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2006.12.29
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カテゴリ: 車・バイク
私が現在の機械設計の道に入ったのは、必然であったような気がしているが、直接の原因になったのはやはり、20代の後半にFJ1600がスタートするとき、そのフォーミュラマシンを設計して製作しようとしたことだろう。

当時、私たちと仲間はアルミモノコックシャーシで設計製作を進めたが、結局レギュレーションは鋼管スペースフレームに限るということに変わってしまい、我々は、すでに始めてしまった事もあってモノコックシャーシでの参加の猶予期間を与えられましたが、私の力も資金力も足りず、ついに実際にレースに参加することなく挫折したのです。

照明器具の大手会社の下請けの工場で働いていた時、上司と上手くやれずに、すっかり体を壊して、退職し、知人のタイヤ専業店で働いていたのですが、そのFJ1600への挑戦が私を設計業へと導き、その後、機械設計の会社に就職し6年後に独立し、現在まで産業機械設計製作業をSOH形態で営んでいるのです。

成就させられなかった苦い思い出は「いつかはリベンジしたい」という思いを強くさせていましたし、エンジニアとして一台の車を設計することの喜びを知っているだけに、私がこうして現役のエンジニアとして機能しているうちに、もう一度車を設計し、走らせてみたいと考えるようになっていました。
ただ、今回はロードゴーイングスポーツカーを作って、車検を通して公道を走りたいと思い出したのです・・・・。

幸い、今では3次元CADと応力解析ソフトという優れたツールもあるので、3Dで設計し、解析ソフトを使って部品やフレームの強度を設計時に即座に知ることが出来るので、複雑な形状の部品も強度を満足する最小限の重量で最適化した設計が可能になっています。

そうして確実で安全性を確保したフレーム設計を行い、市販されているエンジンやミッション、ブレーキシステムや保安部品を流用するので、主としてシャーシとサスペンションを設計することで大方の形は出来てきますから、1年~2年ほどの設計期間があれば、仕事をする傍らでも何とかできると考えているわけです。

そうしたことを決意し、始めようと思ったのは、今年の私の誕生日に、自分の年齢を思ったとき、そろそろやらないとやる時間がなくなってしまうという脅迫観念に襲われてのことだったのです。
団塊の世代に生まれた私が、還暦するまでにはやり遂げねば・・・と思ったと言う訳です。



しかし、やってやれないはずもなく、人生の残りの時間を使って、自分が本当に乗りたい、自分の好みの車を自ら作ってそれに乗って町や山を走る事に情熱を禁じえないのです。

これを読んだ人が本当にそんなことが出来るのかと、いぶかしく思うだろう事はよく解るのですが、「成せば成る」と思って執念を燃やして出来ないことなど有るのだろうか?と思えば、きっと出来るさ!と思えてくるのです。

要は強い信念で取り組むことだと思っています。

考え方ですが、自分の晩年に情熱を燃やせる夢がこうしてあると言うことが私には嬉しくて堪らないのです。

実際にこうした発想のオリジナルデザインの車を最も簡単に作るには、改造を極限まで行って、原型をとどめないようなデザインのボディーをかぶせることで達成することが可能ですし、そのほうが公道を走るには手っ取り早いのです。

例えば、私はスポーツカーを作りたいと思っているので、TOYOTA MR-2の中古車を買ってきて、エンジン・ミッションとサスペンション、フロアパネル、燃料タンクなどの殆どを流用し、ボディーカウルとその周辺部だけをFRPで製作することは、実際に試みられて来たし、最も可能性が高い手法だと思える訳です。

しかし、私がやりたいのは自分の思想で車を設計し作ることであり、改造で見た目の違う車を得ることとは根本的に目的が違うのです。

ですから、私が作りたい車と言うのは私が市販車にない特徴を求めていて、購入では得られない特異な性能と外観を、しかもこの手で作り出すことに意義を感じている訳なので、本来エンジンも作りたい程なのですが、さすがにそれは、道をさらにはるかに遠くしてしまうことなので、避けているようなわけです。

もちろんそれでも挫折する可能性も高いし、困難が伴います。
「できやしないさ」と多くの方が思うことでしょう・・・。

私本人は失敗するかもしれないと言う覚悟があっての決意ですから、成否は自分の意思がどれだけ強いかと言うことに集約されるでしょう。



5年で出来なければ失敗と言って良いでしょうから、そのときは大いにお笑いください・・・・いえ・・・・たった今大笑いするのももちろん有りです!

つづく








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最終更新日  2006.12.30 19:31:20
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