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September 20, 2010
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カテゴリ: 映画
第82回アカデミー賞最多6部門受賞(作品賞・監督賞・脚本賞・編集賞・音響編集賞・録音賞)の

を観ました。



「女性監督としては初のオスカー」とか「元夫婦対決でアバターを抑えての受賞」とか、いろいろ騒がれていましたが、映画そのものは女性監督だからどうこうといった内容ではなかったし、戦争をテーマにしていながらもアバターとは全く違う世界観・ストーリーで、比べるものではないな。と感じました。
アカデミー賞選考委員は世界中の人にこの映画を観てほしい、観るべき映画である、として賞を決めたのでは。
歴史に残る映画だと思う。

監督は『ハートブルー』『K-19』のキャスリン・ビグロー



【あらすじ】

2004年、イラク・バグダッド郊外。アメリカ軍の危険物処理班は、仕掛けられた爆弾の解体、爆破の作業を進めていた。だが、準備が完了し、彼らが退避しようとしたそのとき、突如爆弾が爆発した。罠にかかり殉職した隊員に代わり、また新たな“命知らず”が送り込まれてきた。地獄の炎天下、処理班と姿なき爆弾魔との壮絶な死闘が始まる――。




【感想】





ねたばれあり。





最初に、
「戦争の高揚感は、ときに激しい中毒になる」
という文章が出て来るのですが、戦争から帰還した軍人ジェームズが平和な生活に満足を見出せず、再び戦場に赴くさまはまさに「戦争はドラッグ」という言葉そのもの。

言葉も通じない、誰が敵(テロリスト)なのかもわからない、そんな緊迫した状況の中で爆発物処理を行う日々。
無数の市民の目に見つめられながらの作業。
死を覚悟し、チームの指示を無視したスタンドプレーに走りがちなジェームズだが、一方で、現地の少年と心を通わせたり、砂漠で仲間を気遣うなど、決して彼の感情が麻痺しているものではないことがわかる。

祖国に生まれたばかりの息子と美しい妻を残して、再び血と砂埃の舞う灼熱の戦場に向かう彼の後ろ姿が生き生きとして見えるところに問題の根深さを感じます。
「大人になると本当に大事なものはひとつかふたつしか残らないんだ。
パパにはひとつしかない」

帰国後、無数の食料品が並ぶスーパーマーケットで買い物する場面がなんだか印象的でした。
味気なく、平坦な現実を否応無しに突きつけられたようで。
砂漠での銃撃戦のさなか仲間にジュースパックを手渡すシーンとつい対比させて考えてしまう。

欲を言えば、米国のイラク駐屯を正義とするなら自爆テロの少年を作り出した社会もまたもうひとつの正義だということも、映像の中で表現してほしかった。

戦争中毒者の物語。





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Last updated  September 21, 2010 06:06:13 AM
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