PR
カテゴリ
コメント新着
F1は第1にドライバーズチャンピオンシップであると言うことと、第2にコンストラクターチャンピオンシップも争われる競技会である。
だが、タイヤサプライヤーチャンピオンシップという肩書きは無いことをしっかりと心に留めていただきたい。
自動車レースにとってタイヤの特殊性、重要性を考えれば、本来、タイヤサプライヤーチャンピオンシップと言う肩書きで年間チャンピオンを争ってもおかしく無いほど、勝敗に密接な関係を持っている。
全てのコンストラクターが独自に車の部品としてタイヤを捉えた場合、現在のブリヂストンとミシュランの戦いのような熾烈な競争が繰り広げられることになる。
なぜ、タイヤが特殊で高い重要性を握っているかと言えば、現在の自動車レースと言うのは、路面の上をタイヤのグリップ力に頼ってコースを周回する速さを競うことで成立しているからであり、路面に接触しているのはタイヤだけで、タイヤの限界以上に速く走ることは出来ないのがレーシングカーという物であるし、その能力がラップタイムに与える影響が大きすぎることが最大の理由である。
ここ数年のレースの安全性への取り組みでFIAがレース速度を下げてドライバーの安全性を確保しようとした努力をことごとく意味無き物にしたのはタイヤの開発競争の結果がその大部分でないと言う人がいるならここに出てきて欲しい。
スパークプラグ、ガソリン、エンジンオイル、クーラント、ミッションオイル、それらは自由に競争させたとしても、ラップタイムに与える影響は微々たる物で差がでにくいのです。エンジンはキャパシティーと気筒数、Vアングル、気筒ピッチを決めたため、本当に素晴らしい戦いとなりましたが、タイヤは差が出やすく、不平等の温床となっている現状があるではないですか。
ただ、ここ数年のブリヂストンとミシュランの戦いのように、拮抗したものであればそれはそれなりに興味深く、面白いことも認めるし、タイヤの進歩がレースカーのラップタイムを縮めていて、絶対的速さを向上させていることも事実ではある。
だが良く考えてみようではないか、では過給エンジンやロータリーエンジン、インディーにおけるガスタービンエンジンといったより新しい技術によって絶対的速度を上げることをやめしてしまう理由は何であったのか?技術の進歩ということにストップをかけているルールはF1だけでなく、あらゆるレースに存在するはずだ。
タイヤが進歩を止めてしまうことはそれらと同様に別に驚くべきことでもなんでもないことだ。特にレース用のタイヤの技術が、生産車のタイヤにもたらされるフィードバックの量を考えた時、去年までのルールをさらに推し進め、5レースは同じタイヤで戦うと言ったルールにしたほうがずっと利益は大きく、耐久性があって、なおグリップの良いタイヤが出現する可能性があるし、レーシングチームにどれだけ費用の点で貢献するだろうか?
タイヤがモノポリーになると言うことはそういうことなのだよ。タイヤの優劣を競うルールを作れば今年やそれより以前のF1のようにすぐに技術は向上し、ベトベトでも400km走れるタイヤにたどり着くだろう。だからそこで進歩を錦の御旗で擁護するより、不公平なタイヤでコンストラクターに有利不利を作らないほうが賢明なのです。
タイヤが少々滑る状態でもね、空気中の酸素濃度を変えられないように、そこは変えられない物として、公平さを演出したほうが様々な観点からみて競技として正しい方向性だとする意見に反対があるなら聞いてみたいものです。
現在のF1は第1にドライバーズチャンピオンシップであること。そして第2にコンストラクターチャンピオンシップであることで成る競技会であり、その中も一定のルールで拘束していることが前提であり、それ以外は出来得る限り公平でなくてはならず、タイヤは勝敗への影響度が非常に強いためモノポリーにすることが望ましいのです。
F1がルールの上で戦うものであり、技術の際限ない発展のための催しではないと言うことが前提にあるのだと言うことを承知していただいた上で、どうしても賛成できないと言う方の、理論的な見解をお待ちいたします。
ただ、私はF1と言うことではなく、ごく限られた少ない規則の中で、あらゆる最先端技術を利用できるルールで最高の技術力を競うレースがあってほしいと強く強く願う人間では有ります。