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2005.06.06
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カテゴリ: ボブ・ディラン

千本浜 2005年5月21日

マクリーシュはディランに、ヴィヨンは読んだことがあるかと尋ねます。
それは読んだことがあると答えると、ディランの作品にはわずかだがヴィヨンの影響が感じられるというのです。

ほんまかいな。
これは私にはまったくわかりません。

 → ヴィヨンの妻とグーテンベルグ計画

 → Ballade que Villon feit a` la Requeste de Sa Me're

 → Ballade des Femmes de Paris

そしてマクリーシュは、無韻詩(blank verse: 通例は弱強五歩格)、押韻詩(rhyme verse)、エレゲイア体(elegiacs)、バラッド(ballads)、リメリック(limerics: 五行戯詩)、ソネット(sonnet: 通例10音節弱強格14行の詩)について語ります。

エレゲイア体とは、エレジー(elegy: 哀歌、挽歌)のような調子の詩だそうです。
文脈からいくと「バラッド」は本当は「バラード(ballade)」のことではないかと思うのですが、綴りはバラッド(ballad)の方になっています。
もしかして原著の誤植を見つけたかも?

リーダーズ英和の説明ではこうなっています。



ballad
n 民謡, 踊り歌, バラッド; バラッド《民間伝説・民話などの物語詩, また それにふしをつけた歌謡で短いスタンザからなりリフレーンが多い》; バラッド形式の物語詩; 《どのスタンザも同じメロディーの》素朴な歌謡, 《特に》ゆるやかなテンポの感傷的[抒情的]な流行歌


ballade
n 【韻】 バラード《8行句3節と4行のenvoyからなるフランス詩体; 各節とenvoyはみな同一リフレーンで終わる》; 【楽】 譚詩(たんし)曲, バラード.



古典的な詩形について語っているので、バラードの方が自然でしょう。

劇に付ける曲の話をしに行ったはずなのに、ディランは詩の講義を受けているようです。
マクリーシュは学校の先生みたいですね。
ディランにいろいろ教えたくなってしまったのでしょう。

www.iraqbodycount.org
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Last updated  2005.06.06 16:50:07
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Re:ヴィヨンの妻 CHRONICLES #151(06/06)  
夏見還  さん
こんばんエレジー♪

読者も講義を受けてるみたいですね。
リメリックっておいしいのかしら?

そういえば、近くにあったギャル服ショップ「sonnet」が軒並み閉店しました。
名前を変えて出直しするようです。
この名前、ギャルにはウケなかったのかしら。 (2005.06.06 20:48:47)

Re[1]:ヴィヨンの妻 CHRONICLES #151(06/06)  
夏見還さん、こんばんりめりっく♪

>読者も講義を受けてるみたいですね。
>リメリックっておいしいのかしら?

たいていのものは焼いてお醤油をかけると、おいしくいただけると思います。

>そういえば、近くにあったギャル服ショップ「sonnet」が軒並み閉店しました。
>名前を変えて出直しするようです。
>この名前、ギャルにはウケなかったのかしら。

ほぉ、チェーン店なんですか。
今、あまり訴求力はないでしょうね。
SonyのプロバイダーはSo-netです。
(2005.06.06 23:24:32)

Re:ヴィヨンの妻 CHRONICLES #151(06/06)  
ballade と ballad の混同は、十分にありそうですね。

何かの本でバラッドを「長歌」と書いていた気がしますが、「長唄」と混同したり......しませんよね。あはは。
でも、印刷工は普通のアメリカ人だったでしょうから、-e 付きの ballade は単に ballad のフランス語と解して、勝手に校正してしまったのでしょうかね。
(2005.06.07 11:07:36)

Re:ヴィヨンの妻 CHRONICLES #151(06/06)  
chappi-chappi  さん
こんにちびよ~ん♪

今日のお話はむずかしいですね。素朴な民謡というとちょっとイメージがうかびます。
エレジーといえばやっぱ「湯の町エレジー」よね。もうぐすえれえじぃになりそうな人もいます。

(2005.06.07 11:59:56)

Re[1]:ヴィヨンの妻 CHRONICLES #151(06/06)  
穴沢ジョージさん、こんにちは♪

>でも、印刷工は普通のアメリカ人だったでしょうから、-e 付きの ballade は単に ballad のフランス語と解して、勝手に校正してしまったのでしょうかね。

ディラン御大が間違えて書いた可能性が高いように思います。
菅野ヘッケルさんだったら原著者に問い合わせて確認できるでしょう。
翻訳で註が付いていると嬉しいです。
(2005.06.07 13:24:31)

Re[1]:ヴィヨンの妻 CHRONICLES #151(06/06)  
chappi-chappiさん、こんにちびろ~ん♪

>今日のお話はむずかしいですね。素朴な民謡というとちょっとイメージがうかびます。

マクリーシュさんが出てきてから、ページが進みませんわ。
学校の授業みたいなんで、調べ物ができてしまうのです。
これはこれで楽しいです。

>エレジーといえばやっぱ「湯の町エレジー」よね。もうぐすえれえじぃになりそうな人もいます。

 ♪ 伊豆の山々~

近くに見えます。

(2005.06.07 13:26:02)

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