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2005.08.23
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カテゴリ: 書籍と雑誌



試しに谷川雁さんの本を注文してみた。

汝、尾をふらざるか―詩人とは何か
『汝、尾をふらざるか―詩人とは何か』
 思潮社 詩の森文庫 (002)
 谷川雁著
 新書版 本文221p
 定価 980円+悪税

70年代に潮出版社から復刊された雁さんの著作を買い揃えたり、80年代以降の新刊もだいたい買っていたので、おおむね読んだはずの評論なのだ。
ところが、ちょっと読んでみると実に新鮮。
まったく覚えていないんだなあと愕然としてしまいました。

文化大革命以前の「毛沢東」という言葉がいったいどれだけの輝きを放っていたのか、今ではまったくわからなくなってしまいました。

一緒に買ったのが松本健一さんの『谷川雁 革命伝説』。

谷川雁 革命伝説
『谷川雁 革命伝説―一度きりの夢』
 河出書房新社刊
 松本健一著
 四六版上製 本文221p
 定価 1800円+悪税

井上光晴さんが亡くなった際に谷川雁さんが読んだ弔辞から始まっている。

そうだ、『全身小説家』(1994年原一男監督)を見た時に不思議に思ったことはそういうことだったんだ。
映画では、井上光晴さんの文学的テーマ「天皇制の否定」は、カットされていた。
井上光晴さんは確かに「嘘つきミッチャン」であったが、なんだか女装して踊るのが好きなセンセイといったような印象ばかり残っている。
残しておいてほしかった部分だと思う。

雁さんがぽんと放り出す象徴的な比喩は、非常にわかりにくい。
元々韜晦であったものが、四十年の年月を経て、さらに実感しにくくなっている。
60年当時の生活を説明できる人さえ、もう減りつつある。
「解説」が必要なんだろうなと思う。

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Last updated  2005.08.23 00:40:00
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