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January 9, 2011
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カテゴリ: 映画
映画 『プレシャス』(2009年/アメリカ)
を観ました。

☆アカデミー賞2部門受賞:助演女優賞、脚色賞
☆ゴールデングローブ賞3部門受賞
☆インディンペンデント・スピリット賞受賞





あらすじ:
舞台は1987年ハーレム。
クレアリース・プレシャス・ジョーンズは、16歳にして2人目の子供を身ごもっている。
子供の父親は自分の父。

悲惨で不遇な家庭環境のなか、フリースクールに通い始めたことをきっかけに、「学ぶ喜び」「人を愛し愛される喜び」を知ってゆく。





感想:
父からは幼い頃から性的虐待を受け続け、母からは、自分の男を盗る娘だからと憎まれて育つプレシャス。
母は生活保護を受けており、プレシャスとの同居は保護費受給のための手段なのだ。
プレシャスは父親からのレイプで2人目を妊娠。妊婦であることが発覚し学校は退学になるのだが、校長の計らいでフリースクールに通うことになる。
このフリースクールの若く美しいレイン先生がプレシャスに生きる希望を与えるきっかけとなる。

でも、幼い頃から受けた心の傷は、そう簡単には忘れられないわけです。
母と離れた環境で暮らしていても彼女の インナーマザー は黙っていない。
(※ インナーマザー とは、子の心の中で、いつまでも苛酷な批判者として存在する内なる母)


そんな時、プレシャスは楽しい空想の世界に逃げ込む。
ハリウッド女優になってレッドカーペットを歩いていたり、ステージで素敵な男性とパフォーマンスを披露したり。
現実のプレシャスは肥満体の黒人女性、読み書きのできない16歳妊婦ですが、鏡の中の彼女は金髪の白人美女・・・

アメリみたい。と最初私は思いました。
悲しいアメリ。


ノーメイクで出ていたので本当にわからなかった。
このソーシャルワーカーとプレシャス、プレシャスの母とのやりとりも重要な場面です。
プレシャスの母は、本当にダメな親の見本みたいな感じ(演技がすごい!)でしたけど、世界中どこでもこういう親はいると思う。
だからこそ、プレシャスは学問を身につけるべきだし、いろいろな経験を積んで世の中のことを知るべき。
母親を反面教師に、自分の選んだ人生を迷わず生きてほしい、と願わずにはいられません。





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Last updated  January 9, 2011 02:59:46 AM
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