★銀次郎の合格ブログ

2022年09月21日
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令和4年度 社労士試験
最後の難関は選択式
全8科目の基準点クリア


社会保険労務士国家資格試験の合格を勝ち取るには、全17
のハードルをすべてクリアする必要があります。


【1】選択式試験の総得点基準
【2】択一式試験の総得点基準
【3】選択式試験の科目別基準点
【4】択一式試験の科目別基準点


【1】昨年の選択式総得点基準である「24点」をクリアし
たのは約41%で、全受験者の4割以上がこのラインを突
破したことになります。第一関門でつまずくわけにはい
きません。勝負はもっと先ですからね。


【2】択一式の総得点基準は偏差値に換算すると63程度で
すので、ある程度の実力がないとクリアするのは難しい。
昨年の総得点基準は70点満点で45点でした。



上記2つの総得点基準を突破することが、合格への第一関門。
昨年の総得点基準は、選択式24点、択一式45点。昨年の全受験
者37,306人のうち、この2つの基準点を見事クリアしたものは、
約4,900人。


しかし、「最終」合格者となるためには、今度は選択及び択一
の全15科目の基準点をすべてクリアしなければなりません。

たとえ全受験者のうち「1位」で折り返してきても、科目別基
準点をひとつでもクリアできなければ、サドンデスとなりま
す。他の科目がすべて満点であっても、総合で上位1%内に入
っても不合格です。


昨年の合格者は2,831人ですので、選択式及び択一式の総得点
基準点を満たしておきながら、科目別基準点をクリアできなか
った者は約2,000人以上という計算になります。社労士試験を
突破するのがいかに困難か、如実に表れています。



昨年の選択「労一」は1点、選択「国年」は2点まで例外補正
・追加補正されましたが、それでも「第一関門」をクリアしな
がら、選択式の基準点をクリアできなかったことになります。


さて、選択式の科目補正については2つ前のエントリーでもふ
れましたが、過去15年間で選択式科目の補正がなかったのは
平成19年のみで、その原因もはっきりしています。全受験者
の平均点があまりにも高く、原則基準だけで合格率は過去30
年で最も高い10.6%にまで達したのですから、補正などする
必要性はなかったのです。



では、今年はどうか。たしかに主要予備校の選択式平均点は
高めですが、H19ほどではない。昨年は原則補正なし、例外
補正2科目で、合格率を7.9%まで上げました。この意図すべ
きポイントはどこにあるのか。

昨年、「例外補正」を解禁してまで合格率を上げた厚労省で
すが、その理由は 「総合的な判断」 だそうです。


これをどうとらえるか。もちろんマニュアルどおりの回答です
が、原則ガチガチの判定から、「総合的」な見地で判定基準を
見直しているのかもしれません。


やはり毎年のことですが、択一式の高得点者でも選択式科目
のいずれかで「キズ」をもっているものです。その「キズ」を
「救済」という形で「修復」するのかどうか。「キズ」を放置
すれば、試験水準がいびつになるかもしれません。そうなれば
黙って受け入れる受験生ばかりではない。声を上げる受験生が
でるかもしれません。あの「厚労省」相手にね。




令和4年度 社労士試験
運命の合格発表
まであと 14日





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最終更新日  2022年09月21日 08時55分23秒


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