そうそう、ディランは1959年の夏に家を出て、ミネソタ大学の友愛会館に転がり込みました。 そしてミネアポリスにある「10時の学者(the Ten O'Clock Scholar)」という名のコーヒーショップで、仲間を見つけます。 それがジョン・コーナー(John Koerner )。
We hit it off right away. We already knew a few of the same songs like "Wabash Cannonball" and "Waiting for a Train." Koerner had just gotten out of the Marine Corps, was an aeronautical engineering student.
"hit it off"というのは、「仲よくやる」ぐらいの意味ですね。 お互いにギターを持っていて、ああ、あの曲知ってるってな感じで話がちょっと盛り上がったのでしょう。
「ウォバシュ・キャノンボール」はトラディショナルで、カーター・ファミリーが仕上げた曲のようです。 「ウェイティング・フォー・ア・トレイン」はジミー・ロジャースの曲です。 ディランとコーナーが出会って話をした数年後の1973年に、ディランの兄弟子とも言うべきランブリン・ジャック・エリオットが"All Around The Water Tank"というタイトルでレコーディングしているそうです。