようとしています。ムラサキツユクサが、時には花びらまでピンクに染めて訴えている げんぱつ の危険性に、ひとりでも多くの方が耳を傾けて下さるよう願ってやみません。





裏表紙の奥付です。

奥付.gif


【第4刷のときの追記】


このえほんをつくって、ちょうど10年が過ぎようとしています。1979年3月には、アメリカのスリーマイル島原発で、1986年4月には、ソ連のチェルノブイリ原発で大事故がありました。日本でも、大惨事になりかねない事故がひんぱんにおこっています。

 原発がなくても電気は十分に足りるのに、政府は、まだまだつくる計画です。次は、日本で大事故がおこるのではないかと心配されていますが、そうならないように反対の声を強め、すべての原発をとめていきましょう。





10年間で増えた原発.gif



16 裏表紙 牛、馬、ブタ500.gif






げんぱつなんか いらないぞ!

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最終更新日  2012年12月25日 08時42分02秒
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